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勇者「わらしべ勇者の冒険」安価 【後編】

419 以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/24(火) 21:39:17 ID:zTg1rGBE
~勇者の故郷~
大臣「王様! 勇者の国家間協定の新たな明細書が届きました!」

王様「そうか。見せてみよ」


―――明細報告―――
・旅人の街
高級ラブホテル宿泊
高級ラブホテル飲食代
計○○G

・港町
ラブホテル宿泊
ラブホテル飲食代

豪華客船7泊8日の旅
特別割引60%
計○○G

・大陸の港町
リゾートホテル宿泊
リゾートホテル飲食代
計○○G
――――――


420
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/24(火) 22:03:29 ID:zTg1rGBE
王様「何だ、これはあっ! ふざけておるのか!!」

大臣「王様の温情があったことも知らず、欲望のままに豪遊を続けておりますね」

王様「わらしべの貧民め! さすがに、もう許せんぞ!」

大臣「しかし王様。一応は、魔王城に向かっているようです」

王様「……、確かに向かっているようだな」

大臣「はい。豪華客船のクルーズ中に事故があり、それを解決したとの報告もあります」

王様「たまには、勇者らしいこともしておるのか。しかし、貧民に特権を持たせると、ろくな使い方をせんな」

>>422
1、豪遊した分だけ勇者の権利剥奪
2、温情を示す


422
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/24(火) 22:47:09 ID:Kmt65Xr2


423
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/24(火) 23:17:19 ID:zTg1rGBE
王様「よし決めた。勇者の権利を剥奪するぞ!」

大臣「そうですね。魔王の領地では、勇者の肩書きがないほうが動きやすいでしょう」

王様「ああ、そうだ。わらしべの貧民と国外追放した女のために、我が国が費用負担をする必要はない」

大臣「ですが、王様。もし魔王を倒せた場合、勇者の所属が問題となります」

王様「むむ、そうだな。仕方がない、魔王城に向かっておるなら目をつむってやろう」


424
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/25(水) 00:02:43 ID:mp4RPR/s
大臣「では、今回も勇者特約を継続します」

王様「うむ。そうしてくれ」

大臣「ところで、王様。神官がメイスの件で話があったとか……」

王様「ああ。魔王の配下が、呪いのメイスを手鏡と交換した理由について話をしていた」

大臣「それで、神官は何と……」

王様「まだ仮説の域を出ないが、魔王は世界を呪いで繋ごうとしているようだ」

大臣「世界を呪いで繋ぐ?」

王様「信じられんが、この世界そのものを巨大な呪具とするつもりなのかもしれんな」


425
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/25(水) 19:14:10 ID:mp4RPR/s
~フィールド~
勇者「そろそろ、魔王の領地だな」

幼馴染「うん、いよいよ……だね」

勇者「ああ、まずは魔王の情報を仕入れよう」

幼馴染「それなんだけど、本当にこれで良いの?」

勇者「何が?」

幼馴染「だって、魔王が支配する街に行くんでしょ」

幼馴染「あのときは納得したけど、やっぱり考え直した方が良いんじゃないかと思って」


426
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/25(水) 19:35:15 ID:mp4RPR/s
勇者「考え直すって、どうして?」

幼馴染「魔王が支配しているってことは、その街には魔物が住んでいるはずでしょ」

幼馴染「勇者一行の私たちが、どうやって魔物から情報を集めるの?」

勇者「……!」

勇者(誰だよ、魔王の支配している街で情報を仕入れようなんて言った奴は!)

勇者(……って、俺か)


427
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/25(水) 19:51:15 ID:mp4RPR/s
幼馴染「もしかして、何も考えてなかったとか?」

勇者「いや、一応作戦はある。だけどその作戦は、幼馴染にも頑張ってもらう必要があるんだ」

幼馴染「私、勇者と一緒なら、どんなことでも頑張るから!」

勇者「そう言ってくれると、心強いよ。幼馴染、一緒に頑張ろうな」


勇者「!! 隠れろっ!」ズサッ

幼馴染「――うきゃんっ…」ガサッ

勇者「大丈夫か……。何かいるようだ」

>>429
人影、その他


429
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/25(水) 20:46:35 ID:mpHTiUsA
銭湯態勢の王様


430
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/25(水) 21:29:31 ID:mp4RPR/s
ガサガサ
チラッ

勇者「どうやら、ただの親父連れのようだな」

幼馴染「待って、勇者。あの人、この国の王様じゃない?」

勇者「王様?! 言われてみれば、確かに……。そうなると、一緒にいる親父はSPか」

幼馴染「ねえ、王様から情報を仕入れましょうよ!」

勇者「いや、待て。何か様子がおかしくないか?」

勇者(なぜ、風呂桶とタオルを抱えた銭湯態勢なんだ。しかも、ここは魔王の領地が近いというのに――)


431
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/25(水) 21:44:59 ID:mp4RPR/s
幼馴染「この近くに露天風呂があるのかな?」

勇者「どうやら、そういう訳ではないみたいだぞ」


魔王領の方から、同じく銭湯態勢の男が歩いてくる。
そして、王様に近付いた。


勇者(!! 風呂桶を交換したぞ!)

幼馴染「ね…ねえ、これって――」

勇者「ああ。風呂桶の中に隠していた何かを交換したんだ」


434
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/25(水) 23:24:47 ID:mp4RPR/s
幼馴染「もしかして、この国の王様は魔王と繋がってるの?」

勇者「それは分からないけど、魔王領側の人間と繋がっているのは確かだな」

幼馴染「ふぅん……って、わわっ。王様が脱ぎ始めた!」アセアセ

勇者「ちゃんと露天風呂もあるのか。そうでないと、銭湯態勢は不自然だしな」

幼馴染「ねえ。どう考えても、見てはいけない現場を見ちゃったよね……」

勇者「そうだな。見つかる前に、ここを離れよう」


435
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/26(木) 18:56:40 ID:Rr4X0va2
幼馴染「で、これからどうする?」

勇者「魔王の情報も仕入れておきたいけど、取引相手も気になるし……」

幼馴染「何だか怪しかったし、知らないほうが良いこともあるんじゃないかな?」

幼馴染「私、また捕まったり、牢屋に閉じ込められるのは嫌だよ……」ドヨーン

勇者「確かに、真っ当な取引ではなさそうだったよな」

勇者(知りすぎると、社会的に殺されるかもしれない)

>>437
1、魔王が支配する街に向かう
2、取引相手の尾行をする


437
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/26(木) 19:16:25 ID:doYs6ZEM
1


438
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/26(木) 19:57:31 ID:Rr4X0va2
勇者「やっぱり、魔王の情報を仕入れに行こう」

勇者「俺たちの使命は王様の裏取引を暴くことではなくて、魔王を倒すことだしな」

幼馴染「うん、そうだね。でも魔王が支配する街に行くのは良いけど、どうやって情報を仕入れるつもりなの?」

勇者「どんな街か分からないんだ。着いてから考えよう」

幼馴染「えーっ、やっぱり何も考えてないんじゃない。もし何も聞き出せなかったらどうするの?」

勇者「そのときは、聞き出せる情報はない、という情報が手に入るだろ」

幼馴染(うわぁ、すごく不安になってきた)

幼馴染「一応、作戦があるんだよね。頑張るから、勇者も頑張ってね!」

勇者「ああ!」


439
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/26(木) 20:17:07 ID:Rr4X0va2
~魔王が支配している街~
勇者「さて、街に着いたのは良いけど、どうしたものか……」

勇者(どの入り口も、一体ずつ魔物が門兵をしていた)

勇者(中に入るには、必ずどこかの魔物を倒さなければならないようだ)

勇者(そして俺たちは、気付かれずに侵入しないといけない)

勇者「よしっ、睡眠魔法を使って突破しよう!」

幼馴染「睡眠魔法?! 別に良いけど、魔物には効かないかもしれないわよ」

勇者「ええっ、そうなのか?!」

幼馴染「うん。神経系の魔法は、脳の構造を理解しないと使えないの。人と構造が近ければ、効くかもしれないけど……」


440
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/26(木) 20:27:56 ID:Rr4X0va2
勇者「睡眠魔法だけに頼るのはリスキーだな」

幼馴染「私もそう思う」

勇者「とりあえず、使えそうな物を確認しよう」


武器
グレネードランチャー:擲弾3発
※中距離専用

防具
メタル防弾チョッキ:E幼馴染

道具
エルフの飲み薬(怠惰):怠惰になる効果
祖母の形見の手鏡


441
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/26(木) 20:56:43 ID:Rr4X0va2
幼馴染「改めて考えると、無謀だよね……」

幼馴染「だって、私たちナイフすら持ってないんだよ!」

幼馴染「おかげで、野草と木の実しか食べられないし……」グチグチ

幼馴染「正直、女賢者さんが仲間になってくれれば、温かい物やお肉も食べられるようになるぞと――」クドクド

勇者(かなり鬱憤が溜まっているようだ)

勇者「それは俺も分かる。だから今は、街に入る方法を考えよう」

>>444
1、グレネードランチャーを撃って陽動
2、エルフの飲み薬を少し使う(参考>>117)
3、あえて睡眠魔法(秒が偶数なら効果あり)
4、その他


444
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/27(金) 06:01:12 ID:Pcv2Q.M.
1


445
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/27(金) 06:28:03 ID:GN33lwhc
勇者「よしっ、グレネードランチャーを撃ち込もう」

幼馴染「逆に魔物が集まらないかなあ」

勇者「集まるから、別の場所から入れるようになるんだ」

幼馴染「なるほど! それじゃあ、やってみましょ!」

勇者「行っけえぇっ!!」カチッ


ドゴオォォーーン

擲弾3→2


446
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/27(金) 06:53:15 ID:GN33lwhc
勇者「うっわあ、すごい破壊力だな……」

幼馴染「ねえ、他の門兵が持ち場を離れる様子がないんだけど」

勇者「じゃあ、吹き飛ばした場所から入るぞ! 魔物が集まってくる前に、さっさと行こう」

幼馴染「分かった!」

ダダダッ
ササッ


『爆発があったのはこっちか』
『そうだ。行ってみよう!』

ワイワイガヤガヤ


447
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/27(金) 18:36:51 ID:GN33lwhc
勇者「さて、魔物たちが爆発現場を野次馬しているうちに、手早く情報を仕入れようか」

幼馴染「でも、魔物からは聞き出せないよね。私たちは勇者一行だし」

勇者「そうだなぁ。人を探すか書物を調べるくらいしか、情報は入手出来ないだろうな」

幼馴染「それじゃあ、どうするの?」

どうする
>>449


449
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/27(金) 20:05:59 ID:lWyyTTUU
この街の首領を見に行く


450
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/27(金) 20:44:10 ID:GN33lwhc
勇者「まずは、ここの首領を見に行こう」

幼馴染「ちょっ、ちょっと待ってよ! 私たちの装備で、どうやって倒すの?!」

勇者「倒すんじゃなくて、見るだけだ。将来的にこの街を奪還するなら、必要な情報だろ」

幼馴染「それはそうだけど、どこにいるか分かってるの?」

勇者「恐らく、あの立派そうな屋敷が根城だと思う。今は魔物がいないんだ。いつ行くか、今だろ?」

幼馴染「……分かった」

勇者「よしっ、急ぐぞ」


451
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/27(金) 20:57:43 ID:GN33lwhc
~首領の根城~
幼馴染「ね、ねえ。街と比べて魔物が多くない?」

勇者「そうだな。これだと近付けないな……」

勇者(くそっ、想定外だ!)

勇者(街の入り口を爆撃したことで、魔物たちの陽動には成功した)

勇者(だけど同時に、要人警護は厳しくしてしまったんだ)

勇者(気付かれない方法で侵入するべきだと考えていたのに、結果を焦ったか――)


452
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/27(金) 23:15:29 ID:GN33lwhc
勇者(…! 誰か出て来たぞ)

首領「どうだ、不審者は見つかったか?」

魔物A「いえ、まだです。ただの爆発事故だったのではないでしょうか」

首領「魔法弾が炸裂する事故など、ゲートで起きるものか。侵入者は必ず……」ニヤッ

魔物A「首領さま?」

首領「……女神の加護。侵入者は、勇者か」

勇者(!? 見つかった!)

>>454
首領の能力
四大精霊のどれか


454
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/28(土) 06:22:41 ID:APFvYoUQ
これって首領の能力は四大精霊のどれかなんだろうか?

取り敢えず精霊なら土
他に能力なら、魔法探知。魔法がきかない。
その分直接攻撃に弱い、で。
精霊だけなら後のは無視してください。


456
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/28(土) 19:12:26 ID:R0W.aE7U
首領「大地の弾丸(テラ・ブリット)!」


距離にして20メートル。
首領の足元から、無数の小石が飛んできた。
そのうちの数発が勇者と幼馴染に被弾し、勇者を貫く。


勇者「ぐあぁぁっ!!」

幼馴染「勇者ぁ! 治癒魔法っ」

勇者「――ありがとう。大丈夫か?」ゼエゼェ

幼馴染「うん、ベストが防いでくれたから」

勇者「幼馴染、にげるぞっ!」


457
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/28(土) 19:29:29 ID:R0W.aE7U
道具
祖母の形見の手鏡:E勇者


勇者は幼馴染の手鏡を装備すると、胸元で構えた。
そして太陽の光を反射し、首領の顔を照らしつける。


首領「くそっ……」ピカァー

勇者「よしっ、今だ!」

幼馴染「うんっ、逃げましょ!」

ダダダッ...


首領「くっ……、勇者を逃がすな!」


458
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/28(土) 19:56:50 ID:R0W.aE7U
幼馴染「はぁはぁ、危なかったね――」

勇者「ああ、首領は土精霊の使い手みたいだな。あれは防具や防御魔法がないと、間違いなく瞬殺されそうだ。小石がない所で戦わないといけないな」

幼馴染「そうだね。女賢者さんとベストを交換してて、本当に良かったよぉ」

勇者「それにしても、街に魔物が戻って来たか……」

幼馴染「これじゃあ、逃げられないね」

勇者「…!!」

>>460「あなたが勇者ですか?」

人間、男


460
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/28(土) 21:05:30 ID:KCNFMFQ.
ガンマン


461
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/28(土) 21:15:55 ID:R0W.aE7U
ガンマン「あなたが勇者ですか?」

勇者「お前は何者だっ」

ガンマン「俺はガンマン。首領の屋敷に勇者が現れたと聞いて、探していたんだ。ここにいては危ない。ついてきてくれ」

幼馴染「ねえ、胡散臭くない?」

勇者「このまま残っていても見付かるだけだ。行ってみよう」


462
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/28(土) 21:25:13 ID:R0W.aE7U
~首領の根城~
魔物A「首領さま、勇者を取り逃がしました」ビクビク

首領「逃がしただと!!」

魔物A「申し訳ありませんっ」

首領「仕方がない、ワシが探そう。勇者をそのままにしておく訳にはいかんからな」

首領「女神の加護。この街では臭すぎるぞ!」

首領「魔法探知!」

ブウゥン...


463
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/28(土) 21:36:22 ID:R0W.aE7U
首領「――」

魔物A「首領さま?」

首領「勇者は地下通路だ。人間どもめ、いつの間にそんな抜け道を……」ククッ

魔物A「では、その地下通路を崩落させれば!」

首領「いや、行かせよう。人間どもの根城をあぶり出し、襲撃するぞ!」

魔物A「はっ、了解しました」


464
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/28(土) 22:38:45 ID:R0W.aE7U
~フィールド~
勇者「あの地下通路は、お前が作ったのか?」

ガンマン「掘ったのは、俺たちの仲間です」

勇者「仲間?」

ガンマン「ああ。俺たちは魔王が支配している街を奪還すべく、準備を進めてきた。今も多くの人々が、奴隷として労働を強いられている。一日も早く、彼らを助けたいんだ!」

ガンマン「勇者、協力してほしい!」

勇者「分かった。協力しよう」

勇者(レジスタンスに手を貸すと、武器が手に入る可能性も高いしな)


465
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/28(土) 23:02:28 ID:R0W.aE7U
~レジスタンス~
ガンマン「勇者を連れてきました」

リーダー「ご苦労さま。何か変わった様子はありましたか?」

ガンマン「この二人が、街で暴れたくらいです」

リーダー「そうですか。ようこそ、勇者さま。私はリーダーです」

勇者「リーダー?」

幼馴染「ねえっ、銭湯態勢の男の人だよっ!」

リーダー「取引を見ていたのですか」

幼馴染「わわっ、しまった!」


466
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/28(土) 23:37:19 ID:R0W.aE7U
勇者「そうだな。国王との取引を、偶然見てしまった」

リーダー「なるほど、そうでしたか。魔王領の西半は、本来は我々の国の領土なんです。だから、街を奪還して奴隷を解放するために、国王に援助をしてもらっているのです」

幼馴染「じゃあ、裏取引じゃなかったんだ。銭湯姿が怪しくて……」

リーダー「……裏取引? 銭湯姿は、魔物の目を欺くためですよ」アハハ

リーダー「それでは、仲間を紹介しましょう」


>>467-468


467
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/28(土) 23:39:45 ID:pM3fk.pA
聖騎士


468
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/28(土) 23:41:06 ID:APFvYoUQ
ドラゴンライダー


469
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 00:06:46 ID:5X1GEQ86
リーダー「こちらが聖騎士で、彼がドラゴンライダーのDRだ」

聖騎士「はじめまして、勇者殿」

DR「どうも」
ドラゴン「グルルッ……」

勇者「何だか、ものすごく偏ったパーティーだな……。回復役や魔法使いはいないのか?」

リーダー「街の偵察に出ていて、もうすぐ帰ってくるはずです」

勇者「そうなんだ」

幼馴染「ね、ねえっ。この人たちがいれば、私たちがいなくても魔王を倒せるんじゃない?」

勇者「>>470


470
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 00:37:02 ID:5hygFeOg
魔王の配下は倒せても、
魔王は勇者しかとどめをさせないから、
俺たちがいないと無理だぞ。


471
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 01:17:40 ID:5X1GEQ86
勇者「魔王の配下は倒せても、魔王は勇者しかとどめをさせないからな。だから、俺たちがいないと無理だぞ」

幼馴染「そうなの?」

勇者「ああ」

バタン

??「リーダー、大変です! 土の首領が――」


ドゴオォォーン


リーダー「魔導師ぃっ!!」

勇者(どういうことだ……。人が突然、爆発したぞっ)

首領「人間ども、見つけたぞ! 勇者よ、案内ご苦労だったな」ククッ


472
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 09:48:56 ID:5X1GEQ86
リーダー「どうしてここが……。迷彩で見えないはずなのに」

雑兵「わざわざ首領の方から来るとはな。死ねえっ!」ダッ

魔物A「火炎魔法っ」

雑兵「ぐあぁぁっ」ドサッ

首領「ここでは戦いにくいだろう、表に出ろ」

リーダー「いいだろう。お前たち、やるぞっ!」


473
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 10:13:27 ID:5X1GEQ86
幼馴染「私、二人を蘇生してから行くから」

勇者「ああ」

幼馴染「勇者、首領を倒してね。防御魔法、適応魔法っ!」チュッ

勇者(首領は土精霊の魔法を使っていた。それが最も得意とする属性なのだろう)

勇者(そして、火炎魔法を操る魔物。翼竜のドラゴンがいる時点で、俺たちに負けはない)


474
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 10:28:48 ID:5X1GEQ86
リーダー「首領! お前たち魔王軍は人々を苦しめ、世界を支配しようとしている」

リーダー「まずはお前を倒し、街を奪還して人々を解放する!」

首領「ふははは、何を言う! ワシらを闇に閉じ込め迫害してきたのは、お前たち人間と神々ではないか!」

首領「権利を取り戻すことの何が悪い!」

リーダー「そこに至る歴史、お前たち魔王軍に正義はない! 首領の石つぶては、すべてガンマンが撃ち落とす。安心してかかれっ!」


475
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 10:47:34 ID:5X1GEQ86
首領(ガンマンとは、あの魔法銃を構える男か)

首領(そして、飼い慣らされた翼竜。くくっ、面白いではないか)

DR「はいやあっ!」ビシィ
ドラゴン「グリュウッ!」

首領「人間どもよ。ここの土地は地下水が豊富にある。だから人々は井戸を掘り、温泉を楽しむことが出来るのだ」

勇者(確かに、国境付近には露天風呂があった。しかし、それがどうしたんだ?!)

首領「土を操るとは、こういうことだ!」


476
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 11:11:51 ID:5X1GEQ86
ゴボオッ!

DR「ぐはあっ」
ドラゴン「プギャァッ」
ガンマン「う、動けんっ!」


二人と一匹が地面の中に沈んだ。
もがくこともせず、ただ絶叫するばかりだ。


首領「ダイラタンシー現象。精霊魔法を極めることは、現象を支配することでもあるのだ。それが分からずにガンマンとは、片腹痛いな」ガハハハ

リーダー「DR、ガンマンっ!」


>>478
1、助ける
2、見捨てる


478
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 12:06:42 ID:Ya4xr3Ls
1


479
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 12:30:31 ID:5X1GEQ86
リーダー「今、助けるぞ!」

DR「リーダー、無理だ! もう肩まで浸かって、動くことすら出来ないんだ」ズブズブ

ガンマン「早く首領を倒してくれ」

リーダー「仲間を見捨てるなんて、出来るわけないだろ!」

リーダー(近付けば沈んでしまう。縄をかける場所も首しかない)

リーダー(どうすれば良いんだ)


480
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 12:33:39 ID:5X1GEQ86
首領「大地の弾丸!」


無数に放たれる弾丸。
それらがリーダーに被弾し、そしてDRたちの頭を吹き飛ばす。


リーダー「ぐはあっ!」

DR「」ブシュウッ
ガンマン「」ボスッ

首領「ふははは。使えぬ仲間を助けるより、自分の命を心配しろ。愚かだぞ、人間よ!」

雑兵たち「DRさんとガンマンの仇を!」ウオォォッ


481
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 12:45:47 ID:5X1GEQ86
雑兵A「ぐはあっ」

首領「ははっ、楽しい射的大会の始まりだ!」

雑兵B「……?!」ドプンッ


雑兵Aが撃たれたことに危機を感じ、雑兵たちの多くが立ち止まる。
その瞬間、立ち止まった雑兵たちが地面に沈んだ。


首領「ダイラタンシーの沼だ。立ち止まると沈むぞ。さあ、的たちよ。走れ走れ!」

聖騎士「治癒魔法っ!」

リーダー「ぐっ、すまない」


482
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 12:56:59 ID:5X1GEQ86
幼馴染「ね、ねえ。あの人たち、何で走り回ってるの?」

聖騎士「……沼に入ってしまい、沈まないように走るしかないんです」

幼馴染「!! 惨い……」

魔導師「水精霊、召喚! 沼を取り除けっ!」

リーダー「雑兵たちよ、冷静になれ! 一時、撤退しろ!」

首領「……水精霊か。ならば、次を仕掛けよう」


483
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 13:16:57 ID:5X1GEQ86
聖騎士「沼がなければ、何も出来まい! 参るっ!」

首領「大地の弾丸!」

聖騎士「そんなもの、叩き落としてくれるわっ!」


ザシュ
ザシュッ


魔物A「首領さま!」

聖騎士「ホーリーブレイドっ!」


484
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 13:26:26 ID:5X1GEQ86
ガコンッ!

聖騎士「何っ?」

首領「鉱物は万物に転じる。最強の盾もまた、土から生まれる。そして、剣もしかりっ!」ザシュッ

幼馴染「防御魔法っ!」

聖騎士「ぐっ!」スタッ

聖騎士「せいやあっ!」ザシュッ

首領「……ちっ」

雑兵たち「行ける、聖騎士さまに続くぞ!」


485
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 13:44:48 ID:5X1GEQ86
首領「魔物A、一気に吹き飛ばすぞ!」

魔物A「了解しました。爆発魔法!!」

ドゴォォンッ

雑兵たち「ぐふああっっ!」ドサッ

魔導師「な、何て威力なの……」

首領「地殻表層部の元素の存在割合は、酸素とケイ素が多数を占めている。従って、火精霊の能力を数倍にも増幅する」

首領「さあ、人間どもよ。もっとワシを楽しませてくれ」


488
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 17:16:32 ID:5X1GEQ86
リーダー「くそっ、雑兵たちが全滅した。レベルが違いすぎたんだ――」

勇者(最悪の状況だな……)

勇者(確かに首領は強い。だけど、幼馴染に精霊魔法を使わせれば一撃で勝負が着くはずだ)

勇者(幼馴染は魔道具と同じように、使役する精霊の魔力もすべて引き出してしまうからな)

勇者(しかしそれをすると、幼馴染の魔力が空っぽになってしまう)

勇者(その状況だけは絶対に避けたい。ならば、考えるんだ――)


489
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 17:39:07 ID:5X1GEQ86
勇者(実際のところ、首領はほぼ無力化している)


底無し沼は魔導師が水精霊で無力化し、
弾丸と爆発魔法は幼馴染の防御魔法で無力化出来る。
問題は、首領の剣と盾だ。


勇者「魔導師さん、土精霊に弱点はないのか?」

魔導師「えっと、風属性です。風化現象を利用すれば、岩盤さえ脆くなります」

勇者「岩盤が風で脆くなる?」

魔導師「…はい」

勇者「この一帯の剣に魔力を宿し、すべて魔法剣にする事は出来るか? いや、して欲しいんだけど」

魔導師「すべてですか?! やってみます!」

聖騎士「勇者殿、それで首領を倒せるでしょうか?」

勇者「まだ、いくつか仕掛けを討つ。誰かアイデアがあるなら、言ってみてくれないか」

>>491


491
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 19:46:38 ID:Ya4xr3Ls
露天風呂の水を使って溶かす


492
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 20:16:50 ID:5X1GEQ86
幼馴染「ねえ、露天風呂のお湯を使って、盾を泥みたいに溶かしてしまえば良いんじゃない?」

勇者「水で溶けるなら、石壁作りの家を建てられないだろ」

幼馴染「うぅ……」シュン

聖騎士「いや、ここの泉質は酸性泉なんだ。鉱物なら腐食させられる可能性がある」

幼馴染「ですよね!」

勇者「でも、魔導師さんにはしてもらいたい事があるんだ。風と土と水を操るのは、大変だと思う」

魔導師「私、やります! 死んだみんなの分も頑張りたいです!」


493
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 20:30:05 ID:5X1GEQ86
幼馴染「皆さん、頑張ってくださいね。防御魔法、適応魔法!!」

聖騎士「幼馴染殿、魔導師さん。援護を頼みますよ」

魔導師「任せてください。まずは風の魔法剣、作ります!」

勇者「よしっ、行くぞっ!」

首領「ついに勇者が動いたか。精々、あがいて見せよ!」


494
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 21:38:29 ID:5X1GEQ86
首領「大地の弾丸!」

聖騎士「その技はすでに見切ったわあっ!」

カンッ
ズシャッ

前衛で駆け出した聖騎士が、飛び交う弾丸をたたき払う。
そして首領に一気に詰め寄り、斬りかかった。


聖騎士「ホーリーブレイドっ!」ザンッ

首領「その程度で、この盾は破れんぞ」


495
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 22:25:04 ID:5X1GEQ86
勇者「はあっ!」ブンッ

首領「ちいっ!」カキンッ


首領は聖騎士を振り払い、勇者の剣を受け止めた。
振り払われた聖騎士は、聖剣を手放してしまい手近な剣を構える。


聖騎士「くらえっ、聖なる衝撃っ!!」

聖騎士「でやあっ!」ブンッッ


振り下ろした剣の直線上に、光の柱が立ち上っていく。
その光が首領と勇者を包み込み、魔族である首領を蝕む。


首領「うぐああぁぁっ!!」

勇者「やったか?!」


496
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 22:50:35 ID:5X1GEQ86
魔物A「首領さまっ! 爆発魔法っ!」

ドォォンッ

しかし、勇者たちには効かなかった。


魔物A「バカなっ!」

リーダー「遅れてすまないっ!」ザシュッ

魔物A「ぐうっ……。凍結魔法っ!!」

パキィィン

勇者「なにっ?!」

聖騎士「しまった!」


勇者たちは凍りついた。
氷に包まれ、動くことが出来ない。


首領「惜しかったな。今、楽にしてやるぞ」


497
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 23:06:55 ID:5X1GEQ86
魔導師「みんなっ!」

幼馴染「あなたは、あなたの役目を!」

魔導師「……はいっ。シルフ、ウンディーネ、全力で頑張って!」


精霊たちを召喚した瞬間、雑兵たちの剣が舞い上がった。
風に乗って舞い、次々と首領たちに降り注ぐ。
さらに首領の武具を腐食すべく、魔法剣を避けて酸性泉の雨が降る。

要求される、精密な精霊たちのコントロール。
それは膨大な魔力と精神力を消耗していく。


幼馴染「勇者たちに当たっても、絶対に大丈夫だから。私の魔法を信じて!」

魔導師「はいっ!」


498
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 23:25:04 ID:5X1GEQ86
首領「舐めるなっ!」

土の鎧をまとい、降り注ぐ剣をかわし続ける。
しかし、全てはよけきれない。
風の魔法剣と酸性泉は、首領が使役する土精霊を確実に疲弊させている。

それが第1の策だ。
そして、第2の策が発動する。


499
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 23:26:26 ID:5X1GEQ86
魔物A「うぎゃああぁぁっ」ドサッ

リーダー「よしっ!!」

勇者「まだだ、油断するな!」チャキッ


魔物Aが息絶えたことで、凍結魔法が解除された。
それを見計らって、幼馴染が首領の顔を手鏡で照らしつける。

首領「くっ…、小賢しい真似をするな!」

ブスリッ

首領「がはあっ……?!」


500
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 23:30:00 ID:5X1GEQ86
首領の返り血を、何もないはずの空間が受け止める。

レジスタンスの隠れ家は、迷彩の魔道具で見えなくなっていた。
それを幼馴染が生き返らせた雑兵に、装備させたのだ。


首領「ぐっ!」

魔導師「ノームさんっ、地中の剣を!!」


想定外の存在。
見えない雑兵が振るう剣は、風に舞う魔法剣とは違う軌跡を描く。
その軌跡をくらますため、魔導師が地中に沈んでいた剣を射出させる。


首領「人間どもがふざけおって!」グッ


そして、最後の策を――。


501
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 23:33:04 ID:5X1GEQ86
首領「大地よ、崩落せよぉっ!」

ドンッ
ゴゴゴゴ・・・

魔導師「きゃあっ!」
幼馴染「わわっ!」

首領「言ったはずだ。ここは地下水が豊富だと!容器を壊せば、大地は崩落する!」

勇者「くそっ!」


勇者たちは崩落する岩石を飛び移り、地上へと飛び移る。
しかし、幼馴染と魔導師、雑兵は地の底へと落ちていった。


勇者「幼馴染ぃぃっ!!」


502
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 23:35:59 ID:5X1GEQ86
幼馴染「勇者ぁ! 私と魔導師さんは無事だからぁっ!」

勇者「…!! お前、生きていたのか!」

ドラゴン「グルッ、グルルゥッ!」バサァバサァ

魔導師「勇者さま! シルフ行きますっ!」

勇者「分かった!」


503
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/29(日) 23:37:50 ID:5X1GEQ86
飛び交う魔法剣。
その中の一本は、聖騎士が装備していた聖剣だ。

勇者は持っていた剣を捨てる。
そして、向かってくる聖剣を掴み取った。
聖剣が女神の加護に包まれ、光を帯びる。


勇者「首領、食らえぇっ!」

首領「ぐはあぁぁっ!!」


そして振り下ろした聖剣は、首領の身体を両断した――。


505
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/30(月) 19:21:58 ID:ClzfLWa.
勇者「やった…、首領を倒したぞっ!!」

聖騎士「勇者殿。まさか、この策で本当に倒してしまうとは――」

幼馴染「勇者ぁ、格好良かったよ//」抱きっ

勇者「でも、多くの犠牲を出してしまったな――」

幼馴染「そう……だね」

リーダー「幼馴染さん、仲間たちを生き返らせてくれないだろうか?」


506
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/30(月) 20:06:13 ID:ClzfLWa.
幼馴染「それは無理です」

リーダー「無理って、どうして!」

幼馴染「皆さんの遺体は地の底に落ち、どこにもないからです」

リーダー「俺は、みんなを守ることが出来なかった。だから――」

幼馴染「つまり、保身のために蘇生魔法を?」

リーダー「それは……」


507
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/30(月) 20:09:41 ID:ClzfLWa.
幼馴染「私だって、出来ることなら蘇生させてあげたいです」

幼馴染「でも、人が死ぬのは摂理なんです。消えた命を無価値なものにしないために、未来に繋げていく努力をするべきだと思います」

聖騎士「未来に繋げる……か」

幼馴染「はい。死んでも、魔法で生き返るから大丈夫。そんな考えは、命の価値を希薄にするだけなんです」

リーダー「うぅっ……。DR、ガンマン、みんなすまない――」


508
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/30(月) 20:36:41 ID:ClzfLWa.
・・・
・・・・・・
聖騎士「勇者殿、これから魔王を倒しに行かれるのですか?」

勇者「ここまで来たのは、そのためだしな」

聖騎士「ならば、この聖剣を使ってください。これは私ではなく、勇者殿が持つべき剣だ」

勇者「分かった。この剣で魔王を倒してみせるよ」


つ聖剣


幼馴染「その聖剣を受け取るなら、このベストを渡さないとね」脱ぎぬぎ

聖騎士「…?! 幼馴染殿は、聖職者であろう!」アセアセ

幼馴染「街を奪回するなら、戦いはまだ続きますよね。女性用ですが、ぜひ役立ててください」


509
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/30(月) 21:00:22 ID:ClzfLWa.
リーダー「聖騎士、魔導師。首領を倒した今が、西半を奪回する好機だ。王様に協力を要請し、一気に攻め込もう!」

聖騎士「そうだな。態勢を整え、攻め込もう」

魔導師「あの……。私は勇者さまと共に、魔王と戦いたく思っています」

リーダー「……! どうして」

魔導師「勇者さまのパーティーは、僧侶の幼馴染さんだけです。力になりたいんです!」

勇者(彼女の精霊魔法は魅力的だ。しかし首領に一度殺されているし、魔王と戦うのは危険かもしれない)

魔導師「勇者さま――」


>>511
仲間にする、断る


511
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/30(月) 22:09:39 ID:wqWqMGWI
仲間にする


512
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/30(月) 22:29:53 ID:ClzfLWa.
幼馴染「彼女もそう言ってるし、連れて行きましょうよ♪」

勇者「俺は、あまり乗り気じゃないんだけどなあ」

幼馴染「だってほら、その剣でお肉を切れるし、彼女がいれば温かいものを食べられるようになるのよ!」ジュルル

幼馴染「もう、野草と木の実だけの生活から解放されるじゃない!」

勇者(幼馴染の不満も尤もだしな)

勇者「分かった。魔導師さんを連れて行こう」

魔導師「えっ…?! 私、コンロ代わりなの?!」

勇者「そういう訳じゃないけど、魔王を倒すまでよろしくね」


513
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/30(月) 22:58:43 ID:ClzfLWa.
リーダー「それじゃあ、魔導師。勇者さんと頑張ってくれ。その間に、こっちも襲撃をかける」

魔導師「はい、頑張ります!」

勇者「じゃあ、行こうか。魔王を倒しに――」

幼馴染「そうね、行きましょう!」

魔導師「は、はいっ!」


514
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/06/30(月) 23:01:36 ID:ClzfLWa.
メタル防弾チョッキ→聖剣

仲間
魔導師(魔女さん)


515
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/01(火) 18:13:52 ID:doo/5fqs
~フィールド~
魔導師「あの…。それでは改めまして、私は魔女と言います」

勇者「魔導師じゃなくて、魔女さん?」

魔女「それが真名なんです。レジスタンスで本当の名前は使いたくなくて――」

勇者「そっか、よろしくね」

魔女「はいっ//」


516
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/01(火) 18:29:02 ID:doo/5fqs
勇者「ところで、魔王退治に役立ちそうな物は持ってますか?」

幼馴染「見たところ、何も持ってないよね」

魔女「首領が地盤を割ったときに、アジトも一緒に崩落しちゃったから何も――」

勇者「そうか……」

魔女「でも、この>>517は、>>522の効果があるんです」

>>517
アクセサリー

>>522
魔法効果


517
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/01(火) 18:32:02 ID:57hWbO8M
髪飾り


522
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/01(火) 19:06:05 ID:TQwuQ9sA
魔力回復(上手くいくとは限らず壊れる時もある)
ドラクエ2の祈りの指輪みたいな感じです


525
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/01(火) 19:41:40 ID:doo/5fqs
魔女「この髪飾りは、魔力回復の効果があるんです」

勇者「魔力回復?」

魔女「はい。髪飾りに祈りを捧げると、魔力を補ってくれるんです」

勇者「じゃあ、魔力の心配はいらないんだ」

魔女「でも祈りを検知するときに、それが負担になって壊れるときがあるんですよね……」

勇者「回復したいときに壊れるって、微妙な魔道具だなぁ」

魔女「まあ、半分はおしゃれですしね//」


526
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/01(火) 19:53:36 ID:doo/5fqs
魔女「その壊れるって性質上、予備をもっているんですけど幼馴染さんも使いますか?」

幼馴染「べ、別に大丈夫です。魔女さんが使ってください」アセアセ

魔女「遠慮なさらなくても結構ですよ」

幼馴染「私、魔道具を使えないんです。だから――」

魔女「魔道具を使えない? そんな人、聞いたことないけど」

幼馴染「とにかく、ごめんなさい。気持ちだけ、ありがとうね」


527
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/01(火) 21:08:17 ID:doo/5fqs
~魔王城~
勇者「いよいよ、来たな」

幼馴染「そうだね。でも、どうやって魔王城に入るの?」

勇者「さすがに、前みたいに派手な侵入はマズいよな」

勇者「それに、首領よりも強いと考えたほうがいい。無策で入るのは、殺されに行くようなものだ」

幼馴染「確か、魔王は料理が好きだよね。みんなの食事に毒を盛れば、バタバタ倒れるんじゃない?」

勇者「一応聞いてみるけど、どうやって?」

幼馴染「>>529


529
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/01(火) 21:48:20 ID:yh/YP6Ok
女体盛りを出すテヘッ


530
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/01(火) 22:42:59 ID:doo/5fqs
幼馴染「女体盛りを出す」テヘッ

勇者「……誰が?」

幼馴染「わ…私は勇者専用だから、魔女さんかな」

魔女「ええぇっ、私ですか!?」

幼馴染「魔女さんはレジスタンスで潜入の経験があるし、可愛いからトロイの木馬――みたいな?」

魔女「そ、そんなぁ。そもそも、どうやって食事を用意するんですか?!」

幼馴染「>>532


532
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/02(水) 04:41:06 ID:XxJyIBtE
コンビニで色々食べるもの買ってきたから、早く脱いで
そして女体盛りのまま、魔王の前に登場よ


536
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/02(水) 19:30:40 ID:ET69/hHY
幼馴染「コンビニで色々食べるものを買ってきたから、早く脱いで♪」

魔女「ええぇっ! いつの間に?!」

幼馴染「そして女体盛りのまま、魔王の前に登場よっ」

魔女「……うぅ、脱ぎます」ショボン

脱ぎぬぎ

幼馴染(……)チラッ

勇者「……」ドキドキ


537
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/02(水) 19:56:00 ID:ET69/hHY
魔女「ふと思ったんだけど、お金がないから何も買えませんよね。それに、入るための手段が目的になっていませんか?」

幼馴染(あっ、気付いた)

幼馴染「あと一枚だったのに――」

魔女「えっ……!?」

勇者「まさか、本当に脱ぐとは……//」ニヤニヤ

魔女「ゆ、勇者さま! 見ないでくださいぃっ」カァッ//


538
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/02(水) 20:17:30 ID:ET69/hHY
魔女「幼馴染さん、どうしてこんな事をしたんですか//」プンプン

幼馴染「だって、勇者が全然してくれないんだもん」

魔女「ふぇっ?!」

幼馴染「露天風呂があるって分かったとき、一緒に入れると思っていたのに引き返してくれないし……」

幼馴染「魔女さんが仲間になってくれて食事は充実したけど、気を使って抱いてくれないし……」

幼馴染「ここで死ぬかもしれないなら、死にたくないと思えるように抱いてほしいの」

幼馴染「勇者も我慢してるんでしょ?」


539
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/02(水) 20:23:36 ID:ET69/hHY
魔女「そ、そう言えば、お二人は婚約しているんですよね」

幼馴染「そうだよ//」

魔女「私が気を回さないといけないのに、愛し合う時間を作ってあげられなくてすみません!」アセアセ

魔女「しばらく魔王城を偵察してきますから、お二人はセックスをなさっていてください//」

勇者「そんな言い方をされると、恥ずかしいんだけど……」

>>541
1、幼馴染と子作り
2、魔王を倒すまで我慢だ


541
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/02(水) 20:47:29 ID:4oJyKlXk
1


543
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/02(水) 22:07:40 ID:ET69/hHY
幼馴染「勇者ぁ、魔女さんもそう言ってるし、今から……ね//」ギュッ

勇者「そうだな// でもその前に、魔女さんに頼みたいことがあるんだ」

魔女「何でしょう?」アセアセ

勇者「食事に毒を盛る作戦、行けると思うんだ」

魔女「やっぱり、女体盛りをしないといけないんですね」ハゥ・・・

勇者「そうじゃなくて、この地域は地下水が豊富で井戸を掘っているんだろ」

勇者「魔女さんは潜入の経験があるし、これをつるべに入れてきてほしいんだ」

つエルフの飲み薬(怠惰)


544
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/02(水) 22:18:29 ID:ET69/hHY
魔女「これは何ですか?」

勇者「エルフの飲み薬で、強力な鎮静剤なんだ。これを飲めば、しばらく無気力になる」

魔女「なるほど。これを飲み水に混ぜて、敵を一網打尽にするんですね」

勇者「そういうこと。念のため、1回分は残しておいてくれ」

魔女「分かりました。頑張ります!」

幼馴染「それじゃあ、魔女さん。気をつけて行ってきてね♪」

勇者「ヤバそうなら、すぐに逃げろよ」

魔女「はいっ! お二人は、ごゆっくりなさってください//」


545
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/02(水) 22:37:07 ID:ET69/hHY
~魔王城・庭~
魔女「土精霊、城壁を砂にしろっ」

ボフッ
サラサラ...

魔女(まずは、庭に侵入成功っと)

魔女(次は井戸を探さなくちゃ)

魔女(水精霊召喚!)


546
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/02(水) 22:49:18 ID:ET69/hHY
魔女(…あっちに水があるのか)

トテトテ

魔女(で、エルフの飲み薬を井戸水に)コポコポ

魔女(意外と楽勝だったわね)

魔女(でも、何だか違和感があるのよね……。水精霊の力が――)

魔女(!? 誰か来るっ)

>>548
隠れる、逃げる


548
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/03(木) 04:21:19 ID:QRt4fBY6
隠れる


549
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/03(木) 19:21:26 ID:FPxU6jK6
魔女(とりあえず、あの建物の陰に隠れよう――)

ササッ

魔女(魔物と女?)チラッ


魔物「どうやら西の土魔神を殺ったのは、勇者らしいな」

女「へえ、そうなんだ。もうすぐ、ここに来るのかなあ?」

魔物「だろうな。怖いのか?」

女「まっさかぁ。勇者を食べちゃいたいくらいだわ//」

魔物「ははっ、お前ならそう言うよな」

女「もちろんよ。でもその前にぃ、あなたを食べさせて♪」

魔女(えっ?!)


550
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/03(木) 19:40:43 ID:FPxU6jK6
魔女(ちょっ、こんな所で服を脱いで何を……)

女「その触手で、あたしを感じさせてね//」

魔物「おうよ! 虜にしてやるぜ!」ウネウネ

女「あぅん……、ヌルッとしてる//」

魔物「相変わらず、いやらしい身体だな」ニュルッ

女「ひゃうん// そう…それ、上手よ」ハァハァ

魔女(……//)ゾクッ


551
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/03(木) 20:00:36 ID:FPxU6jK6
魔女(勇者さまと幼馴染さんも、今頃セックスしているのかなぁ//)

魔女(……だよね。その間、私がここにいるんだから――)

女「あんっ、ああ……そのヌルヌル、中に入れてみてぇ」

魔物「入れるぞ」ウネウネ

女「あふぅっ……いいわぁ。もっと激しくして//」ハァハァ


魔女(触手が入ってる// 私も勇者さまのモノ、入れてほしいな)ハァハァ


>>553
1、オナニーする
2、その場を離れる


553
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/03(木) 20:29:07 ID:MbvATOLg
2


554
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/03(木) 20:44:33 ID:FPxU6jK6
魔女(はあ……。私、何を考えてたの。勇者さまは婚約しているんだから)

魔女(見るようなものじゃないし、もう戻ろう)スタッ

魔物B「おやおや、サキュバスちゃんの声がすると思って来てみたら、人間がいるじゃないか」グヘヘヘ

魔女「……!」

魔物B「しかも、興奮しているのか?」ガシッ

魔女「あぐうっ……」


555
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/03(木) 21:09:11 ID:FPxU6jK6
魔女「このっ! 爆発まほ――」

魔女(駄目だ。爆発魔法で攻撃すると、あの二人にも気付かれちゃう)

魔物B「ほら、どうした。二人を見て、したくなったんだろ?」

魔女「いやっ、触らないで……」ビクッ

魔物B「そう言うなら、もっと抵抗してみせろよ」グイグイ

魔女「うぐっ…、いやあ……」

魔女(どうしよう、何とか脱出しないと)


>>557
1、エルフの飲み薬で無気力にさせる
2、他の魔法で攻撃


557
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/03(木) 21:13:14 ID:iZGqM86U
1


558
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/03(木) 22:03:41 ID:FPxU6jK6

魔女(そうだ、エルフの飲み薬が残っているはず!)カポッ

魔女(えいっ!)

魔物B「ぐほっ…、何を?!」

魔物B「……」ダラーン

魔女「うわっ、本当に効くんだ」

魔女(今の内に逃げよう)

タタタッ...


559
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/03(木) 22:46:34 ID:FPxU6jK6
~フィールド~
幼馴染「んんっ……あぁ、いいっ。もっといっぱい突いてぇ」ハァハァ

勇者「幼馴染、イきそう!」

幼馴染「うん、いいよ。中に出してっ//」

勇者「もうイクっ」

幼馴染「あうぅっ…私もイっちゃう!」

ドプッ
ドピュッ

勇者「はあはぁ……。幼馴染、愛してるよ」チュッ

幼馴染「私も、だよ//」ハァハァ


560
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/03(木) 22:55:41 ID:FPxU6jK6
幼馴染「勇者の赤ちゃん、出来るかもしれないね」

勇者「そうだな。お前のこと、絶対に守るから」

幼馴染「私も頑張るから……」抱きっ

魔女「勇者さま、幼馴染さ~ん。任務終了しましたぁ!」

勇者「?!」
幼馴染「……」ジトー

魔女「はわわっ// ごめんなさいっ」カァッ//


561
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/03(木) 23:35:22 ID:FPxU6jK6
・・・
・・・・・・
勇者「で、魔王城はどうだった?」

魔女「計画通り、井戸水に混ぜてきました」

勇者「そっか、ありがとう」

魔女「ただ、帰りに見つかってしまって……。全部使ってしまいました」

勇者「そうか。念のため、1回分は残しておいて正解だったな」

魔女「すみません」

勇者「まあ、いいよ。それじゃあ、朝になったら乗り込もうか」

幼馴染「そうだね。魔女さん、ありがとう」ニコッ

魔女「い、いえっ。どう致しまして」


562
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/04(金) 18:51:33 ID:N39VEjDo
~翌朝~
幼馴染「今日は門番がいないね」

勇者「エルフの飲み薬がちゃんと効いているって事だな」

魔女「でも昨日、私が見つかってしまったから、攻めてくると見越して城内で大挙しているかもしれませんよ」

勇者「そうだとしても、見張りは必要だろ。襲撃してくる人数が分からないと、後手に回るじゃないか」

魔女「なるほど」


563
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/04(金) 18:57:57 ID:N39VEjDo
幼馴染「ねえ、勇者。この前みたいに、グレネードランチャーを撃ち込んでみたら?」

勇者「そうだな。侵入経路を撹乱出来そうだ」

幼馴染「そうじゃなくて、エルフの飲み薬が効いてなかった場合、私たちに勝ち目はないんでしょ」

幼馴染「一発撃ち込んでやれば、作戦失敗なら、魔物がわらわらと出て来るんじゃないかなあ」

魔女「魔物に効くことは確認済みですよ」

幼馴染「でも、井戸水に混ぜたんだから濃度が違うでしょ。効かないかもしれないわよ」


>>565
1、撃ち込む
2、撃ち込まずに突撃


565
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/04(金) 19:15:55 ID:NdzkBSBE
1


566
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/04(金) 19:28:12 ID:N39VEjDo
勇者「幼馴染の言うとおりだな。念のために、一発撃ち込んでみよう」


カチャッ
ズドオォーーン


勇者「うん、素晴らしい威力だ。城の入り口が吹き飛んだぞ」

モクモク...

幼馴染「魔物、出て来ないね」

勇者「つまり、エルフの飲み薬が効いたって事だな」

魔女「そうみたいですね」

勇者「よしっ、魔王を倒しに行くぞ!」

擲弾:2→1


567
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/04(金) 19:45:36 ID:N39VEjDo
~魔王城、数時間前~
ハーピー「魔王様ぁ、朝食の準備が出来ましたよ♪」

魔王「うむ、ご苦労」

チャキッ
カチャカチャ

魔王「むっ、この朝食を作ったのは誰だ!」

ハーピー「えっ、それはどういう……」アセッ

魔王「香りが違うではないか! それに見ろ、この肉の断面を!」

魔王「ハーピー、料理長を呼べっ!」


568
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/04(金) 19:54:20 ID:N39VEjDo
ハーピー「申し訳ありません! あたしが作りました」ペコリ

魔王「ハーピーが? 料理長は何をしておる!」

ハーピー「それが……、リビングでサキュバスさんと――」

魔王「ヤツは、余をなめておるのか? ハーピーに不味そうな飯を作らせて、戯けたことをしやがって!」

ハーピー(不味そうって)ショボン

魔王「根性を叩き直してやる。行くぞっ!」ガタッ


569
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/04(金) 20:05:14 ID:N39VEjDo
魔物C「」ダラーン
魔物D「」デレーン

魔王「どういうことだ、これは?」

ハーピー「今朝から、みんな、こんな感じなんです」

ハーピー「元気なのは、私とリリスちゃんくらいで――」アセアセ

魔王「それで、お前が朝食を作ったのか?」

ハーピー「はっ、はいっ!」

魔王「そうか、ご苦労だったな。とりあえず、サキュバスに会ってみるぞ」


570
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/04(金) 20:17:42 ID:N39VEjDo
魔物たち『はぅ~ん』

魔王「なん…だ、このザマはぁ!」ドンッ

魔王「むっ?!」

サキュバス「魔王さまだぁ、私を食べて~//」

魔王「お前、何をしておるのだ……」

サキュバス「――女体盛りぃ」エヘッ//

魔王「驚いたが、見れば分かるわっ!」


571
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/04(金) 20:39:38 ID:N39VEjDo
魔王「どうして、そんな事をしておるのだ!」

サキュバス「それはぁ//」

サキュバス「――」

サキュバス「……」

サキュバス「――面倒くさい」ダラーン

魔王「お前もシャキッとしろぉっ!」

ハーピー「ま、魔王様。落ち着いてくださいっ」

>>573
女体盛りの経緯
1、聞き出す
2、想像がつくからいい


573
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/04(金) 21:00:26 ID:d3lAuSBU
2


574
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/04(金) 21:27:44 ID:N39VEjDo
魔王「はあはあ……そうだな。危うく、サキュバスのペースに飲まれる所だった」

ハーピー「そうですよ、魔王様。これくらい、サキュバスさんなら通常運転です」

魔王「ただ、この料理が問題だ。ハーピー、食べて見ろ」

ハーピー「あたしが女体盛りを、ですか?!」ムリムリッ

魔王「良いから、食え」

ハーピー「あれ? いつもと味が違う」モグモグ

ハーピー「……!」ダラーン


575
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/04(金) 22:29:58 ID:N39VEjDo
魔王「やはりな。サキュバスの色香に負けて手を出すと、毒を食らうことになる訳か」

魔王「サキュバス自身も、皮膚吸収したようだな。リリス、いるんだろ。サキュバスをロビーに運び出すぞ」

リリス「は、はいっ」

魔王「これは勇者どもの仕業だろう。こいつらが正気になるまで、井戸水は使うなよ」

リリス「分かりました」ズリズリ

サキュバス「あんっ、痛気持ちいい//」

リリス「彼女をロビーに放置して、勇者たちに殺されないでしょうか……」

魔王「サキュバスが勇者の精を奪い尽くせば、それが一番良い。しかし、サキュバスが勇者に殺されても、それはそれで面白いではないか」

リリス「そうかもしれないけど、少し勿体ないですね」ハァ・・・

魔王「勇者の血は、男児に継承されていく。それを壊すには、サキュバスがうってつけだ。ふははは……」


577
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/05(土) 17:04:28 ID:65st4316
~魔王城・現在~
勇者「さすがに、吹き飛ばし過ぎたな。正面から入れないぞ」

幼馴染「ねえ、ここから入れそうだよ」

勇者「じゃあ、そこから入ろう」


ギィ
バタンッ


魔女「……お邪魔しまぁす」トテトテ

幼馴染「勇者っ! あそこに魔物が!」


578
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/05(土) 17:21:26 ID:65st4316
魔物E「……」グデーン
魔物F「……」ダラーン

勇者「近付いても襲ってこないな」

幼馴染「……だね。ちゃんと警備しなさいよ」アハハ

魔女「でも、こっちを見てますよ」

幼馴染「動けるようになってから、一斉に襲われたら大変だよね」

勇者「そうだなぁ」

>>580
1、トドメを刺す
2、先を急ぐ


580
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/05(土) 17:41:01 ID:wzc.2cYI
2


581
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/05(土) 17:59:21 ID:65st4316
勇者「そうだなぁ。先を急ごうか」

魔女「トドメを刺さなくて良いんですか?」

勇者「幼馴染が飲んだことがあって、量にもよるだろうけど、半日は効果があることが分かっているんだ。剣の切れ味も落ちるだろうし、魔女さんも魔力を温存した方がいい」

魔女「そうですね。分かりました」

幼馴染「魔王城って、部屋が多いんだね。どれが魔王の部屋なんだろ?」トテトテ

勇者「仮にも王様だし、一番奥じゃないか」

幼馴染「ああ、そっか。じゃあ、階段を探さないと」

魔女「勇者さま、あの広間に階段がありますよ」ホラッ

勇者「本当だ、行ってみよう!」

タタタッ...


583
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/05(土) 18:41:24 ID:65st4316
女体盛り「……」デンッ!

勇者「なんで、こんな所に女体盛りがあるんだよ!」

魔女「あわわ//」

幼馴染「魔王も考えることは同じなのね。女体盛りを勇者の前に出すなんて――」

勇者「お前が考えた作戦が、魔王サイドで実施されている事に驚きだよ」ハァ・・・

幼馴染「それだけ、優れた作戦だったのよ♪」

魔女「うぅっ、脱がなくてすみません」

女体盛り「勇者、私を食べて~//」ウフフ

勇者「いや、食べないし」


584
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/05(土) 19:05:39 ID:65st4316
女体盛り「そんなぁ……。面倒くさいから、勇者に食べてもらいたいのぉ」エヘッ//

勇者「…?!」ゾクッ

勇者「幼馴染……」

トテトテ

幼馴染「何?」

勇者「好きだよ」チュッ

女体盛り「えへへ、私もだよ//」チュッ

幼馴染「…なっ! ちょっと、何してるのよおっ!!」


585
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/05(土) 20:35:55 ID:65st4316
幼馴染「勇者、離れなさいっ!」グイッ

勇者「ぬおっ」ドスンッ

魔女「幼馴染さん、思い出しました。あの魔物、サキュバスです!」

幼馴染「サキュバス?!」

魔女「はいっ! 昨日、見たんです!」


男性は射精しないと、いずれ淫夢を見て夢精する。
そのときに理想の女性が夢に現れ、性行為をするそうだ。
その概念が実体化した存在が、淫魔・サキュバスだ。

つまり、サキュバスは男性の性欲そのものだと言える。


サキュバス「勇者ぁ、私をめちゃくちゃにしてね♪」マグロ...


586
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/05(土) 20:41:16 ID:65st4316
勇者「相変わらず、エッチが好きなんだな」

サキュバス「勇者が私をエッチにさせてるんだよ//」

勇者「今日もいっぱい感じさせてやるよ!」

魔女「わわっ、勇者さま脱がないでぇ。幼馴染さんっ!」キャア//

幼馴染「……分かってる」

幼馴染(夢精ならともかく、サキュバスに射精すると精気まで奪われてしまう)

幼馴染(男性ではサキュバスに勝てないし、私が何とかしないと――)


>>588


588
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/05(土) 21:01:45 ID:j93k1fQQ
サキュバスは睡眠魔法で眠ってもらい、サキュバスに女体盛り食材を食べさす。
勇者には自分の中で射精してもらう。


590
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/05(土) 22:13:07 ID:65st4316
幼馴染「お願い、効いて! 睡眠魔法っ!」

サキュバス「やぁん、勇者ってばヤらしいっ//」ムニュッ

幼馴染「やっぱり、夢魔に睡眠魔法は効かないのね……」

魔女「幼馴染さんっ、相手はマグロよ! 女体盛りを食べさせましょう!」

幼馴染「そうか、これにはエルフの飲み薬が使われているはずだもんね!」

サキュバス「うぐぅっ……もぐもぐ」ゲプッ

リリス「あらあら。彼女が女体盛りになった経緯を知らないって、本当に怖いわねえ」クスクス


591
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/05(土) 22:42:20 ID:65st4316
魔女「うそっ…、魔力が上がっていく」

幼馴染「まさか、効かないの?」

リリス「あーあ、やっちゃった」クスクス

魔女「……?! 上から!」

リリス「水に毒を入れたのは、あなた達でしょ。見え見えの罠を、仕掛ける訳がないじゃない。彼女は怠惰になって、淫夢の制御が面倒になった。そして、魅了された料理長が食事を盛り付け、魔王城はこうなったのよ」

魔女「という事は――」

リリス「うふふ♪ 淫夢はさらに深くなるの」


592
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/05(土) 23:19:27 ID:65st4316
サキュバス「ね~、そろそろ一発目が欲しいな//」グデーン

勇者「もう、こんなにヌルヌルだもんな。そんなに欲しいなら、いっぱい注ぎ込んでやるよ!」クチュクチュ

幼馴染「だめえっ! 勇者とエッチして良いのは、私だけなんだから!」ドサッ

勇者「ぐっ!」


幼馴染は勇者を押し倒す。
そして、馬乗りになって訴えかけた。


幼馴染「ねえ、勇者ぁ。サキュバスが見せる理想の女性って、誰なの? 昨日は、あんなに私を抱いてくれたじゃない! 私じゃ、ダメなの?!」

魔女「幼馴染さん……」

幼馴染「サキュバスなんかに渡さない。勇者の精液、私の中にいっぱい出して!」クチュッ


593
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/05(土) 23:37:57 ID:65st4316
サキュバス「……」

幼馴染(勇者ぁ、サキュバスなんかに渡さない。勇者の精液、私の中にいっぱい出して!)

幼馴染(勇者ぁ! 彼女じゃなくて、私を見て……。私の方が気持ち良くしてあげられるよ!)

勇者「幼馴染ぃ、好きだよ」

幼馴染「! 私も好きだよっ」

幼馴染「……って違う、私を見てな……い?」

サキュバス「ふふっ」


594
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 00:18:15 ID:3xIXikPQ
幼馴染(勇者、彼女が私たちの邪魔をするのぉ。何とかならない?)

勇者「……幼馴染」スタッ

幼馴染「きゃあ」


勇者は起き上がり、剣を構えた。
そして、幼馴染と向かい合う。


幼馴染「嘘でしょ……。堕落したサキュバスに、ここまで男性を操る力があるなんて――」

幼馴染「勇者っ! サキュバスが見せる理想の私じゃなくて、現実の私を見てよ!」

幼馴染「本当の私を見て欲しいの!」

勇者「本当の幼馴染……?」

魔女「勇者さま。あなたは今、サキュバスに支配されている。本当の愛を見失わないでください」

勇者「うああぁぁっ!」


597
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 08:58:14 ID:3xIXikPQ
~淫夢~
幼馴染(……ねえ、勇者。私たちは昨日、はじめて愛し合ったの。私の大切なところには、勇者の愛がたくさん注がれているんだよ。それを思い出して――)

サキュバス(私なら、勇者をいくらでも気持ちよくしてあげられる。好きなだけ、二人でセックスしようよ)

勇者「一体、どっちが本当の幼馴染なんだ!」

魔女(勇者さま、本当の愛を見失わないでください。愛し合って結ばれた女性を、悲しませないでください!)

勇者「本当の愛……」


598
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 13:10:25 ID:3xIXikPQ
勇者「お前が……本当の幼馴染なんだな」

幼馴染(そう……だよ)

勇者「ずっと一途に想っていてくれて、エッチがすごく好きで――」

勇者「僧侶なのに呪われたり、全然らしくないけど、それが本当のお前なんだよな」

幼馴染(うん、それが本当のわたしなの//)

勇者「幼馴染、俺はそんなお前が好きなんだ!」

幼馴染(ありがとう// 私も勇者のことが大好きだよ!)チュッ

サキュバス(嘘でしょ……、私じゃなくて彼女を選べるなんて――)


600
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 13:22:25 ID:3xIXikPQ
~魔王城・現実~
勇者「幼馴染、俺はそんなお前が好きなんだ!」

魔女「……// 今、夢で告白してるんですかねえ」ドキドキ

幼馴染「勇者はやっぱり、私を想ってくれているんだ//」ギュッ

魔女「勇者さま。何だか、楽しい夢を見ているみたいですよ//」

幼馴染「うんっ//」

魔女「幼馴染さん、良かったですね」ニコッ

幼馴染「えへへ。硬くなってるし、抜いてあげようか♪」シュッシュ

魔女「あわわ// 今の内に、サキュバスを倒しましょうよ!」アセアセ

サキュバス「……」


601
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 13:32:08 ID:3xIXikPQ
魔女「相手は動かないマグロ。女性の私たちには無力です!」


魔女は聖剣を拾い上げ、サキュバスに歩み寄ると振りかぶった。
そのとき、忘れていた視線に気が付いた。


リリス「うふふ♪」

魔女「さっきから、ずっと見てますよね。仲間が殺されますよ?」

リリス「いいわよ。どうぞ、ご自由に」クスクス

魔女「えいっ!」


602
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 13:47:33 ID:3xIXikPQ
幼馴染「拘束魔法っ!」

魔女「えっ…?!」ピタッ

幼馴染「魔女さん、サキュバスは殺してはいけないんです!」

魔女「どういう事ですか?」

幼馴染「サキュバスは概念的な存在、男性の性欲そのものなんです。今は勇者の夢に入り込んでいるから――」

魔女「サキュバスを殺すと、勇者さまは性欲を失う?」

幼馴染「……はい。私は勇者とエッチしたいから、サキュバスを殺させません!」


603
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 14:07:09 ID:3xIXikPQ
サキュバス「もう面倒くさいから、あなたと勇者をエッチさせてあげるね♪」ニコッ

勇者「幼馴染……うくっ」ドピュッ

魔女「きゃあっ// ゆ、勇者さま。い、今のが夢精……ですか?」カアァ//

幼馴染「ま、まあ、夢の相手が私なら……ねえ」

サキュバス「はうぅ、いっぱい出たぁ// もっと楽しんでね、幼馴染さん♪」

勇者「……うっ」ドクドクッ

魔女「わわっ、また射精しましたよ// これって、まさか――」ゾワッ

幼馴染「サキュバスが、私との淫夢を見せ続けているの?!」


604
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 14:15:24 ID:3xIXikPQ
魔女「幼馴染さん! このままだと、勇者さまの精気が奪われてしまいますよ!」

幼馴染「……分かってる。でも、サキュバスは殺せないの!」

魔女「殺さないと、勇者さまが死んじゃいます!」

サキュバス「勇者ぁ、もっと幼馴染さんにかけてあげて♪」ダラーン


勇者の下半身が精液で汚れていく。
そのたびに、サキュバスに精気を奪われる。
愉悦感に満たされた表情で、勇者はどんな淫夢を見せられているのだろう……。


幼馴染「勇者ぁ、同じことを私にしても良いんだよ――」


605
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 14:30:12 ID:3xIXikPQ
幼馴染(このままでは、勇者が殺される)

幼馴染(蘇生魔法があるけど、サキュバスを倒さないと問題は解決しないし、勇者が死ぬなんて耐えられない)

幼馴染(サキュバスを殺す場合、子作りを昨日したので妊娠する可能性はある)

幼馴染(だけどその一回で妊娠するとは思えないし、もっとエッチをしたいからサキュバスは殺せない)

幼馴染「サキュバスを殺さずに勇者を助けるには、どうすればいいの!?」

リリス「いやぁん♪ 勇者が死ぬか、勇者を去勢するか。究極の選択ねっ」クスクス


>>607
幼馴染どうする


607
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 16:51:21 ID:kOkmGpjs
去勢でいいじゃん


609
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 18:09:09 ID:3xIXikPQ
幼馴染「やっぱり、勇者を助けるにはサキュバスを殺すしかない」ギリッ

リリス(これで勇者は子孫を残せない。魔王さまの思惑通りね)クスクス


幼馴染「魔女さん。せめて、私に殺させてください」トボトボ

魔女「……」

つ聖剣

バチッ!

幼馴染「きゃあ!」


聖剣を掴もうとした瞬間、衝撃を感じて足元に落としてしまった。


幼馴染「……っ。ごめんなさい、私では触れないみたいです」


610
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 18:13:02 ID:3xIXikPQ
魔女「触れないって、これは聖剣ですよ。聖なる力を引き出せるかは別にして、誰でも扱えるはずです」

幼馴染「きっと、私の体質のせいだと思う。聖剣も詰まるところ、魔法剣だから――」

幼馴染「魔女さん、代わりにお願いします」

魔女「本当にいい……のね?」

幼馴染「はい……」コクッ


魔女は聖剣を拾い上げ、力強く構えた。
そして、サキュバスへと振り下ろす。
しかし、すんでのところで思いとどまった。


611
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 18:23:22 ID:3xIXikPQ
魔女「私も出来ない……。サキュバスを殺せない!」

幼馴染「どうして? さっきまで、殺そうとしてたじゃない」

魔女「昨日、愛し合う二人を見てしまったから――。幼馴染さんは、勇者さまと愛し合えなくなってもいいの?!」

幼馴染「そんなの、嫌に決まってるじゃない!」

魔女「だったら、考えようよ。勇者さまの男性らしさを奪うことは、僧侶として許される行為なの?」

幼馴染「それは……。ありがとう、私どうかしてた」

魔女「きっと、あるはずです。サキュバスの淫夢を醒ます方法が」

>>613
1、勇者の精液を飲ませる
2、その他


613
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 18:33:11 ID:dNpmrX7Q
1


615
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 19:59:29 ID:3xIXikPQ
魔女「そういえばサキュバスって、最初は勇者さまとセックスしようとしてましたよね」

魔女「でも今は、勇者さまに振られてしまったから、仕方なく幼馴染さんの淫夢で射精させています」

幼馴染「そうだろうけど、それがどうしたの?」

魔女「つまりですよ、サキュバスは勇者さまの精液が欲しいんじゃないんですか」

幼馴染「それはまあ、サキュバスはそういう淫魔だから――って、まさか勇者の精液を?!」

魔女「そうです。サキュバスは今、飲み薬のせいで動けませんよね。だから、淫夢を見せ続けているんじゃないですか?」

幼馴染「えーっ!」


616
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 20:20:56 ID:3xIXikPQ
幼馴染「精液が欲しいって、以前にもあった気がする……。今回は人間じゃないし、やるしかないんでしょ」ハァ

魔女「では、試してみてください」

幼馴染「あなたも手伝ってよ」

魔女「……え?」

幼馴染「こぼさないように気をつけてね」トロッ...

魔女「あわわ// もうお嫁に行けないよぉ……」ウゥッ

幼馴染(勇者の精液、ほとんど精子が混ざってない。私でも、こんなに頑張らせないのに――)

幼馴染(勇者、さっきは迷ってごめんなさい)チュッ


617
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 23:33:32 ID:3xIXikPQ
魔女「あうぅ、恥ずかしい……//」クチュクチュ

サキュバス「はぅん……精液だ~// でも、薄い気がする」ショボン

幼馴染「悪いけど、これで納得してくれる?」クチュクチュ

サキュバス「入れてないから、いや……」プイッ

幼馴染「いやって、これ以上は無理だから!」

幼馴染「ん? 入れてない……から?」


618
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 23:39:31 ID:3xIXikPQ
幼馴染(何となく、分かった気がする――)


サキュバスは今、勇者の性欲そのものだ。
もし勇者の性欲が私に挿入して射精したいというものなら、私はまだそれをしていない。
サキュバスは今、私が受け止めないと納得しないのだ。


魔女「幼馴染さん、何を?!」

幼馴染「やっと分かったの! 勇者っ、もう一回だけ頑張って!」


619
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/06(日) 23:51:07 ID:3xIXikPQ
魔女「はわわっ//」テレッ


幼馴染は勇者に跨がり、陰茎を騎乗位で挿入した。
ゆっくりと腰を動かし、粘膜が擦れ合う快感を楽しむ。


幼馴染「あんっ、んんっ……頑張れそう? 硬くなってきたよ……」ハァハァ

サキュバス「……そうそう、中に射精してほしいの//」

幼馴染「勇者ぁ! 中に出してぇ」

勇者「幼馴染……」ピュッ


あまり射精の脈動を感じない。
だけど、絶頂に達してくれたことがうれしかった。


幼馴染「勇者ぁ// 頑張ってくれて、ありがとう」ギュッ


620
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/07(月) 00:06:08 ID:F/4H0v/A
勇者「くっ……俺は一体……」

幼馴染「…! 勇者っ、身体は大丈夫?」

勇者「何だか、だるくて仕方ないんだけど……」グッ

幼馴染「それはまあ、いろいろと頑張りすぎちゃったもんね//」

勇者「頑張りすぎって……、何で裸なんだよ?!」

魔女「もう、恥ずかしくて見てられないです。二人とも、早く服を着てください//」アセアセ

サキュバス「やっぱり、薄すぎて物足りない。新しい人、来ないかなぁ……」ダラーン


621
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/07(月) 19:10:13 ID:F/4H0v/A
幼馴染「サキュバスは納得してくれたし、次の相手はあなたですか!」

リリス「うーん、好きに通れば良いんじゃない?」

魔女「……えっ?」

リリス「私は怠惰を司る悪魔。魔王様から命令を受けてないし、戦うのは面倒なのよね」

勇者「通してもらえるなら、無駄な戦いは避けよう」

幼馴染「……そうだね」

リリス「それじゃあ、頑張ってね。聖剣を触れない、穢れたお嬢さん♪」クスクス


622
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/07(月) 19:47:55 ID:F/4H0v/A
勇者「どうやら、追ってくる気はないようだな」チラッ

幼馴染「ねえ、勇者……」

幼馴染「淫夢に支配されたとき、サキュバスよりも私を選んでくれて、すごくうれしかったよ//」ギュッ

勇者「当たり前だろ。いつも言ってるじゃないか、お前が一番好きだって」

幼馴染「うんっ// あの時、どんな夢を見ていたの?」

勇者「それが、よく覚えてなくて――」アセアセ

幼馴染「本当に? 夢で見たこと、一緒にしようね//」

勇者「……ははっ」


623
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/07(月) 20:01:01 ID:F/4H0v/A
魔女「ところで、あの悪魔が幼馴染さんのことを、『穢れたお嬢さん』と言ってましたよね」

幼馴染「う……うん、そうだったっけ」

魔女「聖剣を触れないなんて聞いたことがないし、何か心当たりはないんですか?」

幼馴染「心当たりって言われても――」

勇者「魔女さん、幼馴染はそんな体質なんだ。気にかける必要がある事だけど、敵の言葉を真に受けるのは止めよう」

魔女「……そうですね。すみません」


624
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/07(月) 20:57:52 ID:F/4H0v/A
~魔王の間~
勇者「ここが魔王の謁見の間みたいだな」

幼馴染「律儀にそう書いてあるもんね。迷うからかな?」

勇者「自分の城で迷うヤツはいないだろ、さすがに……」

魔女「あの、いよいよですね。みんなの仇、絶対に取らないと!」ギリッ

幼馴染「私は魔王を倒して、勇者と結婚する!」

勇者「ああ、そうだな。それぞれの目標のために、三人で頑張ろうっ」


625
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/07(月) 21:15:27 ID:F/4H0v/A
幼馴染「じゃあ、気休めだけど、勇者の体力を回復しておくね。回復魔法っ!」

勇者「ありがとう」

魔女「幼馴染さん。気休めって、どういうことなの?」

幼馴染「頑張りすぎて基礎体力まで消耗しちゃったから、もうスタミナ不足なのよね」ハァ・・・

魔女「あ、あぁ……、そうなんだ。さすがにあれは、死ぬんじゃないかと思ったもん」カァッ//

勇者「面目ない……」ショボン

幼馴染「それじゃあ、みんなに防御魔法と適応魔法も唱えるから」

パアァッ...

魔女「幼馴染さん、ありがとございます」

勇者「よしっ、突撃だ!」

>>627
グレネードランチャー
景気付けの一発
撃つ、撃たない


627
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/07(月) 21:48:45 ID:DMXXL0sk
残しても仕方ないから撃っとく


628
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/07(月) 22:45:33 ID:F/4H0v/A
ガチャ
魔王「来たな、勇――」

勇者「いたな、魔王! 先手必勝だ!」カチッ

魔王「な、何ぃっ?!」


ズドオォォンッ・・・


凄まじい爆発により、謁見の間が吹き飛んだ。
床が崩れ、魔王が下階へと転落する。
そして、次々と崩落する瓦礫の下敷きになった。


勇者「やったか……」

擲弾:1→0


629
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/07(月) 23:17:23 ID:F/4H0v/A
魔女「や、殺れたでしょうか?」

勇者「魔王を倒せるのは勇者だけだ。これくらいでは死なないだろう」


そう言った直後、瓦礫が砂になって城外へと吹き飛ばされた。
怒りに震える魔王が、砂煙の中から現れる。

魔王「ふざけおってえぇっ!」

幼馴染「魔女さん、地の利は私たちにあります!」

魔女「そうね。食らえ、魔王! 爆発魔法っ!!」


630
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/08(火) 00:02:14 ID:oazyZKnc
ポンッ

魔女「……!?」

魔王「土精霊、勇者どもを落とせ!」


魔王が上階の勇者たちに向けて、腕を伸ばす。
その瞬間、石床が砂に変わった。

さらさらと崩れ落ち、勇者たちもなすすべなく転落する。
その真下には、魔法で作った石槍が敷き詰められていた。


勇者「ちっ!」
魔女「う、嘘でしょ!」
幼馴染「……」

グシャア
ズザザザ……


631
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/08(火) 01:17:36 ID:oazyZKnc
勇者たちが落下した衝撃で、石槍のほうが砕けた。
幼馴染の防御魔法は、それほど強力なのだ。
降り積もった砂がクッションになり、痛みもない。


幼馴染「二人とも大丈夫?」

魔女「……大丈夫です」パサパサ

勇者「さすが、幼馴染だな」

幼馴染「えへっ」


632
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/08(火) 01:54:30 ID:oazyZKnc
魔王「人間どもよ。なぜ、余を討たんとするのだ」

魔女「あなたは、世界に闇をもたらす存在だからです。人々を支配し、仲間を殺し、それらを許せる訳がありません!」

魔王「私怨と正義感か。しかしそれは、お前たち人間と神々がしてきた事でもあろう!」

魔王「闇に閉じ込めて迫害し、魔物たちを無差別に狩り滅ぼす!」

魔王「我々が権利を取り戻すことの、何が悪いのだ!」

勇者「そんな話、どうでも良いんだよ。俺は勇者として、闇をもたらす魔王を討つだけだ!」

魔王「ならば、問う。余を討つと、地位や富を得ることが出来るのか?」

勇者「当然だろ」

魔王「では人間よ、取引をしようではないか。余の配下となるなら、世界の半分を与えてやろう」

>>634


634
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/08(火) 05:31:19 ID:ZoBcBNcw
半分じゃなく全部くれるならあんたの支配下になります


636
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/08(火) 12:55:55 ID:oazyZKnc
勇者「半分じゃなくて、全部くれるなら配下になりますよ」

魔王「ほう、全部だと?! 言うではないか!」

魔女「勇者さま、正気なんですか! 魔王の配下だなんて!」

幼馴染「勇者……」

魔王「そうだな――。言葉ではなんとでも言える。余の配下となるなら、その使えない魔導師を殺してみせよ!」

>>638
1、魔女さんを殺す
2、出来る訳ないだろ(配下にならない)


638
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/08(火) 15:06:34 ID:2mXTrumI
2


639
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/08(火) 19:50:41 ID:oazyZKnc
勇者「……分かった。彼女を殺そう」


勇者は聖剣を抜いて、魔女と向かい合った。
そして剣先を、魔女の首もとに当てる。
彼女は困惑と失望の入り混じった表情で、勇者を見つめた。


魔女「勇者さま、本気……なんですか?」

勇者「疾風のように突き殺してやる。だから、安心しろ」ニヤッ

魔女「そんな――」


640
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/08(火) 19:59:44 ID:oazyZKnc
魔女(こんな筈じゃなかった……)


首領と戦ったときの勇者さまは、とても格好良かった。
策が見事にはまり、自分たちより強い敵に勝つことが出来た。
それなのに今は、魔王の手先になろうとしているのだ。
勇者さまへの憧れが、ただただ失望へと変わっていく。


幼馴染「ま、魔女さんっ!」


勇者さまが、おもむろに剣を構える。
その瞬間、ふと疑問に思った。
幼馴染さんの防御魔法が効いているのに、どうやって殺すつもりなのだろう?


641
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/08(火) 20:14:12 ID:oazyZKnc
魔女「……!!」


今、私からは魔王の姿が見えない。
勇者さまが、剣を抜いて移動したからだ。
つまり今、私の行動も魔王から見えない。


勇者『疾風のように突き殺してやる』

魔女(そうか、だから勇者さまは!)

勇者(気付いたようだな。魔女さんを殺すなんて、出来る訳ないだろ)ググッ

魔女「風精霊、召喚っ!」


642
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/08(火) 20:27:22 ID:oazyZKnc
そよそよ……

勇者「お、おいっ」

魔女「えぇっ?! 全力でやったのに!」

魔王「どうするのかと思えば、とんだ茶番だったな。だから言ったのだ、使えない魔導師など殺してしまえと」

勇者「ちいっ!」ダダッ

魔王「爆発魔法!」

ドゴオォォン...


643
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/08(火) 22:06:06 ID:oazyZKnc
ガサッ・・・
勇者「くそっ!」

魔王「ふむ、ダメージは僅かのようだな」

魔女「どうして……。どうして、魔法を使えないの?!」

魔王「それが、余とお前のレベルの違いなのだ。精霊魔法を極めることは、現象を支配することだ。そして現象を支配することは、精霊を支配することでもある。小娘ごときが使役できる精霊など、ここにはおらんのだっ!」

魔女「そんな……、私、本当に使えない魔導師だったんだ」


昨日、魔王城に潜入したときに違和感を感じていた。
水精霊の力が、いつもより弱かったのだ。
その違和感を放置したせいで、こんな事になるなんて――。

気付けるチャンスは、何度もあった。
そして気付いていれば、違う作戦を立てることも出来た。


魔女「それなのに、私は……」


645
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/08(火) 23:41:37 ID:oazyZKnc
勇者「魔女さん、諦めるな! 策はまだあるはずだ。何が出来るか考えるんだ!」

魔王「ふはははは! 小娘よ、風精霊の使い方を教えてやろう」

魔女「……?! まさか――」ドサッ


力なく、魔女さんが崩れ落ちた。
狂ったように痙攣し、そして視線が定まらなくなっていく。
これが、風精霊による攻撃なのか?!


魔王「空気の主成分は窒素と酸素だ。そして酸素濃度を操るだけで、人間は容易に窒息する。防御魔法など、風精霊の前では無力だと思い知るがいいっ!」

魔女「あぁ……ぅ………」ピクピク


646
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/09(水) 18:59:15 ID:s.FL3GXE
勇者「魔女さんっ!」

幼馴染「魔女さんは私が看るから、勇者は魔王を!」

勇者「頼んだぞ!」


勇者はそう言うと、剣を構えて魔王と向き合った。
じりじりと間合いを詰めながら、お互いに睨み合う。


魔王「勇者よ。一国の軍隊にも勝る歴代の魔王が、なぜ勇者の小隊に勝てなかったと思う。それは、勇者に女神の加護があったからだ」

勇者「……、何を言いたい」

魔王「つまり、女神の加護さえなければ、勇者など恐れるに足らんのだ!」


647
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/09(水) 19:12:17 ID:s.FL3GXE
魔王「インクリーズ・アン・クリンド」


魔王が呪術を唱え、力強く構えた。
勇者を中心として、呪術の陣が展開されていく。


勇者「ぐああぁっ!」

魔王「サキュバスとの戦いで分かったことがある。女神の加護は呪術を祓うが、自己の欲望には効力を発揮しない」

魔王「つまり、世界の半分に対し、世界のすべてを要求する強欲。その大罪を膨張させれば、女神の加護は穢れて堕落するのだ!」

勇者「うぐぐ……くそっ」ドサッ


648
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/09(水) 19:24:40 ID:s.FL3GXE
幼馴染「ゆ、勇者ぁっ!」

魔女「幼馴染さん……げほっ、勇者さまを」

幼馴染「でも、呪術だけは――」

魔女「はや、く!」

幼馴染(女神の加護が呪われてしまうと、魔王に勝つことは出来なくなる。そうなると、みんな死んでしまう)

幼馴染(だから、僧侶として解呪しないといけない。でも、どうすれば……)


>>650
1、キスをする
2、その他


650
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/09(水) 19:48:43 ID:k2rGBiyE


651
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/09(水) 21:07:33 ID:s.FL3GXE
幼馴染(私がメイスに呪われてしまったとき、勇者はキスをしてくれた)

幼馴染(それが私たちの旅の始まり。キスは私たちにとって、大切な絆なんだ)


だから、
そうするべきだと思った。
それ以外にないと思った。


幼馴染「……勇者、愛してるよ」


そして私は、
勇者と唇を重ねた。


652
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/09(水) 22:18:14 ID:s.FL3GXE
幼馴染「うぐっ、うあああっ!」


幼馴染がキスをしたことで、勇者を取り巻く呪術がすべて解放された。
穢れてしまった、女神の加護。
それが呪いとなって、幼馴染の中へと引き出されていく。


勇者「ぐっ……、幼馴染。どうしてこんな事を――」

幼馴染「私が呪われ…たとき、勇者はキスをして……くれたでしょ。女神の加護が慈愛の力なら、一緒に育むもの……だよね」

幼馴染「だから――」

魔王「呪いを取り込んだだと?! まさか、お前が鍵なのか!」


653
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/09(水) 22:34:21 ID:s.FL3GXE
最初は薬草だった。
そんなものだけ渡されて、魔王を倒すなんて不可能だと思った。

それが犬のぬいぐるみになり、メイスになり、ついには聖剣となった。
俺たちの想いが、人々の想いが、この聖剣に詰まっているのだ。

女神の加護は慈愛の力。
慈愛の根源は人々を想う力だ。


その想い。
みんなの想いを、俺が魔王にぶつけてやる!


654
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/09(水) 22:42:46 ID:s.FL3GXE
魔王「な、何だと?!」

勇者「世界に闇をもたらし、人々を支配する。ならば、その人々の想い、受け止めるがいい!」


残された女神の加護を、絆の力が増幅していく。
そして膨れ上がった女神の加護に包まれ、聖剣が光り輝いた。


勇者「魔王っ! くらえぇぇっ!!」

魔王「なめるな! サラマンダー、勇者を焼き尽くせ!」


勇者は、力強く聖剣を振り下ろした。
放たれた閃光が火精霊を斬り、魔王を包み込む。
そして、斬撃が魔王を切り裂いた。


655
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/10(木) 19:30:42 ID:S4YgHnTo
勇者「や、やった!」フラフラ

幼馴染「勇者っ! 魔王、私たちがやっつけたんだよね!」

勇者「そうだ。幼馴染がいてくれたから、俺も頑張れたんだ。ありがとう」

幼馴染「うんっ、お疲れさま♪」チュッ

魔女「勇者さま、やりましたね」ゼエゼェ

勇者「ああ、どうにかな。魔女さん、身体は大丈夫?」

魔女「回復の途中だったので、まだ息苦しいです」

幼馴染「そ、そうでした。治癒魔法!!」アセアセ


656
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/10(木) 19:42:30 ID:S4YgHnTo
ズブッ!
勇者「ぐはあっ!!」

幼馴染「!?」


突然、地面から槍が伸びてきた。
それが勇者の胸を貫き、串刺しにする。
勇者は倒れることが出来ず、血を吐いてだらりと脱力した。


幼馴染「ゆ、勇者! 鎮痛魔法!」

勇者「幼馴染……、すま、ない……」

魔王「ちっ、急所を外したか」

魔女「魔王、どうして?!」

魔王「致命傷にもならぬほど、女神の加護が弱まっていたのだ。回復に手間取ったが、惜しかったな。ふはははは!」

魔女「そんな……」

魔女(スタミナ不足と弱まった女神の加護。とどめを刺すには力不足だったんだ――)


657
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/10(木) 19:54:47 ID:S4YgHnTo
幼馴染「魔女さんっ、この石槍を抜いてよっ!」

魔女「魔王が精霊たちを支配しているから――」

幼馴染「それじゃあ、治癒魔法が! うぅっ……勇者っ、勇者あっ!」

魔女「精霊魔法を使うには、敷地外の精霊を使役するしかないと思う。だけど、その精霊も支配されてしまえば意味がない……」

魔女(グレネードランチャーを使えたのは、それが理由だ。だけど、分かるのが遅すぎた)ウウッ...

幼馴染「そぅ、それだけで良いんだ――」ユラリ


658
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/10(木) 20:08:27 ID:S4YgHnTo
魔王「娘よ! 身体を貫かれたままでは、治癒魔法でも治せまい。どうだ、余と取引をしようではないか!」

魔女「取引?!」

幼馴染「……」

魔王「余の配下になるなら、勇者を助けてやろう。女神の加護が弱まった勇者など、恐れる必要がないからな。どうだ、悪い話ではなかろう。我々に力を貸してくれないか?」

幼馴染「誰が魔王なんか! 私の勇者にこんな事をして、絶対に許さない!」


>>660
四大精霊のどれか


660
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/10(木) 20:55:43 ID:yWbRjn6w


661
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/10(木) 22:53:29 ID:S4YgHnTo
この地域は地下水が豊富だ。
勇者の治癒が出来ないなら、その地下水で魔王を殺してやる!


幼馴染「防御魔法、適応魔法っ。ウンディーネ召喚!」


膨大な魔力が水精霊の力を引き出し、
魔王城周辺の地下水を上空へと運んでいく。


魔王「ここでは精霊魔法など使えんぞ!」

幼馴染「凍結魔法っ!」


662
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/10(木) 23:20:56 ID:S4YgHnTo
・・・
・・・・・・
聖騎士「リーダー、魔王城の方を見てくれ!」

リーダー「何なんだ、あの禍々しい黒雲は――」

聖騎士「もしかして、勇者たちの身に何かあったんじゃ」

ドラゴン「グルリュウ……」

リーダー「魔王、か――」


663
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/10(木) 23:28:48 ID:S4YgHnTo
魔王「ぬおっ!」

ズドン
ズドンズドン!

膨大な地下水が雲となり、魔王城の上空で巨大な氷塊となって降り注ぐ。
それは城を破壊し、氷塊と瓦礫が散弾のように飛び交っている。


魔女「幼馴染さん! やりすぎですっ、きゃあ!」

魔王「くそっ、ふざけおって!」

幼馴染「稲妻よ、魔王に直撃しろ! 雷撃魔法っ!」


積乱雲の中では、氷の粒が激しく衝突している。
その摩擦で蓄積された静電気が、稲妻となって魔王に直撃した。


664
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/10(木) 23:48:58 ID:S4YgHnTo
落雷による高熱と、それによる空気の膨張。
暴れ狂う水精霊と崩れ落ちる城壁。


幼馴染「こんなに精霊たちが乱れ狂ったら、いくら魔王でも支配なんて出来ないよねえ。私が水精霊の使い方、身を持って教えてあげるわ」ニヤッ

魔王「……!」ゾクッ

幼馴染「体細胞の水分を、すべて凍結させてあげる。凍結魔法っ!」

魔王「ぐああぁぁっっ!!」


665
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/10(木) 23:58:45 ID:S4YgHnTo
幼馴染「はあはぁ……。魔女さん、今なら頑張れば魔法を使えるはずです」

魔女「……! う、うんっ。土精霊!!」


荒ぶる土精霊を制御し、勇者さまを貫く石槍を取り除いた。
そしてついでに、凍結した魔王を粉々に砕く。


魔女「ふうっ、スッキリした//」

勇者「ぐっ、ううっ……」

魔女「ゆ、勇者さま!」


666
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 00:07:19 ID:rGIoE.oc
魔女「幼馴染さん! 勇者さまに治癒魔法を!」


石槍が抜けたことで、出血が酷くなった。
このまま放っておくことは出来ない。


幼馴染「……。私が精霊魔法を使うと、こんな状況になって魔力が空っぽになってしまうのです」


降り積もる氷塊と瓦礫。
魔力の制御が出来るなら、こんな状況にはならない。
余りにも規格外すぎる。


魔女「じゃあ、治癒魔法を使えないんですか?!」

幼馴染「そう……なんです」

幼馴染(私が僧侶になったのは慈愛の魔法を届けたかったからなのに、必要なときにそれが出来ないなんて――)ウウッ...

魔女「そ、そうだ! 私、魔力を回復する魔道具を持っていますよ!」


667
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 00:12:23 ID:rGIoE.oc
幼馴染「でも、私は魔道具を使えません」

魔女「このままだと、勇者さまは危険な状態ですよ!」

幼馴染(魔力が空っぽの今なら、中程度の回復アイテムを使えるかもしれない)

幼馴染「分かった。やってみる!」


>>668
(魔女さんの髪飾り)
秒が3の倍数の場合は、魔力が回復して髪飾りが壊れる
それ以外は、何も起きずに壊れる

>>669
(予備の髪飾り)
秒が3の倍数の場合は、何も起きずに壊れる
それ以外の場合は、魔力を回復して壊れる


668
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 00:17:10 ID:Om/tGiIw
どやっ!


669
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 01:06:24 ID:FSQPUf0o


672
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 18:33:13 ID:rGIoE.oc
魔女「それじゃあ、髪飾りを着けてみてください」

幼馴染「う、うんっ」


つ髪飾り


幼馴染(お願い、勇者を治癒したいの……)

魔道具が幼馴染の祈りを検知する。
その瞬間、髪飾りの宝石から魔力が放出された。

それは、幼馴染の魔力を回復するためではない。
祈りを検知する機能を、過剰に発揮するためだ。
そして髪飾りの宝石は、幼馴染の魔力を回復することなく壊れてしまった。

幼馴染「……」


673
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 18:40:38 ID:rGIoE.oc
魔女「その髪飾り、私が何度も使ったから壊れたのかも。予備がもう一つあるし、大丈夫だよ」ガサゴソ

幼馴染「よし、今度こそ!」


つ予備の髪飾り


しかし、効果はなかった。
予備の髪飾りも同じく、祈りを検知して過剰に魔力を放出してしまったからだ。
そして、幼馴染の魔力を回復することなく壊れてしまった。


幼馴染「ううっ、どうして……」

魔女「そんな……、本当に魔道具を使えないなんて――」

幼馴染「勇者、勇者ぁ!」ウウッ...


674
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 20:03:16 ID:rGIoE.oc
勇者「やっぱり、その魔道具は使えなかったか」ウグッ

魔女「勇者さま! 動くと出血が酷くなりますよ!」

勇者「大…丈夫。急所は外れているし、鎮痛魔法がまだ効いてくれてる……」

幼馴染「……うん」

勇者「それに、トドメを刺せるのは勇者だけだ。また魔王が復活する前に、俺がトドメを刺す!」

魔女「でも、魔王の身体は粉々に砕きましたよ。これ以上、どうすれば――」


675
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 20:11:06 ID:rGIoE.oc
勇者「蘇生するには、魂が必要だろ。だから魔王の魂、闇を斬るんだ」

魔女「闇を斬る?!」

勇者「ああ。俺の血には、女神の加護がある。それを聖剣に吸わせて、闇を直接斬るつもりだ」

勇者「そうすれば、女神の加護が弱まっているとはいえ、かなり効果があるはずだ」

魔女「なるほど!」

勇者「だから、幼馴染。治癒魔法が出来なかったからこそ、魔王を倒す策を思い付けた」

勇者「すべてが、魔王を倒すために繋がっている。最後まで諦めないでくれ」

幼馴染「……うん。勇者のこと、信じているから!」


676
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 20:18:54 ID:rGIoE.oc
勇者「ぐっ、やるぞ!」


胸から溢れる血液を、聖剣に拭いつける。
そして、意識を集中させた。

凍結して砕け散った肉片が、もぞもぞと蠢いている。
それらの一点。
そこに魔王の魂を、闇の存在を勇者は感じた。

勇者「そこか! みんなの想い、その魂で感じ取れっ!」


聖剣が輝き、光の剣となる。
そして、闇を斬り裂いた。


魔王『ぬおおぉぉっ!』


677
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 20:32:53 ID:rGIoE.oc
魔女「魔王の気配が、消えた――」

勇者「やった……か」ドサッ

幼馴染「勇者っ! 死なないで!!」

勇者「大丈夫だ。これくらいじゃ、俺は死なないよ」グッ...

勇者「それより、ここに来るまで、魔物をまったく倒していない。早く逃げ…るんだ」

魔女(これだけ破壊されていたら、魔物も生きてはいないはず。それより、勇者さま――)

幼馴染「一緒に行こうよっ! ねえ、ねえっ!」

勇者「……」ガクリ


678
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 20:56:05 ID:rGIoE.oc
・・・
・・・・・・
幼馴染「ねえ、起きて。勇者、起きてよぉ」

勇者(俺は死んだのか?)

魔女「勇者さまっ!」

勇者(……そうだ。俺は魔王を倒して、それから死んだんだ)

幼馴染「わわっ、ちょっと!」

勇者「ぐはあぁぁっ!!」


679
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 21:06:09 ID:rGIoE.oc
ドラゴン「グリュウ、グルルリュウ!」ゆさゆさ

聖騎士「ドラゴンも勇者が心配みたいだな。あんなに懐いて――」

勇者「逆に殺されるわっ!!」ガバッ

ドラゴン「グルウッ!」びくっ

幼馴染「勇者ぁっ! 目が覚めたのね!」

勇者「…! 幼馴染、心配かけてごめんな」

幼馴染「ううん、そんなことない。勇者が無事で、良かったよぉ……」ウルッ


680
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 22:10:17 ID:rGIoE.oc
勇者「俺を助けてくれたのは、聖騎士なのか」

聖騎士「ああ。どうにか、治癒魔法が間に合ったようだ」

ドラゴン「グルッグリュウ!」

勇者「そうか。ドラゴンもありがとうな」

聖騎士「しっかし、壮絶な戦いだったんだな。魔王を倒してしまうとは、さすが勇者殿だ」

勇者「当然だろ。たまには、勇者らしいことをしないとな」

幼馴染「……あはは」

魔女「……あははは」


681
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 23:27:20 ID:rGIoE.oc
勇者「ところで、この聖剣なんだけど、もう使えないみたいだ」ボロッ

聖騎士「役目が終わったんだろうな。その剣を勇者殿に渡して良かったよ」

勇者「この剣がないと、素手だったからな」ハハハ

聖騎士「それじゃあ、先に戻って王様に報告してくる」

勇者「ああ、頼んだぞ」

ドラゴン「グリュウ!」


682
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 23:30:15 ID:rGIoE.oc
魔女「勇者さま。色々あったけど、魔王を倒してくれて格好良かったです//」

勇者「魔女さん、俺だけでは勝てなかった。みんなの想いが一つになって、だから勝てたんだと思う」

魔女「そうですね。私もそう思います//」

幼馴染「みんなの想い……か。これで、世界に平和が戻るんだよねえ」

勇者「当たり前だろ、そのために戦ってきたんだから。でも結局は、人間次第なんだよな……」

幼馴染「そうだよね。魔王の領地をどう分配するか、国境争いが始まる可能性もあるし」

勇者「まあ、それは俺たちが考えることじゃないさ。とりあえず、王様に報告しに行こう!」

幼馴染「うんっ!」

魔女「はいっ!」


683
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/11(金) 23:38:15 ID:rGIoE.oc

聖剣→魔王退治の名声

頂き物
魔女さんの髪飾り(使用済み)

使ったもの
エルフの飲み薬:空瓶
グレネードランチャー:残弾なし


686
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/12(土) 14:05:26 ID:aOaTIHY6
~魔王城~
リリス「けほっ、けほっ……。ひどい目に遭ったわ」

魔王の側近「しばらく離れている間に、魔王様は討たれてしまったか……」

リリス「…! 側近さまっ! お疲れさまです、溜まってませんか?」

サキュバス「側近さま~、私たちと良いことしましょうよ//」

側近「久々に帰ってきたのに、それしか言えんのか! お前たちに関わったら、身体が保たんわっ!」

サキュバス「……」ショボン


687
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/12(土) 14:10:21 ID:aOaTIHY6
側近「ところで、頼んでいたことはしてくれたのか?」

リリス「はい。どうやら、勇者の精液に女神の加護はないようです」

側近「ということは、勇者は女神が抽出する存在で遺伝はしないということだな」

リリス「恐らくは。もし女神の加護があるなら、リリムが浄化されていたはずですし」

サキュバス「私は大丈夫です。欲求不満です!」

側近「なるほど。危険な任務、ご苦労だったな。勇者と対をなす魔王様が崩御された今、勇者は女神の加護を失ったはずだ。魔王様の布石、無駄にはしないぞ!」

リリス「そうですね。側近さま、頑張ってください」


688
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/12(土) 14:12:42 ID:aOaTIHY6
~勇者の故郷~
大臣「王様、大変です!」

王様「なんだ。言うてみよ」

大臣「勇者がレジスタンスと協力し、魔王を倒したのです!」

王様「何だと、わらしべの貧民が魔王を?!」

大臣「はいっ! その件について、各国から賞賛や衛兵教育の問い合わせが殺到しています」

王様「おお、そうか。あいつ、やりおったかっ! やはり、勇者特約は残しておいて正解だったな」

大臣「はい。魔王を滅したことにより見込まれる経済効果は、エルフ退治や豪遊による損害額を超えて利益が出るでしょう」

王様「そうか」

大臣「つきましては、勇者たちに褒美を用意すべきかと思いますが、いかが致しましょうか」

王様「そうだな。勇者には>>691をやろう。連れの女は、国外追放の取消で良いだろう」


691
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/12(土) 16:34:46 ID:VlPkNji2
不老長寿の秘薬人数分


692
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/12(土) 17:37:00 ID:aOaTIHY6
王様「そうだな。勇者には不老長寿の秘薬をやろう。連れの女は、国外追放の取消で良いだろう」

大臣「不老長寿の秘薬って、王様が愛飲しているものではないですか。それを勇者たちに分けて良いのですか?」

王様「大臣よ、考えてみろ。わらしべの貧民は、終始一貫して卑猥な事しかしておらん。奴らには、打ってつけの薬ではないか」

大臣「ま、まあ、そうかもしれませんな」

王様「レジスタンスには、1本で良いだろう。大臣、用意しておけ!」


693
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/12(土) 17:59:49 ID:aOaTIHY6
~港町の国王~
国王「――と、いうわけで預かっておる。魔王退治の褒美として、受け取るが良い」

つ不老長寿の秘薬×3

勇者「ありがとうございます!」

幼馴染「ねえ、勇者。私が飲んでも大丈夫かな?」

魔女「幼馴染さんは、ぜーったいに飲まないほうが良いと思います」

魔女「さっきの話から察するに、い…淫乱になっちゃうかもですよ」アセアセ

勇者「そうだな。魔法薬の可能性を考えると、飲まないほうが良いだろうな」

幼馴染「……分かった」


694
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/12(土) 18:43:34 ID:aOaTIHY6
国王「ところで、勇者よ。お主の国の王が、興味深い仮説を提言しておるのだ」

勇者「興味深い仮説ですか?」

国王「その仮説によれば、魔王の配下が世界中を呪いで繋げようとしているらしいのだ」

勇者(やはり、そうか――)

国王「崩壊した魔王城を調査したが、出てくるのは魔物や下級魔族の骸ばかり。その配下が旅をしていたなら、城にいなかった可能性が高い。今も呪いを拡散しているのではないだろうか」

勇者「確かに、魔王の配下はいなかったです」

国王「やはり、そうか。調査してくれないだろうか、もちろん報酬を出す」

勇者「>>696


696
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/12(土) 21:24:06 ID:VlPkNji2
報酬しだい。
少なくとも最強の装備と
王を越える権力、財力が無いと。
優秀な仲間もそろえてもらおうか。
魔王は倒れたから女神の加護がなくなるんだからこれぐらいはしてもらおう。


697
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/12(土) 22:15:01 ID:aOaTIHY6
勇者「報酬しだいだ。少なくとも最強の装備と王を超える権力、財力が無いとな」

国王「わしを超える権力と財力?!」

勇者「それと、優秀な仲間もそろえてもらおうか。魔王が倒れて、女神の加護がなくなるんだ。これぐらいはしてもらおう」

魔女(うわー、魔王のときと同じパターンだし)ハァ...

幼馴染「ちょっと、勇者っ! いくら何でも、それは有り得ないよ」

国王「かの王には、薬草一つで魔王を倒した勇ましい者だと聞いていたが、残念だ。調査依頼は取り下げよう」


698
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/12(土) 22:31:09 ID:aOaTIHY6
~リゾートホテル~
幼馴染「勇者、どうしてあんな要求をしたの?」

勇者「幼馴染に呪いの調査をさせたくなかったんだ。身体が大事だろ」

幼馴染「その気持ちはうれしいよ。でもだったら、普通に断れば良かったじゃない」

魔女「そうですよ。魔王のときは全世界を要求して、痛い目に遭ってたじゃないですか」

勇者「ごめん。気をつける」

幼馴染「うんうん。気をつけないと、また痛い目に遭うよ」

魔女「でも、呪いの調査を断られたのは、失敗かもしれないですね」

幼馴染「どうしてですか?」

魔女「魔王は幼馴染さんを必要としていました。恐らく、魔王の配下も幼馴染さんを必要とするはずです」

勇者「魔王の配下が?」

魔女「はい。もしかすると、幼馴染さんを探し出して会いに来るかもしれません」


700
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 11:16:45 ID:iKdtiI62
勇者「その相手から来るっていうのは、ないんじゃないかな」

魔女「どうしてですか?」

勇者「幼馴染はもう会ってるんだ、その魔王の配下に」

魔女「えっ!?」

幼馴染「フードを被った魔術師だよね」

勇者「それから、俺たちは意図せず後を追う形で旅をすることになったけど、魔術師には一度も会っていない」

幼馴染「これが、そのときの物だよ」


祖母の形見の手鏡
ネックレス


701
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 11:48:51 ID:iKdtiI62
魔女「あのっ、それって、幼馴染さんはその魔術師と3回も接点があったことになりませんか?」

幼馴染「私たちも魔王城に向かってたし、偶然じゃないの」

魔女「もし偶然でないなら、仕向けていた可能性がありますよ」

勇者「確かに、三連続は出来過ぎかもしれないな。でも、魔術師が企んでいることと幼馴染が、どう繋がるんだ?」

魔女「そこまでは……」

幼馴染「私たちだけで分かるのは、これくらいみたいだね」

勇者「そうだな。じゃあ、>>703をしよう」


703
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 12:42:35 ID:tXqN5266
ここの国王に無償で報告
そして、自国の国王が、魔王の配下と怪しげな取引をしているのを銭湯で見たと報告


704
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 14:51:40 ID:iKdtiI62
勇者「そうだな。ここの国王に無償で報告をしよう」

幼馴染「報告って、呪いの調査に協力するの?」

勇者「魔女さんの言うことも、一理あると思って。幼馴染を守るには、必要な情報かもしれない」

幼馴染「そうだね」

勇者「じゃあ今日はもう遅いし、報告は明日にするか」


705
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 16:13:58 ID:iKdtiI62
魔女「では幼馴染さん、せっかくのリゾートホテルですし、一緒に満喫してきませんか♪」

幼馴染「あっ、良いですね~」

勇者「あの、魔女さん。王様から貰った、不老長寿の秘薬を飲んでみようかと思ってるんだけど――」

魔女「えぇっ! 勇者さま、セックス出来るんですか?!」

魔女「ずっとしてないようだったので、てっきり空っぽにされたんだと思っていました!」アセアセ

勇者「いや、また溜まるし。というか、こっそりチェックしてるんだ……」ジトー

魔女「あわわ// じゃ…じゃあ、幼馴染さん。どうしましょうか//」


706
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 16:37:04 ID:iKdtiI62
幼馴染「実は、妊娠したみたいで――。激しいことは出来ないけど、勇者と感じ合いたいな//」

勇者「えぇっ、妊娠!?」

魔女「おめでとうございます! あの時ですか//」

幼馴染「……うん//」

勇者「そ、そんなに早く判るものなのか?!」

幼馴染「私、僧侶だから。自分の身体に新しい生命が誕生したら、すぐに分かるわよ」

勇者「そ、そうか! じゃあ、今まで以上に幼馴染を大切にしないとな!」

幼馴染「……うん// 勇者、好きだよ」チュッ


707
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 17:05:18 ID:iKdtiI62
魔女「では、お二人はごゆっくり//」

幼馴染「魔女さんに、また気を使わせたみたいだね」

勇者「そうだな。でも激しいことが出来ないなら、今回は飲まなくて良いか」

幼馴染「別に我慢しなくても……」

勇者「いや、幼馴染の身体が大事だし、普通にしよう」チュッ

幼馴染「ありがとう。勇者、パパになるんだから、生活のことも考えていこうね」

勇者「――分かってる」

・・・
・・・・・・


708
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 17:35:58 ID:iKdtiI62
~港町の国王~
国王「なるほど。つまり、その魔術師が呪いを拡散しているわけか」

勇者「はい」

国王「ならば、その娘に護衛を付けねばならんな」

幼馴染「私に護衛ですか?」

国王「当然だろう。目的が分からない以上、魔術師の手に渡ることは避けねばならん。魔女よ、お主が護衛するのだ。魔王軍に支配された街の奪回や魔王退治など、実績も多分にある」

魔女「任務、拝命致しました」


709
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 17:56:50 ID:iKdtiI62
勇者「それと、もう一件。自国の王様が魔王の配下と怪しげな取引をしている現場を、銭湯で見たのです」

幼馴染「えぇっ! そんなの、いつ見たの?」

国王「その娘は見ておらんようだが? もしかして、若者が使う『友達の話なんだけどね――』という話ではあるまいな」

勇者「……」クッ

国王「ほう……。わしが取引をしている姿を、露天風呂で見たわけか。さすがに、王を超える権力を求める男だ。しかし、あれはレジスタンスだ。叩いても埃は出んぞ」

勇者「……、それは知っている。自国の王様が、情報に通じている理由が気になっただけだ」

国王「確かにそうだな、調べてみよう」


710
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 18:17:50 ID:iKdtiI62
国王「それでは、勇者と幼馴染よ。魔王討伐、大義であった。故郷に帰り、労をねぎらうと良いだろう」

勇者「ありがとうございます」

幼馴染「ありがとうございます!」

国王「では、二人は下がれ。魔女は残り、旅の打ち合わせをしてくれ」

魔女「はいっ」

大臣「それでは、魔女よ。こちらでSPと打ち合わせをお願いします」


711
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 20:15:12 ID:iKdtiI62
大臣「国王さま。かの国の王に探りを入れましたが、魔王の配下と通じてはいませんでした」

国王「だろうな。海を越えて銭湯で取引など、聞いたことがないわ」

大臣「どうやら、魔術師が幼馴染殿に使用した呪具を解析したため、呪いに詳しいようです」

国王「……ふむ」

大臣「そして仮説ですが、恐ろしい情報を聞き出しました」

国王「何だ、それは?」

大臣「実は――」


712
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 20:25:59 ID:iKdtiI62
~リゾートホテル~
魔女「ただいま、戻りました」トボトボ

勇者「ああ、お帰り。旅支度をしているんだけど、王様、何か言ってた?」

魔女「それは……」

幼馴染「これって、絶対に厄介払いだよねえ」ハァ...

勇者「実家に帰れるんだし、良いじゃないか」

幼馴染「それはうれしいけど……って、魔女さん、どうしたの?」

勇者「そう言えば、元気がないな」

魔女「>>714


1、国王に言われたことを勇者に話す
2、ごまかす


714
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 21:58:16 ID:2aBj2mCU


715
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 22:55:42 ID:iKdtiI62
魔女「幼馴染さん、すみません。勇者さまと二人で話をさせてください」

幼馴染「私がいたら出来ない話なの?」

魔女「……はい」

幼馴染「分かった。お風呂に入ってくるね」

トテトテ...
パタン


716
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 23:01:23 ID:iKdtiI62
勇者「それで、何を言われたんだ。護衛任務の他に……」

魔女「勇者さまは、幼馴染さんを……殺せますか?」

勇者「……?!」

勇者「そ、そんな訳ないだろ! 妊娠が分かって、幸せになろうってときに!」

魔女「ですよね……。私も同じ気持ちです。だけど、殺さないと世界を救えないんです! どこにいても無駄なんですっ!」

勇者「どういうことだよ!」

魔女「まだ仮説ですけど、魔術師の目的はこの世界そのものを呪具とすることらしいのです。分かりますよね。それが発動すれば、幼馴染さんはどこにいても、その呪いをすべて引き出してしまうんです!」


717
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/13(日) 23:09:49 ID:iKdtiI62
勇者「そうなのか……。でも、今すぐ殺そうとしないのは何故なんだ」

魔女「幼馴染さんの体質を知っているのは、私たちだけですから」

勇者「いや、俺の国の王様は、ある程度は把握しているはずだ。それで動かないということは、まだ希望があるということか――」

魔女「希望……ですか?」

勇者「そもそも、仮説なんだろ。それに呪いが完成する前に、魔術師を倒してしまえば良いじゃないか」

魔女「……! 確かに!」

勇者「まずは故郷に戻って、王様の話を聞いてみるしかなさそうだな。今の話、幼馴染の耳には入れるなよ」

魔女「分かっています」


718
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/14(月) 20:47:32 ID:j/BWh0vg
トントン
カチャ

幼馴染「話は終わった?」

勇者「ああ、終わった。思ったよりも、早く帰れるみたいだ」

幼馴染「そう……なんだ。で、何の話だったの?」

勇者「それなら、日程確認だった。明日から、魔女さんは護衛任務に就くからね」

幼馴染「それだったら、私も交えて打ち合わせしたほうが良いんじゃないの?」

魔女「すみません。対象者の幼馴染さんには、聞かせられない内容もあったので……」

幼馴染「ふうん、そうなんだ。まあいいわ。明日から、改めてよろしくね」

魔女「……はい」


719
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/15(火) 23:23:55 ID:3GXs4fZg
~魔王の側近~
側近「では、その願いを叶えてやろう」

男「これでついに!」パアァッ

側近「さあ、男よ。行くが良い」

男「あざっス!」

サキュバス「ねえ、男さ~ん。あなたを食べさせてほしいのぉ//」キュンキュン

男「おお…! さっそく、理想の貧乳ちゃんが俺に逆ナンを!」

側近「ちょろいな。色欲に飲まれて、果てるが良い」


720
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/15(火) 23:30:55 ID:3GXs4fZg
リリス「側近さま、この街が最後のポイントでしたよね」

側近「ああ、これで世界は闇に飲み込まれる。後は発動させるだけだ」

むんっ!!

側近「……」

リリス「どうしました?」

側近「一カ所、呪印が外されているのだ。あそこは、あの娘がいた国か……。どうやら、気付いたようだな。リリス、サキュバス、呪印の再設置に行くぞ」


721
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/15(火) 23:39:41 ID:3GXs4fZg
リリス「ほら、リリム。次の街に行くわよ」

サキュバス「待ってよぉ。まだ私がイってないのに……」ショボン

男「貧乳はステータス――」ドサッ

リリス「ところで、側近さま。あの娘は、本当に必要なのですか?」

側近「あの娘は、呪術への感受性が高いのだ」

リリス「それは知っています。だから、七つの罪の洗礼を与えたのですね。聖剣を触れないほど穢れていましたよ」クスクス

側近「ほう、そこまでの域に達していたのか。見立て以上に、素晴らしい逸材だな」

リリス「はい。では彼女が――」

側近「そうだ。大罪を受け入れ、穢れを溜め込んでいる彼女の存在が、加速度的に闇を引き出してくれる鍵となるだろう!」


722
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/15(火) 23:41:25 ID:3GXs4fZg
~勇者の故郷~
門番「お前たち、何者だっ!」

側近「我々は旅の者だ。すまないが宿を取らせてくれないか」

門番「……。どうぞ、お通りください」

側近「ご苦労。街では楽しませてもらうぞ」

リリス「何だか、簡単に入れちゃいましたね」

側近「人の体型に近いからな。堂々としていれば、門番などザルだ」

サキュバス「それで、この街では何をするんですか?」

>>724


724
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/16(水) 05:07:34 ID:cUZbHY0s
男は皆殺しに、女はルックスの良いのはわしの子を孕ませ、それ以外は殺す。
お前たちも気に入ったのがいれば連れて帰っても良いぞ。


725
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/16(水) 17:40:01 ID:p5J2GQR2
側近「男は皆殺しにて、女はルックスが良いのはわしの子を孕ませる」

サキュバス「えっ……」

側近「それ以外は殺すから、お前たちも気に入ったのがいれば連れて帰っても良いぞ」

サキュバス「男を皆殺しにするなら、私たちは楽しめないじゃないですか」グスン...

リリス「そうです。異議ありっ!」

側近「分かった分かった、気に入った男は生かしておいてやる。呪印の設置をしてくるから、お前たちはその間に楽しんでこい」

サキュバス「は~い♪」


726
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/16(水) 18:11:10 ID:p5J2GQR2
・・・
・・・・・・
側近「では、その願いを叶えてやろう」

幼女「うんっ、これと交換だよね」

つ羽根のストラップ

側近「それでは暴食に捕らわれ、お店のケーキを食べ尽くすがいい」

幼女「ふえぇ。食べ放題に行ってくるぅ~」ジュルリ

側近「ふははは、これで呪印が完成したぞ!」

側近「呪いの連鎖により、この世界は巨大な呪具になった。闇に飲み込まれ、魔族と魔物が支配する世界になるだろう。もう、誰にも止められんっ!」

側近「さて、また呪印を外されても困るし、この街を制圧して皆殺しにするか。あいつら、うまくヤっているかな?」


727
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/16(水) 18:24:37 ID:p5J2GQR2
サキュバス「あんっ……そこっ、もっと大胆に舐めなさい//」

青年「美少女ちゃん、可愛いすぎる! もっと気持ちよくしてあげるよ」ハァハァ

サキュバス「それ……いいのぉ。私の中にエッチなお汁、たくさん出してぇ//」

青年「あぁ…イクっ!」ドピピュッ

サキュバス「んんっ……あぁ、たくさん出てるよぉ// 青年さん、大好きっ♪」

青年「美少女……ちゃん……」グタッ

リリス「ほらっ、もう出しなさい。たくさん出さないと殺すわよ」ギシギシ

男「うぐぅっ」


729
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/16(水) 18:59:43 ID:p5J2GQR2
衛兵「お前たちか! 街で淫らな行為をしているのは!」

リリス「あらあら、とんだおじゃま虫ね。楽しんでいるんだから、邪魔をしないでくれる?」ギロッ

衛兵「あぁ…ぐっ……」

リリス「ほら、もう生きるのが面倒になってきたでしょ」

衛兵(そうだ……、どうしてこんな事を――)

リリス「もう、すべてが怠惰になる。呼吸も心臓も止めちゃって良いのよ?」クスクス

衛兵「」ドサッ

リリス「うふふ// ほら、あなたは私を満足させて♪」

男「……イクっ」ドプッドプッ

リリス「だめね、勢いが足りないわ」ザシュッ

男「ぐはあっ」


730
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/16(水) 19:07:34 ID:p5J2GQR2
~お城~
神官「王様! 街のケーキ屋にて、例の呪いを確認いたしました!」

王様「なんだと? それでは、あの魔術師が現れたという事か!」

神官「どうやら、そのようです」

王様「魔術師は魔王の配下だ。呪いが完成する前に魔術師を発見し、何としてでも殺してしまえ!」

神官「はっ! 了解しました!」


731
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/16(水) 19:13:12 ID:p5J2GQR2
~勇者一行~
勇者「帰りは早かったな。もう着いたよ」

魔女「あれがお二人の故郷なんですね。何だか、楽しみです」ワクワク

勇者「魔王退治の報酬が、怪しげな秘薬だけしかない国だぞ。期待しないほうが良いと思う」

魔女「それでも、私は楽しみです♪」

幼馴染「ねえ、勇者。私は入れてくれるかなぁ。やっぱり人の命を奪うことって、とても重大な罪だと思うの。今なら、それが本当に分かる……」

勇者「それを贖うための旅でもあっただろ。幼馴染は赦されたんだし、中に入れるさ」

魔女「何があったのかは知らないけど、私が知っている幼馴染さんは立派な女性ですよ」

幼馴染「うん……、ありがとう」


732
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/16(水) 19:16:56 ID:p5J2GQR2
門番「勇者さま、幼馴染さま! ご帰還、お待ちしておりました。魔王を倒してしまうとは、素晴らしい!」

勇者「勇者として、当然のことをしただけだ。ところで、王様に謁見したいのだけど――」


ドオォォーン


門番「な、何だっ!」シャキン

勇者「お、おい! 街から煙が上がっているぞ!」

幼馴染「何かあったのかな?」

勇者「行ってみよう」


733
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/16(水) 19:29:51 ID:p5J2GQR2
魔女「何、この臭い……」

幼馴染「もしかしたら、精液の臭いかも」

魔女「い……言われて見れば、その臭いですね。この国は、こんなにも開放的なんですか?!」オロオロ

勇者「いや、そんなわけないだろ。常識で考えてくれよ」

魔女「……! 男の人が、みんな裸で寝てますっ!」キャアッ

幼馴染「魔女さん、見て。この人たち、みんな射精してる!」

魔女「わわっ、分かってます。気付いているから、言わないで//」カアァッ


>>735
1、回復させて事情を聞く
2、察するから聞かない


735
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/16(水) 19:55:12 ID:O8zQywN.
1


736
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/17(木) 00:17:56 ID:tLbv4CsY
勇者「とりあえず、事情を聞いてみよう」

幼馴染「回復魔法っ」パアァ

青年「う、うぅん……。僕は何をしていたんだ――」

魔女「気が付いたみたいですね//」

青年「ハッ、美少女ちゃんはどこに?!」キョロキョロ

魔女「私も美少女だと思うんだけど、失礼な人ですねえ」プンスカ

勇者「魔女さん。彼は今、混乱状態だから」


737
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/17(木) 00:19:24 ID:tLbv4CsY
幼馴染「ところで、ここで何があったのですか?」

青年「あなたたちは?」

勇者「勇者です。何があったのか、教えてもらえますか?」

青年「可愛い美少女に声を掛けられたら、いつの間にか寝てしまったみたいで――」

魔女「寝てしまった?」

青年「何だか、夢を見ていたみたいです。美少女ちゃんを見ませんでしたか?」

幼馴染「いえ、見てないですね」

魔女「夢……。やっぱり、サキュバスの仕業なのか」

勇者「青年くん、ありがとう」


738
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/17(木) 19:49:17 ID:tLbv4CsY
幼馴染「サキュバスだろうとは思っていたけど、どうしてこの国に……」

勇者「もしかすると、王様が呪いについて知りすぎたから殺しに来たのかもしれないな」

幼馴染「もしそうだとしたら、お城に急がないと!」タタッ

魔女「……勇者さま。あの話、覚えていますか。もしものときは、幼馴染さんを……殺せますよね?」

勇者「……、どうだろうな」


739
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/17(木) 20:00:33 ID:tLbv4CsY
~広場~
勇者「何ということだ……」


普段は憩いの場となっている、公園の広場。
そこに住民も衛兵も関係なく、男たちが倒れていた。

下半身が裸の者、そうでない者。
中には、殺されて血塗れになっている子供や女性もいる。
サキュバスに相対し、男たちはなすすべなく精気を奪われてしまったのだ。
そして、一緒にいた悪魔に殺されたのだろう。

彼女たちがその気になれば、淫夢で国を滅ぼすことも出来るのだ――。


740
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/17(木) 20:03:14 ID:tLbv4CsY
魔女「ダメです。みんな死んでいます。中には息がある人もいるようですが、こんな子供まで……」

勇者「くそっ! 先を急ぐぞ!」

女「勇者、帰ってきたのね。みんな、あなたのせいよ!」

勇者「いつぞやの母親……。あの時は、幼馴染が大変な迷惑を――」

女「今もよ!! あなたが魔王を倒したから、報復されてこんな事になったのよっ!」

女「返してよ! 主人と子供を返してよお!!」ウウッ...

勇者「そんな馬鹿な! これは王様が――」

幼馴染「分かりました。私が蘇生させます」

>>742
蘇生させる、今は断る


742
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/17(木) 21:15:21 ID:Jzun0.nY
蘇生させる


743
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/17(木) 21:32:37 ID:tLbv4CsY
勇者「待て、今は魔力を温存するんだ!」

幼馴染「この人には、本当に申し訳ないことをしてしまったと思っているの。蘇生させるのは、どの方ですか?」

女「彼とこの子よ。早くして!」

幼馴染「……はい。蘇生魔法っ!」パアァ

主人「ぐっ……、一体どういう――」

子供「うわあぁぁん……」

女「生き返った……// 良かった、良かったぁ!」ギュウッ


744
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/17(木) 21:43:50 ID:tLbv4CsY
女「子供を傷付けて私を殺したこと、これで許したと思わないでよ!」

幼馴染「……はい。ただ、子供ちゃんの元気な姿を見れて良かったです//」

女「……。まあ、いいわ。ありがとう」プイッ

魔女「事情は知らないけど、蘇生させて良かったですね」

勇者「どうだろうな」


『なんで、あの女だけ!』
『私たちの息子も生き返らせなさいよ!』

わらわら・・・


745
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/17(木) 22:35:22 ID:tLbv4CsY
幼馴染「わわっ、ちょっと離して!」ギュウギュウ

勇者「幼馴染、急ぐぞ! 教会の神父やシスターに任せればいい」

魔女「そ、そうです。今は魔力を温存するべきです」

幼馴染「ごめんなさい、皆さんの気持ちは理解できます。でも、今は無理なんです。睡眠魔法っ!」


『……zz』


幼馴染「勇者、魔女さん、行きましょう。こんな事、もう許せない!」


746
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 18:40:48 ID:rpZPIv0g
勇者「いたぞ!」

神官「勇者殿と……幼馴染!」

側近「よそ見をしている余裕はないはずだ。死ねい!」

神官「ぐはっ……」ドサッ

側近「勇者一行か。そちらから来てくれるとは、都合が良いな」

サキュバス「ゆ、ゆゆ、勇者……」オロオロ

リリス「何、キョドってるのよ」

サキュバス「だって、気まずいんだもん」ショボン


747
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 18:58:37 ID:rpZPIv0g
幼馴染「勇者。あの魔術師が、私にメイスを渡した人よ」

勇者「やはり、そうか!」

側近「娘よ。どうやら、身体いっぱいに呪いを溜め込んでいるようだな。素晴らしいぞ!」

勇者「呪いを溜め込んでいる、だと?」

側近「そうだ。七つの罪の洗礼を受け、呪いを溜め込む身体になった。その娘こそ、闇の扉を開く鍵なのだ!」

幼馴染「七つの罪の洗礼? 私が闇の扉を開くって、どういうことなの?!」


748
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 19:34:42 ID:rpZPIv0g
側近「お前に出会い、呪術への感受性が高いことに気が付いた。だから、それを引き出してやったのだ」


『憤怒』に捕らわれて人を殺し、勇者を独占するために命をも欲する『強欲』。
次はエルフに協力させて、お前を『色欲』に乱れさせ『怠惰』を宿した。

そして巨乳美女に『嫉妬』し、事情を知ってなお自分だけに性行為の権利があると思い知らせてやる『傲慢』さ。
旅の船では『暴食』に捕らわれ、食材を食べ尽くした。

それらの罪は聖剣を触れないほどに穢れさせ、呪いを溜め込む器にまでなったのだ――。


749
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 19:50:15 ID:rpZPIv0g
魔女「幼馴染さんは魔族に渡さない! 爆発魔法っ!」

側近「魔法反射」ピキーン


ズドオォォン!


魔女「きゃぁあっ!」

勇者「魔法を跳ね返した?!」

側近「別に大したことはしていない。精霊たちを操り、そのまま返しただけだ」

魔女「…うぐっ」

側近「さあ、娘よ。わしに協力するなら、勇者とその魔導師を助けてやろう」

幼馴染「勇者、魔女さん――」


750
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 20:10:19 ID:rpZPIv0g
幼馴染(私が世界を滅ぼすなんて、信じられない)

幼馴染(だけど、魔王も私に力を貸してほしいと言ってきた)

幼馴染(私は一体どうすれば良いの?!)

魔術師「決められないか。まあ、お前の意思は関係ない」

リリス「…! 側近さま、お待ちください。あの娘、男児を妊娠しています!」

側近「勇者の子供か?!」

リリス「恐らく、間違いないかと。堕胎させましょうか」

側近「勇者の精液に女神の加護が無いことは、すでに確認している。母体への影響が心配だ」

リリス「では、堕胎させないのですね。分かりました……」


751
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 20:13:35 ID:rpZPIv0g
側近「では、お前たちは城を制圧してこい。わしは呪具を発動させる」

勇者「させるかあっ!」


勇者は手近な衛兵の剣を拾い、側近に斬りかかった。
しかし間合いに入る直前、炎に包まれた。


側近「火炎魔法っ!」

勇者「ぐああぁっ……」ドサッ

幼馴染「……! 治癒魔法!」

側近「これでよく、魔王様を倒せたものだ さあ、闇の扉よ開け! こんな世界など、闇に飲み込まれてしまうがいいっ!」


752
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 20:17:04 ID:rpZPIv0g
側近はそう言うと、『羽根のストラップ』を地面に押し付けて念を送った。
孔雀の羽根は、大罪を象徴するものだ。

そして呪具を発動した瞬間、地面から闇が湧き上がった。
その闇は幼馴染に向かって行き、激流となって飲み込んでいく。


幼馴染「いやああぁぁっ!」


苦悶の表情で闇を受け止める。
やがて溢れ出した闇が、天高く噴き出した。
それはまるで、漆黒の竜が天に昇っているかのようだ。


側近「ふははは! さあ、人間どもよ。我々の支配の始まりだ!」


753
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 20:20:58 ID:rpZPIv0g
~謁見の間~
大臣「王様、大変です! 恐れていた事態が発生しました!」

王様「分かっておる。巨大な呪具が完成し、発動したのであろう」

大臣「はい。しかも、あの女が依り代になっているのです!」

王様「何だと?! あの女、魔力だけではなく、呪いまでも引き出してしまうのか!」

大臣「以前は呪われることはあっても、引き出すようなことはなかったのですが――」

王様「どっちでも構わん! 残った兵で女を殺せ! このままでは世界が滅びるぞ!」

大臣「はっ!」


755
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 20:28:36 ID:rpZPIv0g
~城内~
剣士「魔法使いさん……うくっ」

サキュバス「もう、逝っていいよ。たくさん気持ち良くなってね//」ギシギシ

魔法使い「剣士さんから離れろっ! 風精霊、あいつを切り裂いてっ!」

ズサッ
ブシュッ

サキュバス「きゃうん……」ドサリ

リリス「リリムっ!」

魔法使い「次はあなたよ!」


756
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 20:32:55 ID:rpZPIv0g
リリス「あらら、リリムを殺しちゃった」クスクス

魔法使い「何がおかしいの?」

サキュバス「うぅっ、この人の精液欲しかったのに……」ショボン

魔法使い「うそでしょっ、生き返った?!」

リリス「いいえ、あなたは殺したのよ。あなたの彼氏の性欲を」クスクス

魔法使い「まさか、それって――」

リリス「うふふ、残念ね。責任を取りたくないし、もう死ぬしかないわね」ギロリ

魔法使い「……そうかも。何だか面倒だし――」ドサリ


757
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 20:39:03 ID:rpZPIv0g
~城の外~
弓兵「狙いはあの娘だ!」

銃使い「了解っ!」

キリキリ
シュパッシュパッ

幼馴染「……うくっ」

勇者「櫓からの攻撃。止めろっ! 誰を狙ってるんだ!」

魔女「……みんな気付いたのよ。この闇の依り代が誰なのか。世界を救うには、どうするべきなのか――」

側近「させるかあっ!」

ズドオォォン!

『ぐああっ!』


758
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 20:48:10 ID:rpZPIv0g
側近「ふははは! 守るべき人間が、必死になってお前を殺そうとしているぞ。どうだ、憎いだろう? このまま、滅ぼしてしまいたいだろう」フハハハ

幼馴染(勇者、助けて……。助けてよぉ……。私、何のために今まで――)ウウッ

魔女(魔法を跳ね返されたら、私では倒すことが出来ない)

魔女(世界を守るには、もう幼馴染さんを殺すしかないんじゃないの?)

魔女(でも、未だに決められない。本当に殺すしかないのだろうか――)

魔女「勇者さまっ!」

勇者「俺は幼馴染を――」

>>760
幼馴染をどうする


760
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 21:20:02 ID:vQznNOxs
殺される覚悟で抱きしめる


762
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 22:44:02 ID:rpZPIv0g
勇者は持っていた剣を投げ捨て、幼馴染に歩み寄った。


側近「女神の加護を失ったお前に、何が出来る! 爆発魔法っ!」


ズドオォォン!


勇者「ぐっ……。何があっても、俺は……幼馴染を守るんだ!」ヨロッ

側近「ちいっ、風精霊っ!」

魔女「勇者さまっ! 風精霊!」


側近と魔女が使役する精霊が衝突し、お互いに相殺された。
勇者さまの出した答えが幼馴染さんを守ることなら、私はそれを邪魔させないっ!


勇者「幼馴染、このまま世界を滅ぼすつもりなのか? 慈愛を届けたくて、僧侶になったんじゃないのか?」

勇者「思い出すんだ。この世界は呪いじゃない、人々の想いで繋がっていることを!」


勇者はそう言うと、
幼馴染を優しく抱き締めた。


763
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/18(金) 23:07:13 ID:rpZPIv0g
幼馴染(勇者……、こんな私でも守ってくれるんだ//)

幼馴染(そう、この旅で私はたくさんの想いを受け取ってきた)


オカマさんから衣服を貰い、巨乳美女さんからは着替えを受け取った。
そして、女賢者さんから指輪とスカートを貰い、魔女さんからは髪飾りを分けてもらった。

手鏡やネックレスにも、たくさんの想いが詰まっている。


幼馴染(私の想いはみんなに繋がっていて、みんなの想いは私の中にあるんだ)

幼馴染(もし私が闇に飲まれてしまったら、みんなの想いまで失ってしまうことになる)

幼馴染(それにお腹の赤ちゃんに、闇に飲み込まれた世界なんて見せたくないっ!)


764
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 00:10:01 ID:MRDQP.Fg
勇者「幼馴染、愛してるよ」

幼馴染「わた……しも、愛して…る」


その言葉を伝えた瞬間、
勇者はにこりと笑い、闇に飲まれて崩れ落ちた。


幼馴染(勇者の気持ち、受け取ったよ)

幼馴染(私は慈愛を届けるために僧侶になったの)

幼馴染(この闇の根源が人々の願いならば、私は慈愛と希望を届けてみせる!)


その瞬間、呪いが反転した。
闇が幼馴染に引き出され、光となって天に噴き出していく。


側近「バカな! どうして、女神の加護を持っているんだ!」


765
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 00:29:51 ID:MRDQP.Fg
側近(考えろ、考えるんだ)


あの娘は七つの罪の洗礼を受け、呪いを引き出す器となった。
それにより、彼女は大量の呪いを溜め込んでいた。


待てっ!
呪いを溜め込んでいた?


あの娘に与えた呪いは、暴食が最後のはずだ。
一体、いつ何を溜め込んだのだ――。


766
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 00:31:18 ID:MRDQP.Fg
・・・
・・・・・・
魔王「側近よ。一国の軍隊にも勝る歴代の魔王が、なぜ勇者の小隊に勝てなかったと思う」

魔王「それは勇者に女神の加護があったからだ」

魔王「つまり、女神の加護さえなければ勇者など恐れるに足らんのだ!」

魔王「だから余は、女神の加護を穢れさせる方法を考えた」

魔王「これで間違いなく、勇者を倒すことが出来るだろう。ふははは!」

・・・
・・・・・・


767
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 00:35:09 ID:MRDQP.Fg
まさか呪われた女神の加護を、大量に溜め込んでいたというのか!?

そうに違いない。
罪の器に呪いとして溜め込んでいたので、女神の加護が消えなかったのだ。


側近(しかし、なぜ呪いが解けたんだ?)


勇者はもう、女神の加護を持っていない。
ならば、お腹の胎児が呪いを解いたとしか言いようがない。
勇者の血は男児に受け継がれる。
魔王様の言っていたことが、正しかったのだ。

しかし女神の加護が遺伝するなら、なぜ精液には女神の加護がなかったのだろうか。

答えが分かれば容易に推測できる。
減数分裂により染色体数が半分になっていたからだ。


768
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 00:45:50 ID:MRDQP.Fg
幼馴染(魔道具の魔力を引き出してしまう体質。ようやく、私の役目が分かった)


私は、この世界を受け止めてみせる!
世界中に、希望と慈愛を届けてみせる!


幼馴染(それが、私の役目なんだ――)


769
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 00:54:56 ID:MRDQP.Fg
幼馴染の身体が、まばゆい光に包まれる。
そして、その光が世界中を優しく包み込んでいった。



闇を浄化し、
笑顔で光を届ける女性。



その姿はまるで、
女神が舞い降りたかのようだった――。


770
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 10:44:08 ID:MRDQP.Fg
~謁見の間~
王様「幼馴染よ、この度の働き。本当に大儀であった」

幼馴染「ありがとうございます! しかし、私が人を殺めた事実は変わりません。だから僧侶として、今まで以上に慈愛を届けていきたいと思います!」

王様「うむ、そうだな。お前が殺めた母親からも、畏敬と感謝の言葉が届いておった」

幼馴染「あの女性が、私に?」

王様「そうだ。今の気持ち、決して忘れるでないぞ!」

幼馴染「はいっ!」


771
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 10:48:05 ID:MRDQP.Fg
魔女「ところで、王様。ひとつ、よろしいでしょうか?」

王様「何だ、言ってみよ」

魔女「先日の戦いで、サキュバスを殺してしまった人はいないのでしょうか?」

王様「淫魔たちが浄化されたという報告は聞いたが、殺したという報告はないな」

魔女「それなら良いのですけど、サキュバスを殺してしまうと性欲を失ってしまうらしいのです」

幼馴染「ああ、そっか。そんな衛兵さんがいるかもしれないね……」

魔女「でしょ。だから、これを飲ませてあげて欲しいのです」

つ不老長寿の秘薬

王様「それは、魔王退治の褒美ではないか」


772
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 10:59:46 ID:MRDQP.Fg
魔女「そ、その……。これは男女の性的な活力を高めて、それにより心身を若々しく保ち続ける魔法薬なんですよね。ならば、この秘薬が男性機能の不能に効くかもしれません」

勇者「そういうことなら、俺たちも返そうか」

幼馴染「そうだね。私は元々飲めないし」

つ不老長寿の秘薬×2

王様「お前たち、飲んでいなかったのか」

大臣「王様。今の話が事実なら、衛兵たちの志気だけではなく、将来の国勢にも関わります」

王様「そうだな。淫魔と相対し、性機能を失った者がいないか調査しろ」

大臣「かしこまりました」

王様「魔女よ。他国民ながら、報告してくれたことに感謝するぞ」

魔女「はいっ//」


773
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 11:10:35 ID:MRDQP.Fg
王様「それでは、わらしべの貧民よ。お前なら、薬草だけで世界を救えると信じておったぞ」

勇者(調子いいな……)

王様「この旅で経験したことを活かし、この城で衛兵として邁進してほしい」


王様「頼んだぞ、勇者よ!」

勇者「……! ありがとうございます!」


王様「それでは、褒美を受け取るが良い。ますますの活躍、期待しておるぞ」


>>775
褒美


775
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 12:20:12 ID:4vFXQX8Y
ずっと効果のある女神の加護、人数分


776
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 15:05:24 ID:MRDQP.Fg
勇者「それで、褒美とは一体……」

王様「その褒美とは、ずっと効果のある女神の加護だ」

勇者「女神の加護?!」

魔女(女神の加護って、幼馴染さんの慈愛のことだよね……。どういう意味なの?!)

王様「分からぬか。幼馴染は、この世界を女神の加護で包み込んだ。しかし、闇も振り撒いてしまったのだ」

王様「確かに、魔族や魔物は浄化されたかもしれない。だが人々の心には闇が残り、完全な美徳を得たとは言いがたい」


777
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 15:12:45 ID:MRDQP.Fg
王様「だから世界中の者に女神の加護を与え、お前たち国民に平和を約束しよう。それが世界を救った者への、最大の褒美だと思わんか?」

幼馴染「……!」


物品ではない。
金貨でもない。

ずっと効果のある女神の加護。
それは、消えることのない慈愛の心。

王様は平和を約束することで、
私たちに応えてくれたのだ――。


幼馴染「王様、ありがとうございました!」


778
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 15:15:09 ID:MRDQP.Fg
~エピローグ~
勇者「何だか、上手く言いくるめられた気分なんだけど……」

幼馴染「良いじゃない。仕事が決まったんだし、平和が続くなら」

勇者「それもそうだな。子供も産まれるし、仕事が見つかって良かったよ」

幼馴染「素敵な結婚式も、ちゃんとしてよね♪」

勇者「分かってるよ」チュッ

幼馴染「えへへ//」


779
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 15:21:20 ID:MRDQP.Fg
魔女「それでは、私は国に戻ります」

勇者「もう少し、ゆっくり観光していけば良いのに……」

魔女「……いえ。護衛任務が終わりましたので、あまり長くいることは出来ません」

勇者「そっか、気をつけて帰ってね」

幼馴染「魔女さん、また遊びに来てね」

魔女「はい、またお会いしましょう。勇者さま、幼馴染さん。お幸せにっ!」


780
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 15:25:51 ID:MRDQP.Fg
勇者「じゃあ、俺たちも帰ろうか」

幼馴染「そうだね//」


少女「あっ、女神のお姉ちゃんだ~♪」

少女「ねえねぇ。あたしも、お姉ちゃんみたいな僧侶になれるかなあ//」

幼馴染「大丈夫だよ。だから、みんなを愛する気持ちを大切にしていこうね♪」

少女「……うんっ//」


人は想いで繋がっている。
だから、これからも届けようと思う。

世界中の人々に、
慈愛の心の大切さを――。


781
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 15:27:20 ID:MRDQP.Fg
魔王退治の名声→不老長寿の秘薬
→ずっと効果のある女神の加護


782
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 15:29:12 ID:OGhq5O8M
勇者「わらしべ勇者の冒険」安価
―完―


783
以下、名無しが深夜にお送りします:2014/07/19(土) 15:30:12 ID:OGhq5O8M
面白かったです!また何か書いてほしいです



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