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SS紹介

ご訪問ありがとうございます。
ここは深夜VIPで書いたSSのまとめブログです。
それにあたって、一部に加筆修正を加えています。
よろしければご覧ください。


【オリジナルSS】
男「ラッキースケベがセクハラになる……だと?!」
PG-12
ゆらぎ荘の幽奈さんの時事ネタ。
ラッキースケベを取り締まるディストピアSSです。


巫女「すべての巫女がミコナンバーカードを持っています」
R-18
おみくじで巫女さんと縁結びをしよう!
エッチな巫女さんSSです。


幼馴染「今日はハロウィンだよね♪」
PG-12
死んだ妹と少女の想いが失楽園の物語を通じて繋がっていく。
少し切ないハロウィンSSです。


女幽霊「死後の世界がエッチなアプリだったなんて……」
R-15
可愛い女幽霊とエッチなアプリで充実ライフ!
ところが、彼女そっくりの女性がいると分かり――。
サスペンス系の女幽霊SSです。


勇者「わらしべ勇者の冒険」安価
R-18
勇者は魔王を倒すため、魔族は世界を支配するため。
それぞれが物々交換の旅に出る。
少しエッチな安価のわらしべ系勇者SSです。
※序盤のバッドエンド等は編集しました。


勇者「ドーナツの世界?!」
R-15
魔王が復活し、極南の地が闇に包まれた。
勇者たちと旅に出た村娘の魔法使いは、世界を救うことが出来るのか。
様々なパズルが活躍する勇者SSです。


女勇者「私はただの村娘ですよ……」
全年齢
ただの村娘が魔王を倒す?
ほのぼの村娘SSです。


女勇者「魔王を倒すなんてムリです」安価
R-18
ぽんこつな女勇者が安価で頑張るSSです。
ちなみに、上記SSの元ネタです。


あなたへのドルチェ
三題小説をSSにしたものです。
テーマは『ピアノ』『あまい』『雪』を使うこと。
クリスマスらしい恋愛SSになっていると思います。



【掌編小説】
夏休み
夏休みをテーマに書いた掌編小説です。


やり直し
やり直しをテーマに書いた掌編小説です。


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男「ラッキースケベがセクハラになる……だと?!」

1 以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/12(水) 23:16:39 ID:YJIyXXjY
幼馴染「――そんなの当たり前でしょ」

男「でも、ラッキースケベは偶然起きるものであって、主人公はヒロインに何もしていないじゃないか」


ヒロイン『いやあ~ん、スカートが風でめくれちゃった//』ピラーン

ヒロイン『主人公くんのえっち!』

主人公『お、俺は見てねえからな』


男「この場合、どう考えても主人公は何もしていないだろ」

幼馴染「でもヒロインは嫌がってるし、お互いに合意がないんだからセクハラになるのは当然だと思う。最近はそれも拡大解釈されて、視界に入っただけでセクハラにする人もいるから毎年100万人を超える男性が逮捕されているのよ」

男「そんな事をされたら、街から男性が消えてしまうじゃん」

幼馴染「それは男性がルールを守らないからでしょ。ちなみに、この条例の話をするのもセクハラなんだからね」


(注1)男と幼馴染はお互いに合意をしています。


2
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/12(水) 23:29:35 ID:YJIyXXjY
男「ところでさあ、昼休みが終わったら男子のクラスは体育なんだ。話したいことがあるなら、早くして欲しいんだけど」

幼馴染「……ごめん、実は女子のクラスも次は体育なの。消去申請もしたいし、その話はまた今度するわね」バイバーイ

男「お、おうっ。俺も更衣室に行くとするか」

トテトテトテ...


美少女「男くん! どいてどいて~」タタタタッ

男「えっ?!」

美少女「きゃあっ!!」ドンガラガッシャーン!

男「むぎゅうっ」モミモミ

美少女「はうんっ//」ドッキーーン//


(注2)美少女は男子生徒です。
(注3)女性に着替えを連想させる言葉を使用するとセクハラになります。


3
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/12(水) 23:30:26 ID:YJIyXXjY
美少女「痛っててて……」

男「大丈夫か?」

美少女「男くん、ごめんなさい//」

男「それはまあ良いんだけど、どうして女子の制服を着ているんだよ」

美少女「さっきまで演劇部の練習をしていたの」

男「そ……そうなのか」

美少女「次は水泳だよねえ」

男「おう。その格好で更衣室に入ったら、みんなびっくりするかもな」

美少女「あはは、そうだね」


(注4)美少女は女性用衣類の着用を認められています。


4
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/12(水) 23:31:58 ID:YJIyXXjY
~更衣室~
モブ男「うおぉぉっ?!」

ナンダ…ビショウジョカ
ビックリサセルナヨ

ざわざわ・・・

美少女「な、何だかみんなに見られてる//」ドキドキ

男「演劇部員なら、これくらいで恥ずかしがるなよ」

美少女「そ……そうだね//」ヌギヌギッ

男「待てまて~っ! どうして下着も女物なんだよ!!」

美少女「うふふ// 似合ってる?」アッハーン

男「し、知らねえよっ! 変なこと言ってないで、早く着替えろよ」ドキッ

美少女「あはは~、照れてる照れてる//」


(注5)美少女は女性用下着の着用も認められています。


5
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/12(水) 23:32:34 ID:YJIyXXjY
~男子プール~
美少女「きらめく太陽……」ドンッ

美少女「灼けるプールサイド……」ポヨン

美少女「夏が呼んでる~っ!」キラリーン☆


モブ男「うおおぉぉっ! 美少女きゅん、かわいいっ!!」

ガリ「最高に燃え萌えだぜっ」

美少女「あっは~// きゅるる~ん♪」


男「いや、、分かっているんだろうけど、こいつオトコだから!」


(注6)サービスシーンはすべて男性です。
(注7)美少女は男子生徒ですが女性用水着の着用義務があります。


6
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/12(水) 23:33:13 ID:YJIyXXjY
教師「それじゃあ、自由形25メートルのタイムを計るぞ。用意、スタート!」

ジャッバーン
バタバタバタ…

男(俺は魚だ。行ける、世界新記録樹立ぅっ!)プハアッ

教師「18秒42、もっと頑張れ」

男「……」ショボン

美少女「ドンマイ!」

モブ男「そうそう。溺れるかのように泳ぐのも一種の才能だぜ!」

男「そうだよな、さんきゅ……」

モブ男「ところでさあ、昔は女子も一緒に泳いでいたんだろ。そんな時代があったなんて信じられないよな」

男「そういう話はしないほうが良い。合意がない女子に聞かれたらセクハラになるぞ」

モブ男「おっと、そうだったな」


(注8)女子生徒の水泳シーンはありません。


7
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/12(水) 23:34:02 ID:YJIyXXjY
~更衣室~
マエハカクセヨ
キニスンナヨ

がやがや・・・

男「美少女って、体育が終わった後も女物の下着を着るんだな」

美少女「男くんのえっち……。恥ずかしいから、あまり見ないでよ//」キュン

男「おっと、すまねえ」

美少女「いいよ、これは自分で選んだことだから――」

男「ラッキースケベ禁止条例か」

美少女「……うん」


8
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/12(水) 23:35:14 ID:YJIyXXjY
男「偶発的な事象によって女性が性的な被害にあった場合、それがお互いの合意によるものでなければ性犯罪に該当することを定めた条例だっけ」

美少女「そうそう。ラッキースケベは広義の痴漢行為に相当するから、男性はその損害を賠償しなければならない。だけど、いくつか例外規定があるのは知っているでしょ」

男「女性の直系尊属や配偶者、またはそれに類する女性の同伴によりその管理下におかれている場合だよな。あと、事前に合意が得られている相手も除外される」

美少女「そうそう。男くんと幼馴染さんがそれに該当するんだよねえ」

男「まあ、近所住民の関係を維持できるレベルだけどな。所詮その程度だから、昼休みに幼馴染のラッキースケベに遭遇したときは大変だったよ」

美少女「そうなんだ――」


バタンッ!
きゃあああぁぁっ!!


9
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/12(水) 23:35:54 ID:YJIyXXjY
モブ男「女子生徒がどうしてここに?!」

淑女「あ……ぁあ…………!」

清楚「ちん……ち……ん///」カオマッカ

ガリ「やべえ! 逆ラッキーだ!!」

ニゲロッ
ウエーイ!
ドタバタ…

美少女「男くんも早く逃げないと! 彼女たちと合意はないはずでしょ!!」

男「でも、逃げるってどこに?!」

モブ男「待つんだみんな! 裸で外に出ると公然わいせつ罪だぞ!」

ガリ「馬鹿やろう! ここにいても強制わいせつ罪だろうが!!」

メガネ「さっさと着替えないから、逆ラッキースケベに遭遇するんだ。愚民どもめ」キリッ


(注9)ラッキースケベは犯罪です。絶対に真似をしないでください。


10
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/12(水) 23:39:38 ID:YJIyXXjY
男「くそうっ! こうなったら……」

美少女「わわっ//」バタン

男「……」

美少女「……」

美少女「どうして、ボクもロッカーの中に?!」

男「黙ってろ」


カンリキョクガキタゾ!
オレハフクヲキテイタ
オレハミセテナイッ!


美少女「……//」モゾモゾ

男「頼むから動かないでくれ……」ドキドキ

美少女「……んっ//」ビクンッ//

管理局「ロッカーの中に隠れている男子生徒も出て来なさい!」

男「くそっ!!」ギリッ


11
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/12(水) 23:40:42 ID:YJIyXXjY
~教室~
男「ふうっ……。死角になっていたおかげで助かったぜ」

美少女「でも、これでクラスメイトが残り6人になっちゃったね。最初は40人もいたのに……」

メガネ「危機管理がなっていない奴らが悪いんだ。自業自得だ」クイッ

陽キャ「うっえ~い。清楚のおかげでマジ助かったぜ~い↑」キラリン

陰キャ「女はくそだな。こんなの無理ゲー過ぎる」ボソッ

キーンコーンカーンコーン

教師「それでは授業を始めるぞ――と言いたい所だが、その前に話しておかなければならないことがある」

男「……!」ゴクリ

教師「お前たちも知っているだろうが、女子生徒に男性の着替えを見せるなどの精神的な苦痛を与えたという理由で14人のクラスメイトが逮捕された。今後は細心の注意を払って行動するように!」


(注10)親族間のラッキースケベは例外規定により除外されます。
(注11)婚約者の同伴によって管理下にある男性は例外規定により除外されます。


12
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/12(水) 23:41:32 ID:YJIyXXjY
男「あのっ! 間違えて入ってきた女子生徒は悪くないんですか?!」

メガネ「女性が主権の現代社会に旧時代の概念を持ち出すとは、救いようがない男だな」キリッ

男「……くっ」

陽キャ「まあ、心配すんなって。俺が清楚に一言添えて、みんなの罪が軽くなるように頼んでみるから」ウエーイ

陰キャ「くそ女がエロ漫画の表現を現実に持ち込んだせいで、こんなことに――」

男「それって、どういうことなんだ」

陰キャ「男、知らないのか? 有名な話だぞ」

メガネ「少年漫画の性描写において、ラッキースケベはお互いに合意がないという点でセクハラである。そして、その性暴力は誰によって引き起こされたものなのか――。旧時代の論争だな」クイッ

陰キャ「いかにも。少年漫画の性描写をしたのは作者なので、それを刑法や条例によって罰することが出来るはずだ。それがラッキースケベ禁止条例の始まりなんだ」

男「そ……そんなことがあったのか」

陽キャ「うっえ~い↑ そんなことを知っているなんて、これだから童貞は!」

教師「――その話はもう終わりだ! 授業を始めるぞっ!!」


15
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 11:23:39 ID:W/euLryY
~休み時間~
男「集まってもらったのは他でもない。逮捕されたみんなのことなんだけど、どうにかして助け出すことは出来ないかな」

陰キャ「陽キャくんが『罪を減免してくれるように頼んでみる』と言っていただろ。俺たちに出来ることは何もないんじゃないのか?」

メガネ「まさか、みんなを脱獄させようとでも言うつもりなのか?」クイッ

男「そうじゃなくて、ちゃんと話し合えば分かってくれると思うんだ!」

陰キャ「女子のクラスは女性専用施設内だ。俺たちは近付くことが出来ないし、合意がない相手に話しかけると即逮捕されるかもしれないぞ」

美少女「だったら、ボクが行く!」

男「美少女が?!」

美少女「ボクはラッキースケベで逮捕されないし、女性専用施設に入ることも出来るから、被害に遭った女子生徒と話をすることが出来るでしょ」

メガネ「ふっ! 条例で定める女性化手術を済ませているのなら、美少女は俺の恋愛対象だな」キリッ

美少女「はわわっ// それじゃあ、女子の制服に着替えて行って来るね!」タタタタッ


(注12)美少女は男子生徒ですが、身体は女性です。
(注13)条例制定後、毎年10万人を超える男性が女性化手術を受けています。


16
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 11:29:00 ID:eYF9rtvg
メガネ「愛する美少女が動くなら、俺も一つ調べてみよう」

男「調べるって何をだよ」

メガネ「更衣室の入り口は女性優先通路に面している。恐らく安全カメラが設置されているはずだ。それを陰キャにクラッキングさせる」クイッ

陰キャ「それ、調べるのは俺じゃないかっ!」

メガネ「捕まるのもお前だ」

陰キャ「お前だ、じゃねえよ!」ドンッ

男「それじゃあ、安全カメラは任せたぞ。俺は幼馴染に話を聞いてみる!」

スルスル
PiPoPa...

幼馴染『もしもし、男?』

男「少し聞きたいことがあるんだけど――」


(注14)クラッキング行為は犯罪です。絶対に真似をしないでください。
(注15)女性優先施設等の録画映像等を男性が許可なく見ることは禁止されています。


17
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 11:34:21 ID:kx633sLw
~女性優先区域・中庭~
幼馴染「こんなところに呼び出して聞きたいことって、何なの?」

男「今日の体育の授業が終わった後、更衣室に女子生徒が入ってきてクラスメイトたちが逮捕されたんだ」

幼馴染「まさか、逆ラッキースケベ?!」

男「俺たちと同じ時間に体育の授業があったのは、幼馴染の女子クラスだろ。だから、何か知っているんじゃないかと思って」

幼馴染「ねえ、イケメンくんはどうなったの! 彼も逮捕されちゃったの?!」

男「イケメンは学校を休んでいるから大丈夫だ」

幼馴染「あ……ああ、そうだったわね」ホッ

男(なんだ? この反応は――)

男(幼馴染とイケメンの間で何かあったのか?)


18
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 11:42:03 ID:W/euLryY
妹「お兄ちゃ~~んっ!」ギュゥッ//

男「おわあっ、びっくりしたあ~!」

妹「びっくりしたのは私だよっ! 淑女さんと清楚ちゃんが更衣室に入ったって聞いて、お兄ちゃんが逮捕されちゃったんじゃないかって気が気じゃなかったんだから!」

男「心配掛けてごめん。俺は大丈夫だ」

妹「私、お兄ちゃんを守れるように頑張るから、それまで気を付けてね」ウリュッ

幼馴染「……ふうん、そういう関係なんだ」

妹「別におかしくないですよねえ。私たちは兄妹なんだから――」

幼馴染「ま、まあ……それは分かってるよ。でも、ちょっと安心したかも」ニコッ


19
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 12:01:57 ID:eYF9rtvg
男「それはそうと、更衣室に入ってきた女子と同じクラスなのか?」

妹「そうだよ。それがどうかしたの?」

男「今、逮捕されたみんなを助けようと頑張っているんだ。その人と話をすることは出来ないかな」

妹「悪いことをしたなら、罪を償わせてあげないとその人のためにならないと思うよ」

男「そうかもしれないけど、納得が出来ないんだ」

妹「……」

妹「私にはまだ同伴の管理権限がないから、お兄ちゃんを二人に会わせたくない。だけど、私が知っている範囲で教えてあげるね」

妹「聞いた話では、場所がよく分からなくて間違えてしまったみたいなの」

男「間違えるって、どうやってだよ! 女性専用の更衣室は女性専用施設内にあるのが普通だろ」

妹「そんなことを言われても、間違えてしまったものは仕方ないんじゃないかなあ。悪いのは、着替えを見せたりした男子だと思う」


20
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 12:07:51 ID:kx633sLw
男「こんな理不尽な条例、なくすことは出来ないのかよ!」

妹「それは性暴力やセクハラを認めてもいいって言っているのと同じことだよ。うかつに言葉にしないほうが良いと思う」

幼馴染「そうそう。心を許していない人に触られたり、恥ずかしい姿を見られてしまったり。それが女性にとってどれだけ苦しい事なのか、分かっていないと思われるわよ」

男「それは分かるけど、こんなの一方的過ぎるじゃないか!」

幼馴染「仕方ないじゃない。旧時代とは社会の仕組みが変わったんだから――」

男「でもっ!」

妹「お兄ちゃん、声が大きいよ」シーッ

男「……ごめん」

妹「合意がない女子にこの話を聞かれたら大変なことになっちゃう。条例に関する内容は環境型のセクハラになりうることを忘れないでね」

男「はあっ、社会の仕組みが変わった――か」

幼馴染「……」


21
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 12:49:45 ID:eYF9rtvg
幼馴染「ねえ、男」

幼馴染「今日のお昼休みに話したいことがあったんだけど、ちょうどいいから今言うわね」

男「そういえば、その話が途中になっていたっけ」


幼馴染「私ね――」

幼馴染「卒業したら、イケメンくんと結婚するの」


男「イケメンと結婚?!」

妹「わあぁっ// おめでとうございます!」

幼馴染「妹さん、ありがとう♪」

幼馴染「彼が今日休んでいるのはね、少しいろいろあって正規の婚約手続きに不備があったことが分かったからなの」

男「そ、そうだったのか。幼馴染、結婚……するんだ」


(注16)結婚可能年齢に達した女性は、条例で定める婚約手続きを行うことが出来ます。


22
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 12:57:14 ID:kx633sLw
妹「幼馴染さんは恋愛結婚なんですか?」

幼馴染「……ううん。恋愛結婚じゃなくて従兄妹婚だよ」

妹「やっぱり、普通はそれですよね――」

幼馴染「そうだね。だけど、私は自分の気持ちに素直になることが一番大切だと思うよ」

妹「そう……ですよね! それじゃあ、どうして結婚することにしたんですか?」

幼馴染「彼はね、すごく難しい法律の勉強をしていて、ラッキースケベで逮捕される訳にはいかない人なの。だから、私が結婚して守ってあげることにしたんだよ」

幼馴染「私が同伴して彼を管理下に置けば、ラッキースケベの例外規定で除外されることになるからね」

男「例外規定……か」

幼馴染「もしこんな時代じゃなかったらさあ、私は男と楽しく笑いあったり恋愛したりして、もっと違う関係になっていた可能性もあるのかなあ――」

男「幼馴染……」ドキッ


(注17)条例制定後、男女交際が困難になり近親婚が増加しています。


23
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:00:05 ID:1Hinwp12
幼馴染「な~んて。もしかして、真に受けちゃった?」

男「えっ?」

幼馴染「私は婚約しているんだよ。そんなこと、本気で言うわけないじゃない」

男「くそっ! これだから女は!」

妹「……」

男「ところでさあ、配偶者が一緒にいれば除外されるっていうのは、ラッキースケベが偶然起きるものだからだよな」

幼馴染「はあっ、何言ってるの? 配偶者が一緒にいれば、すぐに謝罪することが出来るからでしょ」

妹「そうだよ。お兄ちゃん、そんなことも知らなかったの?!」

男「ふと疑問に思っただけだろ」

幼馴染「今のは訴えてもいいレベルで引いたかも。妹さん、頑張ってね」

妹「そうですね」ハァッ…


24
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:06:31 ID:eYF9rtvg
~教室~
キーンコーンカーンコーン
男「自習になって暇だから話を聞きたいんだけど、例の件の首尾はどうなった?」

陰キャ「安全カメラを調べたら面白いことが分かったぜ。あの女子二人は、更衣室の鍵を開けて入っていたんだ」

男「何だって?!」

陰キャ「とりあえず、管理局に許可をもらって動画をコピーしてきたぞ」

男「クラッキングはどうなったんだよ」

陰キャ「俺にそんな都合のいいスキルがあると思うか?」ドンッ

メガネ「ふっ、違法行為で手に入れた物証に証拠能力などない。これだから愚民は困る」クイッ

男「とりあえず、動画を見せてくれ」

陰キャ「分かった」ポチッ


(注18)特別な許可を得ている場合は男性も見ることができます。


25
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:11:09 ID:W/euLryY
男「――ここからが問題のシーンだな」

タブレット『……ジジッ…………』プチッ

男「何だそりゃあ! 肝心な場面だけ写ってないじゃん!」

メガネ「男にヒントをやろう。逆ラッキースケベが起きたとき、なぜ陰キャは逮捕されなかったのか」

男「俺みたいに死角にいたとか?」

陰キャ「実は俺、体育の授業をサボっていたんだ」ドンッ

美少女「そういえば、陰キャくんは更衣室にいなかったもんね」

陰キャ「一度は更衣室に行ったんだけど、中に入れなかったから保健室で寝て過ごすことにしたんだ。ほらここ、動画にも写ってる」

男「ほんとだ! と言うか、職員室から鍵を取ってきて中に入れよ」

メガネ「しかし、陰キャのおかげで更衣室のドアが閉まっていたことが証明された。これは大きな成果だ」キリッ

美少女「そうだよね!」


(注19)女性優先施設等でラッキースケベがあった場合、女性は記録映像等の消去申請をすることが出来ます。だって、恥ずかしいもん//


26
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:13:28 ID:kx633sLw
男「この動画を見せれば、みんなを助けられるんじゃないかな!」

メガネ「それは無理だ。ドアが閉まっていたら、真面目な生徒は鍵を開けて中に入るだろ。そうしないと、授業に参加できないからな」

男「それもそうか。俺の妹が『間違えてしまったものは仕方がない』って言っていたけど、こんなの理不尽だよな」

陰キャ「そうだよな。くそ女どもめっ!」

メガネ「女子生徒が男性の着替えを連想しないように、『男子更衣室』という言葉は使用されていないんだ。女子生徒が誤って『更衣室』に入ってしまったとしても、別に不思議なことは何もない」

男「環境型のセクハラとかいうやつか……」

陽キャ「うっえ~い。美少女は女性専用施設に行っていたんだろ。何か聞き出せたかい↑」

美少女「うん。少し興味深い話を聞いたから、イケメン君に連絡して返事を待っているところなんだ」

陽キャ「イケメンが関係あることなのか?」

美少女「恐らく――ね」


27
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:16:18 ID:eYF9rtvg
ブルブルブル・・・
陽キャ「イケメンか?!」

美少女「――イケメン君、話しても良いって!」

メガネ「では、聞かせてもらおうか」クイッ

美少女「さっき更衣室で逆ラッキースケベの被害に遭った淑女さんなんだけど、この前の日曜日、市街地でラッキースケベの被害に遭っていたそうなんだ」

男「ラッキースケベ?」

美少女「詳しいことは言えないんだけど、お昼過ぎにゲリラ豪雨に遭遇して、そのときに恥ずかしい姿をイケメン君に見られてしまったらしいんだ」

陰キャ「それなら、どうしてイケメンは逮捕されていないんだよ。まさか、ただしイケメンに限るって奴なのか?!」ガタッ

美少女「例外規定だよ。イケメン君は婚約していて、その女性が一緒にいたから和解が成立して罪に問われなかったんだ」

陽キャ「あいつ、やるじゃねえか!」

美少女「だけど、淑女さんはそのときのことを根に持っているみたいだね」


(注20)ラッキースケベの二次被害に配慮するため、詳細な解説は行いません。


28
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:19:48 ID:1Hinwp12
男「幼馴染が言っていたのは、そのことだったのか――」

美少女「彼女が何か言ってたの?」

男「幼馴染がイケメンの婚約者なんだけど、イケメンが休んでいるのは婚約手続きに不備があることが分かったかららしいんだ」

美少女「つまり、婚約手続きに不備があったせいで話がこじれてしまったってこと?」

男「恐らく、そうだと思う」

メガネ「なるほど。どうやら、今回の逆ラッキースケベは意図的に引き起こされたもののようだな」クイッ

陽キャ「どういうことだよ。俺にも分かるように説明してくれ!」

メガネ「彼女は知っていたんだよ。このドアの向こう側に裸の男子生徒がいることを――」

メガネ「だから、彼女は陽キャの婚約者と一緒に更衣室に入った。イケメンとその婚約者に復讐をするためとはいえ、友達の婚約者である陽キャを巻き込むことには良心が咎めたのだろう」

陽キャ「うえーい↓ そうだったのか……」

陰キャ「このことを管理局に言えば、みんなを助けられる!」

メガネ「いや、動機はあっても意図的に入ったことを証明することが出来ない」

男「聞いてくれ。俺にいい考えがある!」


29
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:22:36 ID:eYF9rtvg
~女性優先区域・中庭の物陰~
管理局「――それで彼らの無罪を証明するつもりなのかい? もし出来なければ、男くんを逮捕することになりますよ」

男「分かっています」

陽キャ「うぇ~い。清楚に説明して、友達と一緒に中庭を通るように頼んできたぜ」

男「ありがとう。イケメンが一人で中庭に立っていれば、必ずラッキースケベが発生するはずだ」

幼馴染「本当に起きるの?」

男「多分な」

イケメン「俺と幼馴染のせいでみんなが逮捕されたとなると、黙って見過ごすわけには行かない。持ち場に就いてくる」スッ

男「ああ、頼んだぜ!」

管理局「……それでは見届けさせてもらいましょう」


30
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:24:27 ID:eYF9rtvg
清楚「それでね、彼がすごくおかしくて……」ケラケラ

淑女「そうなんだ~」クスクス

イケメン「……」

淑女「……!」

清楚「どうしたの?」

淑女「……うきゃあぁっ!」

ドテーン
オパOツ、ピラーン♪

淑女「あ……ぁあ…………//」

イケメン「お怪我はありませんか?」スッ

淑女「いやああぁぁぁっっ…………!!」バシッ

清楚「淑女ちゃん、どうして――」


(注21)女子生徒の下着は謎の光で見えません。


31
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:27:18 ID:W/euLryY
淑女「……管理局!」

管理局「こんにちは、淑女さんですね。一部始終を見させていただきましたよ」

淑女「は……はいっ! 今、この男性にセクハラをされましたっ!!」

幼馴染「イケメン、大丈夫だった?」

イケメン「幼馴染、心配を掛けてすまない。俺は大丈夫だ」

陽キャ「うっえ~い!」

清楚「……うぅっ、淑女ちゃん」ポロポロ

淑女「な……なにっ?! これって、どういうこと……」

管理局「あなたは今、ラッキースケベを意図的に引き起こしましたね!」

淑女「そんなこと、し……していません!」

男「俺たちはずっと見ていたんですよ。意図的に引き起こしたラッキースケベは男性に対する性暴力だ!」

淑女「くっ……」ギリッ


32
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:34:43 ID:eYF9rtvg
イケメン「淑女さん。俺たち男性は、女性にとってラッキースケベが恥ずかしいことだということは分かっています。しかし、性暴力やセクハラと偶発的な事象によるラッキースケベは分けて考えるべきなんです」

淑女「でも、私の合意がないのに恥ずかしい姿を見たのは事実でしょ!」

イケメン「それがセクハラだと言うならば、それを望んでいない男性に対して見せた行為は逆セクハラだ。セクハラ行為とは、異性に対して意図的に辱めようとする行為をすること、または無意識的にその行為をしてしまうことなんですよ」

イケメン「しかし、偶発的な事象によって発生するラッキースケベは、相手を辱めようとする行為の原因が女男どちらにもありません。つまり、ラッキースケベはセクハラ行為には該当しないのです」

幼馴染「イケメンはね、あのとき、雨に打たれていたあなたに傘を渡そうとしていたんです。恥ずかしかった気持ちは分かるけど、その優しさも分かってあげて欲しいです」

清楚「淑女ちゃん……謝ろう? こんなのって、あんまりだよ…………」

淑女「……」

淑女「……でも、男性は卑猥なんです! 男性の気持ちなんて、優しさなんて……そんなの全然分からない! 私はこの気持ちをどうすれば良かったの?!」

幼馴染「私も……分からないよ。昔の人はどうやって恋愛していたんだろうね」

幼馴染「だけど……相手が困ることをわざとするのは、女男関係なく、駄目なことだと思うんだよね」

淑女「……!」

淑女「ごめんなさい、ごめんなさい……。うわあああぁぁんっ…………!」


33
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:36:48 ID:kx633sLw
~ラキスケ収容所~
モブ男「うおおぉっ!!」

ジユウダ!
シャクホウサレタゾーッ!

モブ男「男、みんな! 助けてくれてありがとう!」

男「ああ、釈放されて良かったぜ!」

陽キャ「うっえ~~い↑↑」

管理局「今回の件は、淑女さんにより意図的に引き起こされたものとして不問にいたしましょう。しかし、我々には女性の人権を守る義務があります。今後もラッキースケベを野放しにすることは出来ません」

男「はい、分かっています」

管理局「では……お行きなさい」

ミンナカエロウゼ!
オウッ!

管理局「……」

管理局「ラッキースケベ冤罪事件か。これから忙しくなりそうね――」ハアッ


34
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:46:54 ID:1Hinwp12
~女性優先道路・市街地~
幼馴染「淑女さんも反省してくれたし、これで一件落着ね」

イケメン「そうだな。彼女は二度と冤罪事件を引き起こすことはないだろう」

男「あのときはマジで焦ったぜ。あんな思いはもうコリゴリだ」

イケメン「俺は今回の件を受けて、より一層、ラッキースケベの在り方について考えなければならないと思った。みんなが安心して暮らせる社会の実現を目指して、今以上に頑張らないといけないな!」

幼馴染「うん、そうだねっ!」

男「そういえば、イケメン。幼馴染と婚約したんだってな。結婚式には俺も呼んでくれよ」

イケメン「分かってる。その代わり、お前も披露宴には俺を招待してくれよな」

男「ああ、おめでとう!」

イケメン「ありがとう!」

幼馴染「……//」

男「これが俺たちが勝ち取った新時代への第一歩だ!」ウオォォッ!


35
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:48:32 ID:kx633sLw
~自宅~
男「ただいま~」

妹「お兄ちゃん、おかえり! あの事件、どうなったの?!」

男「淑女さんが謝罪して、みんな釈放されたよ」

妹「良かったね♪」

男「ところでさあ、服くらいちゃんと着ろよ。だらしないだろ」

妹「だって、暑いんだもん」パタパタ

男「はあっ、仕方ないな。冷凍庫のミルクアイスを食っていいから」

妹「やったあ♪ お兄ちゃん、ありがとう」ムギュウ//

男「暑いんだろ。くっつくなよ//」

妹「えへへ~♪」ルンルン


36
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:51:48 ID:eYF9rtvg
妹「冷たくて美味しい♪」レロレロ

トローン
・・・ペチャッ

妹「ひゃぁっ、よごれちゃった」

男「そんな食べ方をするからだろ」フキフキ

妹「……っ//」

妹「ねえ、お兄ちゃん。私も幼馴染さんみたいに、お兄ちゃんを守れる女性になりたいと思ってる」

妹「だから……ねっ///」ドキドキ

男「妹、おいで。今日も可愛がってあげるよ」

妹「わあいっ。お兄ちゃん、大好き//」

男「俺も妹が大好きだよ。妹……愛してるっ//」


(注22)このあと激しく愛し合いました///
(注23)条例制定後、毎年60万件を超える胎児認知届が受理されています。


37
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:54:43 ID:1Hinwp12
・・・
・・・・・・
淑女さんが巻き起こした、ラッキースケベ冤罪事件。
この事件はマスコミに取り上げられ、男性の人権をめぐり熱い議論が交わされた。

ラッキースケベ禁止条例は、本当に女性の人権と子どもたちの未来を守ることが出来ているのだろうか。
女性と男性は等しく歩み寄り、お互いの性差を想いやることが大切なのではないのだろうか。

今、女性と男性のあるべき姿が試されている――。


(注24)この物語はフィクションです。実在する人物や団体、事件などとは一切関係ありません。
おわり


38
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 13:56:04 ID:W/euLryY
男「ラッキースケベがセクハラになる……だと?!」
―完―


39
以下、名無しが深夜にお送りします:2017/07/13(木) 14:02:35 ID:1Hinwp12
これで完結です。
ありがとうございました。




巫女「すべての巫女がミコナンバーカードを持っています」

1 以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 17:57:59 ID:rq189ViA
年が明けて、2016年を迎えた元日の朝。
俺は車で1時間かけて、とある神社にやってきた。


男「ここが縁結びで有名な神社か。さすがにすごい人だな……」


お正月ということもあり、境内は参詣客で溢れている。
若い男女に親子連れ。
この神社は恋愛だけではなく、家族の縁やお金の縁、健康や学問にも効果があると言われているからだ。
そのため、各地から多くの人が訪れているのだろう。

まあ、
俺にとっての縁結びは恋愛一択だ。
彼女いない歴を、生まれたときから今日まで更新し続けている。
そんな俺でも縁結びが出来ると言うのなら、ぜひ御利益にあずかりたいものだ。


2
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:00:16 ID:rq189ViA
参拝者の列に30分近く並び、ようやく順番が回ってきた。
俺はこの日のために用意した45円を賽銭箱に入れて、二礼二拍手を行う。
そして、神様にお祈りをした。


男『今年こそ、可愛い彼女が出来ますように――』ペコリ


これで今年こそ彼女が出来るだろう。
俺はそう思い、拝殿前を離れて授与所に向かった。
後は御守りを買えば、縁結び祈願は終了だ。


男「あ、あの……。この御守りをお願いします」

少女「五千円をお納めください」

男「……結構、高いな」

少女「ありがとうございました」


3
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:01:51 ID:rq189ViA
・・・
・・・・・・
女性「……すみません、やめてください!」

男性「ふざけるな! こっちは高い金を払ってんだよ!!」

女性「で、ですから、何度もお止めしたはずです」

男性「ふざけんな!」


御守りを買って社務所に向かっていると、離れのほうから男性の怒鳴り声が聞こえてきた。
どうやら、おみくじを販売している巫女さんが絡まれているようだ。
一般の参詣客が避けて通っているし、迷惑な客がいたものだ。
俺は少し迷ったが、勇気を出して声を掛けることにした。


男「あの、そちらの巫女さんが困っているようですけど」

男性「んだよ、お前。こっちは5回も空クジを引いてムカついてんだよ!」

男「空クジ?」


4
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:02:30 ID:rq189ViA
巫女「そ……そのことも、事前にご了承いただいたはずです」

男性「どうせ、全部ハズレなんだろ。ぼったくってんじゃねえぞ!」

男「事情は分かりませんけど、クレームがあるなら巫女さんではなくて、この神社の宮司と話をしたほうがいいと思いますよ」

男性「……ちっ、それもそうだな。ふざけやがって!」


男性は吐き捨てるように言い放つと、社務所へと向かっていった。


巫女「あのっ、助けていただいてありがとうございました」ペコリ

男「えっと、その……大丈夫でしたか」

巫女「はい、おかげさまで大丈夫です//」

男「そ、そっか。それは良かったです」


5
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:03:19 ID:rq189ViA
巫女「ところで、縁結びの御守りをお持ちだということは、あなたもおみこじをお引きになるのですか?」

男「えっと、はい。500円ですよね」

巫女「あの、おみこじは2万円をお納めください」

男「に……2万円?! でも、そこには500円って書いてあるんだけど」


おみくじ:200円
縁結びおみくじ:500円


巫女「はわわ、失礼いたしました。おみこじではなくて、縁結びおみくじを引かれるのですね」アセアセ


6
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:04:18 ID:rq189ViA
男「ちなみに、おみこじって何なんですか。言い間違い――じゃなさそうですよねえ」

巫女「おみこじは、私たち巫女と縁を結ぶことが出来るものなんです」

男「巫女さんと縁を結ぶ?」

巫女「はい。詳しい説明は致しかねますけど、縁結びの神社ですので……。ちなみに今は50名の巫女が奉仕しておりまして、すべての巫女がミコナンバーカードを持っています」

男「は、はあ」


ミコナンバーカード、ねえ。
どこかで聞いたことがあるような名前だな。


巫女「もうお察しでしょうけど、おみこじには巫女ナンバーが記入されたみくじ棒が入っているんです。ただし神様のお力により、何も書かれていないみくじ棒が出てくることがあります。その場合はご縁がなかったということで、巫女との縁結びはございません」

男「それが、さっきの男性なんだ。ハズレくじを入れるっていうのは、やっぱり良くないんじゃないかな」

巫女「無記入のみくじ棒は入っておりません。それにそう思うのでしたら、縁結びおみくじを引かれることをお勧めします」


7
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:05:03 ID:rq189ViA
さて、どうしたものか――。
ハズレを入れていないのにハズレが出るということは、上下逆さまに出てくることがあるということだろう。
つまり、2分の1の確率で誰かと付き合うことが出来ることになる。

1回が2万円。
2万円で彼女が出来る。
予算は超えているけど、お金はある。

お祈りしたし、御守りも買ったし……。
何だか怪しいサイトみたいだけど、神社だから大丈夫だよな。


男「じゃあ、1回だけおみこじを引いてみます」

巫女「ありがとうございます! それでは、2万円をお納めください」

男「は……はいっ」


8
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:05:38 ID:rq189ViA
諭吉さんを渡し、巫女さんからみくじ筒を受け取った。
付き合う相手がこの人だったら良いのにな。
美少女で可愛いし、少しだけど話もしたし……。

これを振れば、彼女が出来るかもしれない。
そう思うと、何だか心臓がバクバクしてきた。


じゃらじゃらじゃら・・・。

ストン――。


巫女「あっ、みくじ棒が落ちましたよ!」

男「えっ?! ご、ごめん」

巫女「いえ、大丈夫です」


まさか、おみくじの棒が落ちるとは思わなかった。
俺は慌てて棒を拾い、申し訳ない気持ちで巫女さんに手渡した。


9
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:06:10 ID:rq189ViA
巫女「えっと、巫女ナンバーは1104番ですね」

男「あっ、ほんとだ。それって、誰なんですか」

巫女「その番号は確か――。えっ、ええぇぇぇっっ!?」

男「どうかしましたか」アセアセ

巫女「あうっ// その……1104番は、わたし、なんです」


巫女さんがミコナンバーカードを取り出す。
それには彼女の名前と生年月日、そして『35‐1104』という数字が書かれていた。


男「…」

男「……」

男「ええぇぇぇっっ!!!」


10
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:07:12 ID:rq189ViA
男「ど、どうしたらいいんだろ」アセアセ

巫女「えっと、もうすぐ休憩中の巫女が戻ってきますので、その後は私と一緒に社務所までお願いします//」

男「は、はいっ」


マジかよ。
100分の1の確率でこの巫女さんが選ばれるだなんて、とても信じられない。
この展開はお約束すぎるだろ!


巫女「あの、待っている間にお名前を聞かせていただいても結構ですか?」

男「お……俺は男です」

巫女「素敵なお名前ですね。これからよろしくお願いします//」テレッ


11
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:07:44 ID:rq189ViA
~社務所~
男「へえ、中ってこういう風になってるんだ」

巫女「最近は和室が珍しくなっていますよね。すごく落ち着くと思いませんか」

男「そう……ですね」

巫女「ふふっ、それは良かったです」

男「……」


一瞬で会話が終わってしまった。
何だか、沈黙のせいで居心地が悪い。


巫女「えっと私……」

男「は、はいっ」

巫女「この神社に住み込みでご奉仕させていただいているんです。今年で4年目になるんですけど、こんなに早くご縁が巡ってくるだなんて考えていませんでした」

男「そうなんだ」

巫女「はい。あの男性から助けていただいたとき、すごくうれしかったです。それが私たちのご縁だったのでしょうね//」

男「あのときは俺も怖かったんだけど、巫女さんを助けないとって思ってて、それで勇気を出して――」

巫女「ありがとうございます。その勇気を神様がご覧になっていたのですね//」ニコッ


12
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:08:21 ID:rq189ViA
巫女「ところで、私のことを名前で呼んでほしいです」

男「えっと、神楽麻衣さんだっけ。今日が誕生日なんだよね」


ミコナンバーカードにそう書いてあった気がする。
とても巫女さんらしい名前だと思う。


巫女「そうなんです、ありがとうございます。それで私の名前なんですけど、みんなは麻衣ちゃんと呼んでいます」

男「じゃあ、俺も『麻衣ちゃん』って呼べばいいんですか」

巫女「はいっ// 名前で呼ばれると、親近感が湧きますよね♪」

男「うん、そうですよね」

巫女「それでは、私は禊ぎをして参ります。男さんは、ごゆるりとなさっていてくださいね」トテトテ


麻衣ちゃんはそう言うと、待合室を出て行った。
たしか、禊ぎって身体を洗って清めることだよな。
一体何が始まるのだろう。
そう思っていると、彼女と入れ替わりで神職の男性が入ってきた。


13
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:09:51 ID:rq189ViA
神職「こんにちは、宮司と申します。あなたが彼女とご縁があった殿方ですね」

男「えっと、はい。あっ、そういえば柄の悪い男性がここに来たと思うんですけど、その人はどうなったんですか?」

宮司「……なるほど、そういう巡り合わせでしたか。ご心配なく。彼には丁重にお引取り願いましたよ」

男「少し気になっていたので、大丈夫そうで良かったです」


どうやら、何事もなく事が済んだようだ。
特に俺が気にする問題でもないし、これ以上考える必要はないだろう。


宮司「それでは、穢れを祓うためにお屠蘇でもいかがですか」

男「それがその、今日は車で来てまして――」

宮司「それでしたら、煮切ったものをご用意いたしましょう」

男「ありがとうございます」


14
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:10:21 ID:rq189ViA
男「ところで、これから何が始まるんですか」


俺はお屠蘇を飲み終えると、宮司さんに尋ねた。
何だか、とんでもないことに巻き込まれつつあるような気がする。


宮司「ただの縁結びでございます」

男「縁結び……」

宮司「はい。神の子である巫女と結ばれることは、それすなわち神様と縁を結ぶこと。それはそれは、大変喜ばしいことなのです」

男「神様との縁結び、ですか?!」

宮司「ここが縁結び神社として名高いことはご存知ですよね。つまり殿方と巫女のご縁を取り持つことが、この神社の伝統なんです」

男「ああ、そういうことなんですね。びっくりしました」

宮司「それでは席を外しますので、何か御用がありましたらお呼びください」

男「分かりました」


15
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:11:14 ID:rq189ViA
・・・
・・・・・・
巫女「男さん、お待たせしました」

男「あの、全然待ってないです」

巫女「禊ぎのついでにお菓子を持ってきたのですけど、一緒に食べませんか」


麻衣ちゃんはそう言うと、お盆を卓袱台の上に置いた。
小皿の上に和菓子が乗っていて、お茶も用意されている。


男「じゃあ、いただきます」

巫女「いただきます」

男「あまさが程よくて、すごく美味しい」

巫女「えへへ// 実は私が作ったんですよ」

男「麻衣ちゃんが?」

巫女「はい。午後から初詠みの会があるのですけど、そのときに召し上がっていただくお菓子なんです。それを少し、特別に分けていただきました」


16
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:20:36 ID:rq189ViA
男「麻衣ちゃんはお菓子作りが上手なんですね」

巫女「お菓子作りというか、こちらに住ませていただいている身ですから。お料理だけではなくて掃除、洗濯も出来ないと勤まりませんし、巫女舞の練習も欠かせません。毎日、かなり忙しいです」

男「へえ、大変だね」

巫女「男さんは、普段どのようなことをされているのですか?」

男「俺は普通の会社員で、夜は同僚と飲みに行ったり、休日は友達と遊びに行くことがあるくらいかな。でも、最近は家で過ごすことのほうが多いかも」

巫女「彼女がいないと、年末年始のイベントは寂しいですよね」クスクス

男「……それは、まあ」

巫女「でも、そのおかげで私は男さんに出逢えました。今までお待たせして、本当に申し訳ありませんでした//」


巫女装束に身を包み、満面の笑みを浮かべている麻衣ちゃん。
正座をしている緋袴の切れ目からは白衣が覗き、お尻のラインが見えている。
そんな彼女の言葉を聞いていると、何だか心が満たされてきた。

俺も笑顔で返し、麻衣ちゃんを見詰める。
すると、彼女がにじり寄ってきた。


17
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:21:08 ID:rq189ViA
巫女「私、神様から賜わったこのご縁を大切にして、男さんに相応しい女性になりたいです。私を受け入れてくださいますか?」


お互いの手が触れ合い、彼女が不安そうに俺を見た。

ちょっと待て。
これって、告白なのか?!

おみこじを引いたら、この神社の巫女さんと縁結びが行われる。
その巫女さんは礼儀正しいイメージで、彼女は掃除や家事が得意らしい。
しかも、美少女で可愛い。

断る理由は――、どこにもない!


男「こちらこそ、麻衣ちゃんが彼女になってくれたら、すごくうれしいです」

巫女「ありがとうございます//」テレッ


18
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:22:10 ID:rq189ViA
巫女「それでは男さん、これからよろしくお願いします」


麻衣ちゃんは切なそうに言うと、俺の手を取った。
そして俺のほうに上体を向けて、そっと身体を寄せてきた。
その姿は、まるで何かを待っているかのようだ。


巫女「……」


意図を理解出来ずにいると、麻衣ちゃんが目を瞑った。
それを見て、俺はようやく理解した。
彼女に顔を近づけ、ゆっくりと唇を重ね合わせる。


巫女「これで恋人同士、ですよねえ?」

男「そ、それはもちろん!」

巫女「……良かった// これから、もっと男さんのことを知りたいです」


19
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:23:25 ID:rq189ViA
その言葉を聞いて、俺はもう一度唇を重ねた。
そして、欲望に任せて舌をねじ込んだ。
弾力のある舌に触れ、そのまま口の中をまさぐっていく。
すると、さっき食べた和菓子の味がした。


巫女「んんっ…んっ……」

男「麻衣ちゃんの中、あまい味がする」

巫女「うぅ……、恥ずかしい//」


麻衣ちゃんはそう言うと、恥ずかしそうに微笑した。
まったく嫌がる様子はなく、繋いだ手に熱がこもっている。
俺は彼女の背中に腕を回し、改めてキスをした。
今度は麻衣ちゃんも積極的に舌を差し込んできて、お互いにぎこちなく絡ませ合う。

もっとキスをしたい。
もっと、麻衣ちゃんを感じたい――。


20
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:24:05 ID:rq189ViA
巫女「んっ、んぅっ……」

巫女「ぁんっ……ぅん…………」


そっと胸に触れると、麻衣ちゃんの声に吐息が混じった。
初めて触る女性の胸。
それは弾力があり、とても張りがあった。

もう、興奮を抑えることが出来ない。
俺は少しずつ手に力が入っていき、麻衣ちゃんの胸を揉みしだく。
すると彼女は足を崩し、上体を反らし始めた。
そしてそのまま、仰向きに寝そべった。


21
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:25:04 ID:rq189ViA
巫女「あの……男さん。キス以上のことは、その……良くないと思います」

巫女「私はまだじゅ――ぅんっ、んんっ……//」


俺は麻衣ちゃんに覆いかぶさり、唇を塞いだ。
そして、彼女を見詰めた。


男「麻衣ちゃんから誘ってきたわけだし、俺のことを知りたいって言ってくれたよね。だから、俺も麻衣ちゃんのことをもっと知りたいと思う」

巫女「そ、それはその、私はキスだけのつもりで……」


麻衣ちゃんはそう言うと、困ったように視線を泳がせた。
そして、その視線が一ヶ所に釘付けになった。


巫女「……!! お……大きくなっていますね//」

男「それは、麻衣ちゃんがすごく可愛いから――」

巫女「か、可愛いですか//」

男「俺は会ったときから、そう思ってた。それに胸もすごく柔らかくて//」

巫女「はうぅぅっ……//」


22
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:25:40 ID:rq189ViA
巫女「で、でも……衿が乱れてしまいます…………」


麻衣ちゃんはか細い声で言うと、右腕で襟首を隠してしまった。
そのせいで、胸元に袂が覆いかぶさる。
どうやら、彼女を困らせてしまったようだ。
はじめてキスが出来て、少し舞い上がりすぎていたのかもしれない。


巫女「……」

巫女「……?」

巫女「あ、あの――」チラリッ

巫女「い、いえ……何でもないです//」プイッ


麻衣ちゃんはそう言うと、おもむろに左腕を広げた。

あっ!
そういえば、女性の着物は袂が開いていると聞いたことがある。
そこから手を入れれば、衿を乱さずに胸を触ることが出来るかもしれない。


23
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:26:13 ID:rq189ViA
男「麻衣ちゃん、起き上がってくれるかな」

巫女「は、はい……」


俺は背中側に移動し、袂の後ろ側を確認した。
するとそこは、想像した通りに縫い止められていなかった。
その大きく開いた袖下からは、中に着ている白い襦袢の袖が見えている。
さらに彼女が腕を動かすと、一瞬だけ素肌までも見ることが出来た。


男「ここからなら良いよね?」

巫女「……ええっ、振りからですか?!」


俺は麻衣ちゃんを抱き寄せて、袂に手を入れた。
彼女の細腕に触れて、撫でるようにして二の腕へと滑らせる。
そして脇の下をくぐって、胸元に手を伸ばした。
しかし角度が悪いらしく、なかなか胸の膨らみに手が届かない。


24
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:26:48 ID:rq189ViA
巫女「ふふっ。身八つ口を知らないって、男さんは本当に初めてなんですね」

男「……ごめん、身八つ口って何のこと?」

巫女「女性の着物は、脇の下に穴が開いているんです。そこから手を入れて衿を正したり、おはしょりの形を整えるんですよ」

男「へえ、知らなかった」


俺は感心して、ためしに袂をめくってみた。
すると、本当に脇の下に切れ目があった。
ここからならば、普通に手を入れられそうだ。


巫女「はうんっ……//」


身八つ口から手を入れると、容易に胸を揉むことが出来た。
その柔らかさは、襦袢の上からでも分かる。
しかも、白衣の上から触っていたときとは段違いの柔らかさだ。


25
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:27:24 ID:rq189ViA
男「麻衣ちゃんの胸、すっごく柔らかいよ」

巫女「こういうことをするために、教えたわけではありま……せん。良くないことだと思います」

男「でも、可愛い声を出しているよね」

巫女「だって……、男さんがいやらしいから――//」

男「白衣の下に着ている襦袢にも穴が開いているの?」

巫女「そ、それは……。し、知らないですっ//」

男「じゃあ、調べてみるね」

巫女「んんっ、んぅっ……」


脇の下をまさぐると、麻衣ちゃんが身を捩じらせた。
それを気にせず触っていると、ほぼ同じ場所に切れ目を見つけることが出来た。
その下には、さらにもう一枚薄い肌着を着用している。
俺はその肌着の切れ目も探し、手を差し込んだ。


26
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:28:19 ID:rq189ViA
巫女「あぁん、あっ、あぁっ…………」


胸の膨らみに到達し、手の平で包み込む。
まるで柔肌が吸い付いてくるかのようだ。
俺は揉んだり回したりを繰り返しながら、ときどき指先で乳首をはじく。
すると、麻衣ちゃんがびくんと身体を震わせた。


男「もしかして、気持ちよかった?」

巫女「よく分からないけど、もやもやして気持ちいい……です」

男「巫女さんなのにエッチだね」

巫女「そ、それは男さんが、も……揉んでくるからですよっ//」

男「でもノーブラだし、麻衣ちゃんは普通にエッチだよね」

巫女「それはその、和装ブラが必要なほど大きくないからで……。それにエッチなのは関係ないと思います」アセアセ


27
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:29:11 ID:rq189ViA
男「じゃあ、下着を着ていないって話は本当なんだ」

巫女「白衣の下に着ているものは、全部和装の下着なんです。確かに洋装の下着は着ていないですけど、だからと言って下着を着ていないことにはなりません」

男「ということは、ショーツを穿いてないってことか」


俺はそう思い、緋袴を捲り上げてみた。
すると白衣の裾が足首まで覆っていて、脚が完全に隠されていた。
生足はまるで見えない。

それならばと、俺は白衣の裾を左右に広げる。
しかし長襦袢のせいで、また足首まで隠されていた。


巫女「わわっ、裾をめくらないでください。み、見えちゃいます//」

男「恋人同士なら、その……見ても問題ないよね」

巫女「それは、そうですけど……」

男「なら、見ちゃおうかな」


28
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:30:16 ID:rq189ViA
巫女「あの、胸を触る以上のことをしたいなら、少しだけ聞いてください」

男「う、うん」

巫女「私はこの神社で奉仕をするようになって、この縁結びで契りを交わした殿方と巫女のために、何度も巫女舞を奉納してきました。私はこの縁結びを信じているんです」

巫女「そしてこの神社の巫女として、この縁結びを信仰しています。それくらい、私にとって大切なことなんです」

男「つまり、したいなら真剣な交際をしてほしいってこと?」

巫女「はい。そして、これからもお互いに向き合っていきたいです//」


麻衣ちゃんは住み込みの巫女だ。
巫女だから礼儀正しくて、家事も出来る。
しかも、美少女で可愛い。

そんな彼女と、セックスが出来る。
というか、もう我慢できない。

彼女いない歴イコール年齢の俺には、これ以上の良縁は訪れないだろう。
ならば、このまま付き合ってしまうべきだ。
断る理由は――やっぱりない!


29
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:31:06 ID:rq189ViA
男「分かったよ。俺も真剣に向き合っていこうと思う」


俺はそう言って、麻衣ちゃんに口付けをした。


巫女「……男さん、優しくしてくださいね」


その言葉に頷き、俺は長襦袢の裾を左右に広げた。
すると、ようやく生足が見えた。
膝下ほどの腰巻が露わになって、その薄い布地からは太ももが透けて見えている。

はだけた白装束と、捲り上げられた緋色の行灯袴。
俺の腕の中で、清廉な巫女が淫らな姿に変わっていく。
そして太ももを優しく撫でながら、最後の一枚を開いた。


30
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:31:51 ID:rq189ViA
男「あれっ、ショーツは穿いてるんだ」ショボン

巫女「穿かないと恥ずかしいし、寒いじゃないですか」

男「それもそうか……」


俺はそう言いつつ、ショーツに指を滑らせた。
すると、股の部分がマジックテープで止められていることに気が付いた。


男「巫女さんの下着って、こうなってるんだ。外すよ」

巫女「……はぃ…………」


俺はそっと摘んで、マジックテープをはがした。

ビリビリッ・・・


巫女「……///」


大きな音が鳴り、クロッチが外れて女性器が露になる。
そっと触ってみると、ぬるりとぬめっていた。


31
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:32:52 ID:rq189ViA
男「これって、もしかして濡れてる?」

巫女「そ、それはその……わわっ、分かりませんっ……//」

男「ほらっ」クチュクチュ

巫女「あっ……あんっ…………んっ、んぅっ……」

男「やっぱり濡れてる」

巫女「だって、男さんがいやらしいことをしてくるから……//」

男「いやらしいことって、こういうことかな」サワサワ

巫女「はうんっ……ああっ、あぅっ……ううっ……」

巫女「もう少しやさしく……して、ください」

男「じゃあ、これくらいで」

巫女「そう、それがいいです……。あうんっ…あっ、んんっ…………」


言われた通りに触ってあげると、麻衣ちゃんの声に艶が出てきた。
俺に背中を預け、快感に身を委ねている。
あそこを濡らして、感じてくれている。


32
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:38:16 ID:rq189ViA
もっといやらしい姿を見たい。
俺はそう思い、緋袴の帯に手を掛けた。


巫女「……袴は脱いだほうがいいのですか?」ハアハァ

男「そうじゃなくて、おっぱいを見たいと思って」

巫女「……小さい、ですよ?」

男「そんなことないと思う」

巫女「……」


麻衣ちゃんは少し考え込み、緋袴の下に手を入れた。
そして腰帯を解くと、綺麗にたたんで卓袱台の上に置いた。


33
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:39:02 ID:rq189ViA
巫女「小さくても、がっかりしないでくださいね//」


その言葉を聞いて、俺は意気揚々と白衣の衿を開いた。
しかし、同じく白色の長襦袢が見えるようになっただけだ。

そう言えば、3枚くらい重ね着してたっけ……。
かなりじれったい。
だけどブラジャーは着けていないから、脱がせればすぐに見ることが出来る!

俺はそう思い、長襦袢をはだけさせた。
すると肌着はガーゼのような素材で、胸が透けて見えていた。
ちょっと意表を突かれた感じだ。


男「麻衣ちゃん、乳首が透けてるんだけど」サワサワ

巫女「あぅん……もう、いたずらしないでくださいよお//」

男「それじゃあ、もっといたずらしちゃおうかな。肌着も脱がせちゃうよ」


34
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:40:04 ID:rq189ViA
俺はそう言って、肌着の衿を開いた。
肩があらわになり、二の腕へと袖を下ろしていく。
そして肘まで下ろしたくらいで、先に脱がせていた白衣の袖を着せた。

こうすれば、エロゲーなどで見る半裸の巫女さんと同じ格好になる。
俺は正面に回りこみ、舐めるように彼女を見詰めた。

白衣の衿を乱し、程よい大きさの乳房を露わにした巫女さん。
その膨らみの下は腰まで捲り上げた緋袴が印象的で、白衣の裾からは脚と女性器をさらけ出している。
その姿はとても背徳的で、それでいて生娘の柔肌を神秘的に魅せている。


巫女「やっぱり……小さいですよね」

男「そんなことないよ。麻衣ちゃんはすごく綺麗だと思う」

巫女「……うれしい//」

男「じゃあ、おっぱい触るよ」

巫女「あうっ……あぁっ、男さん……」

巫女「んっ……もっと、あなたを知りたいです」

巫女「はうっ、あぁん……あぁ…あっ…………ぁんっ」


35
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:41:20 ID:rq189ViA
男「麻衣ちゃん、もう我慢できない」

巫女「はぅっ……んんっ、我慢……です、か」ハアハァ

男「一つになりたい」

巫女「……!!」

巫女「それって、私はどうしたらいいのですか。その……初めてでよく分からなくて//」


麻衣ちゃんはそう言うと、不安そうに俺を見詰めてきた。
こういときこそ、オトコの俺がリードしないといけないはずだ。


男「俺に任せてくれたらいいと思う」

巫女「……は、はい。お願いします//」


俺の言葉を聞いて、麻衣ちゃんは恥ずかしそうに微笑んだ。


男「じゃあ、優しくするから」


36
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:43:11 ID:rq189ViA
俺はズボンを脱ぎ、そしてパンツを脱いだ。
麻衣ちゃんの視線は硬くなった陰茎に釘付けになっている。


巫女「あうぅぅ、これが男さんの――」

男「麻衣ちゃん」


ついにセックスが出来る。
俺は白装束の裾の上に座り込み、女性器に陰茎を近づけた。
そして、ふと気が付いてしまった。

やばいっ!
コンドームを持ってないぞ、俺っ!!


37
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:46:01 ID:rq189ViA
巫女「あの、私の身体、何かおかしいですか?」

男「いや、そうじゃなくて」アセアセ

巫女「あっ、ああ! 白衣の上に乗ることでしたら、神様にお許しをいただきますから。ですからその、お気になさらないでください」ニコッ

男「それは気にしてないというか、気にしないといけないんだけど……」

巫女「……?」

男「えっと、麻衣ちゃんはゴムを持っていたりするかな」

巫女「ゴムって髪留めのことですか? それでしたら、私の部屋に行けばありますよ」

男「そうじゃなくて、その……コンドームを持ってなくて――」

巫女「こんどーむ?」


まさか知らないのか?!
巫女さんが処女だというのはよく聞く話だけど、こんなにも無知だとは思わなかった。
背徳的な姿態と純真無垢な心。
そのギャップが、彼女を穢したいという欲望を膨らませていく。


38
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:46:57 ID:rq189ViA
巫女「何のことかよく分からないですけど、私は男さんに初めてを捧げたいです//」


麻衣ちゃんが俺の左手を取り、期待の眼差しを向けてきた。
俺に任せろと言ってしまった手前、もう後には退けない。
今はセックスが出来る、それだけでいい!


男「じゃあ、入れるよ」

巫女「……はい」コクリ


麻衣ちゃんが小さく頷いたのを見て、俺は女性器の割れ目に亀頭を押し当てた。
そして膣口を押し広げ、処女膜を突き破る。


巫女「あうっ、あうぅぅっ……!」


すると彼女は悲痛な声を出し、身体を強張らせた。
俺の手を握る力が強くなり、もう一方の左手は白衣の袖口をぎゅっと握っている。
そのせいなのか膣がかなりきつくて、なかなか最後まで入ってくれない。


男「え、えっと、優しくするから。だから……」

巫女「ううっ……は、はぃ…………」


39
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:48:02 ID:rq189ViA
俺は空いている手で麻衣ちゃんの胸を触り、少しでも気持ち良くなってもらおうと思った。
そして、少しずつ押し進めていく。


巫女「うぅぅっ、んんぅっ……!!」

男「麻衣ちゃん、全部入ったよ」

巫女「……はあはあ//」

男「麻衣ちゃんの中、すごく熱くなってる」

巫女「はうぅ、何だか恥ずかしい//」

巫女「んっ、んんっ……」


動かすとすぐにイってしまいそうなので、最初にキスをした。
そして口の中に舌を挿入して、お互いを確認する。


巫女「うふふ、この次はどうなさりたいですか//」

男「もっと気持ちよくなりたい」

巫女「良い……ですよ//」


40
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:50:13 ID:rq189ViA
男「それじゃあ、動かすね」

巫女「は、はいっ」

巫女「あうぅっ! あんっ、ああぁん……」

巫女「ああぁっ、あうんっ……あっ! あうっ、あああんっ!!」

男「麻衣ちゃん、気持ちいい!」


腰を動かすたびに、熱い粘膜が絡みついてくる。
それに合わせて麻衣ちゃんが淫らに喘ぎ、嬌声を上げている。
そのことが嬉しくて、俺はさらに腰を突き上げる。


巫女「男さん……はうっああぁん! あぁん……きもち、いい…の」

巫女「はあはぁ、あうんっ……んんっ、んっ…………」


41
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:50:58 ID:rq189ViA
男「麻衣ちゃん、イきそう」

巫女「あんっ、やんっ……いぃ、いく? あんっ、ああ……」

男「もうイクっ」

巫女「んんんっ! あうっ、ああぁん……ああぁんんっ!!」

巫女「……はうんっ!!」

ドピュッ
ドピュドピュッ・・・

巫女「はあはあ、いった……ですか」

男「麻衣ちゃん、ありがとう。すごく気持ちよかった……」チュッ

巫女「んっ、んんっ」

巫女「……こんな気持ちになったのは初めてです//」

男「俺もだよ。すごく満たされている感じがする」

巫女「はい……私もです//」


42
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:51:55 ID:rq189ViA
巫女「……あれっ?」

巫女「わわっ、早く拭き取らないと」アセアセ


ふと見ると、朱色の血液と白い精液が腰巻に流れ落ちていた。
自分を抑えられなくて、つい中に出してしまったのだ。

姫初め、完了。
筆下ろしも完了。
なんてどころではないっ!


男「ご、ごめんっ!」

巫女「これが男さんの精液なんですよね。お洗濯当番の方に見られたら、少し恥ずかしいです//」

男「ええっ?! 心配するところって、そっち?!」

巫女「そっちと言われましても、他にどんな事を心配するんですか?」

男「それはその……妊娠するんじゃないかとか。そういうことを――」

巫女「そのことでしたら、男さんが私と性的な関係を持ったときから結果は変わらないでしょうし、それもご縁ですから//」

男「それって、どういう……」

巫女「かなり恥ずかしいので、先に着付けをさせてください。男さんも衣服をお召しになられてはいかがですか?」

男「そ、そうだね」


43
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 18:53:50 ID:rq189ViA
・・・
・・・・・・
お互いに居住まいを正し、卓袱台を挟んで向かい合った。
妊娠したら責任は取らないといけないだろうけど、心配する様子がないのはどういうことなのだろうか。


巫女「えっと、男さんは私の誕生日をご存知でしたよね。それをどうやって知りましたか?」

男「それはミコナンバーカードを見せてもらったときに、そう書いてあったから――」

巫女「実は私、今日で16歳なんです」

男「えっ、ええぇぇっ!!」

巫女「そんなハレの日に縁結びで結ばれて、すごく幸せです//」


それって、かなりヤバくないか?!
知らなかったとはいえ、俺は未成年の少女とセックスをしてしまったのだ。


44
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 19:00:54 ID:rq189ViA
男「その、なんと言うか、麻衣ちゃんが16歳だったとは知らなくて――」

巫女「でも、名前と誕生日を知っていましたよね。生まれ年も書いてありますよ。それに私の場合、生年月日が一番目立つはずなんです」


氏名:神楽麻衣
生年月日:2000年1月1日
巫女番号:35‐1104


男「あっ、ああぁぁぁっ! 見ただけで気にしてなかった!!」

男「じゃあ、ここで4年間住み込みで奉仕しているって話は……」

巫女「私、この近くにある『私立かんなぎ女学園』の高等部1年生なんです。実家から遠いので寮に入ることになったのですが、学部によっては神社への住み込みが認められているんです」

巫女「だから私はここに応募して、中等部に入学したときから住み込みの助勤巫女として奉仕をすることになりました」

男「て……てっきり、高校を卒業してからだと思ってた」

巫女「男さんが授与所から御守りを授かったとき、そこで奉職していた巫女は何歳くらいに見えましたか?」

男「中学生くらい……かなあ」

巫女「はい。彼女は中等部の2年生で、冬休みの間だけ奉仕をしている巫女なんです。私と同じように、ミコナンバーカードを持っているんですよ。まあ、そういうことなんです」


45
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 19:02:32 ID:rq189ViA
男「じゃあ、ここは学生の巫女しかいないってこと?!」

巫女「ちゃんと本職巫女の方もいらっしゃいます。その方もミコナンバーカードを持っていますし、ご縁があればみくじ棒が出てきます。みくじ棒が入っていないのは、13歳になっていない巫女とすでに結婚している巫女、そして私のようにご縁が成立した巫女だけなんです」

男「じゃ、じゃあ、この神社はこういうことをしているって知ってるの?」

巫女「縁結びは個人のことなので、宮司さまが見合いの席を取り持ってくださった後のことは、すべて巫女と殿方に任されています」

巫女「男さんは私のカードを見て、誕生日をご存知でしたよね。だから私は年齢も知っていると思い、男さんに何度も言いました。これ以上は良くない……と。16歳だということも、一度は伝えようとしたんですよ」

男「あ、ああ……、そうだっけ」

巫女「そして性的な関係を結ぶ前に、この縁結びを巫女として信仰していることも説明いたしました。だから、私はこの縁談に合意があったと考えています」

巫女「男さんは『私と真剣に向き合う』と答えてくださいましたよね。その言葉を、私は心から信じています//」


ここで断ると、未成年者と関係を持った俺は確実に不味いことになる。
彼女が言った『性的な関係を持ったときから結果は変わらない』という言葉。
その意味がようやく分かった――。


46
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 19:03:37 ID:rq189ViA
男「麻衣ちゃんのこと、責任を取るよ」

巫女「私、男さんに相応しい女性になれるように頑張りますね!」

男「俺も麻衣ちゃんを幸せに出来るように頑張る――」

巫女「えへへ// このみくじ棒とミコナンバーカードは、私たちのご縁を結んでくれました。二人でずっと大切にしていきましょうね」

男「うん、そうだね」

巫女「それじゃあ、一緒に書き初めをしませんか//」


その言葉と同時、宮司と女性の神職が入ってきた。

あ、ああ、
これが縁結びか――。


~happy marriage~


47
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 19:04:34 ID:rq189ViA
巫女「すべての巫女がミコナンバーカードを持っています」
―完―


48
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/01/04(月) 19:08:58 ID:rq189ViA
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。



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